アルファステルヴィオは評価されない

エンジンの個性

正直、アルファ・ロメオのディーゼルは見どころが弱いんです。


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スポーツディーゼルと謳っているのですが、7年前のボルボのディーゼルのスペック(190馬力)と変わらず、特筆するほどのものでも無いのですよね。

BMWやGLCの184馬力のディーゼルともさほど優位性があるわけでもなく、名前倒れ…な感じも無くもない。

ガソリンの2リッターターボの280馬力も、2リッターで馬力を押さえているGLCやX3よりは絞り出しているものの、パワーインフレになれた日本人の感覚からすれば、いつかの自主規制の280馬力を思い出すだけで、2リッターでそういうクルマは昔もあったよね~ってところ。今でもワーゲンで2リッターで280馬力のユニットがあるし、AMGなら2リッターで400馬力オーバーの時代、特別ハイパフォーマンスという印象も薄いのです。

2.9リッターのV6ターボもフェラーリチューンドで500馬力オーバーと言っても、BMWではM、メルセデスではAMGなどのハイパワーユニットをしれっと装着したモデルが歴々用意されてきたモデルと比べると、特筆するほどのものでもないようにも感じます。

ミディアムクラスのSUV用意するならハイパワーなエボリューションモデル用意しないとハナシにならないよね、ってところ。
ワーゲンですら、ティグアンRとか用意するくらいなのですからね。

8速オートマも多くのメーカーで標準的に採用されているし、Q4とネーミングを打っている4WDシステムに関しても、縦置きのエンジンでFR寄りの味付けというのもBMWも同じ感じです。SUVなのにローダウンして足回りガチガチ、というBMWのMスポーツくらいの振り切った感じも欲しいですね。

インテリアなど

内装はオーソドックスにまとめてあって、唯一の個性が、ステアリングにイグニッションがあるという、フェラーリ風の個性を出したりしているところとかでしょうか。

ステアリングの左にスタート・ストップボタン

フェラーロとかの方がステアリングの操作系はやりちぎっているくらいのゴテゴテ感ですので、アルファロメオは控えめな個性を主張している感じです。

フェラーリローマのステアリング周り キルスイッチが光ってる

リトルフェラーリくらいやり切って吹っ切ってくれたほうが、選ぶ理由は強くなると思うのですが、そこまででもないのですよね。

ステルヴィオにはパドルシフトもあって、ハンドルのロックトゥロックもクイックで、スポーティさを捻出しています。

操作系も初期ロットは質感低くなんだか凡庸。どこかで見たことあるスイッチ・ボタン類の配列で、BMWののidriveをそのまま持ってきたのかと思ったものです。

まぁ、赤レザーとかをチョイスすれば、イタリア車っぽさも出てテンション上がりそうですね。

機能面では正直、微妙。

ACC:アダプティブ・クルーズ・コントロールや、レーンキープアシストなどの運転支援は国産・ドイツ車・ボルボレベルの制御は望めない感じでしょうか。エラーキャンセルが多めで、ラクにならない…そういうところはイタ車して無くていいのに…って感じで、信頼感は低く、結局安全性能とか運転支援とかは微妙と言う感じです。

修理代も地獄なのでご注意を。

リアシートはそこそこの広さ。

リアシートの形状は平べったいし、座面も大きくなくて、広さも微妙。多分、イタリア車に広さと快適さを求めては行けないのかもしれない。

欧州車にありがちなんですが、リアシートの広さと荷室の広さとのバランスで、荷室を優先する傾向にある車種もたまにあるってことで、どちらかと言うと、荷室の空間の作りが広めです。

ステルヴィオの荷台は広い

荷室容量は525Lとなっていて、BMWX3の550Lと車格が下のX1の505Lの間くらいです。

ボディサイズで言えば、ステルヴィオの方がX3よりも外寸少し大きいくらいですが、荷室容量は負けています。なんならリアシートの作りもX3よりも劣るとも言えるかもしれません。

荷室のアレンジは荷室の端にあるレバーを引くとかでもアレンジ可能。長尺物も積み込みが出来て、アウトドアやウィンタースポーツにも活用は可能でしょう。

サイズの割に室内空間があんまりってのは、マセラティレヴァンテででも感じたりするのですが、デザイン優先で居住用空間の完成度がイマイチってころもあるし、SUVやワゴンづくりのノウハウが少ないから容量を稼げないとか、諸説あります。

運転感覚は良い

エンジンの性能と重量からの想像通りの走りですが、アルファロメオらしいエンジンのフケ上がらせる楽しみではガソリンエンジンが優位です。

走らせてみても楽しいし、ハンドリングもシャープでキレが良いってのは感じるでしょう。

ただ、X3のハンドリングのシャープさとはちょっと違うし、ちょっと狙ってやったハンドリングの味付けくらいのわかりやすさをセッティング出だしている感じです。

駆動力配分も基本はリアよりでFRっぽくと言うのもあるし、ステアリングもクイックで半回転回すだけでもよく車体が回り込むイメージは演出できます。

ただ、やはり最小回転半径は小さくないし、シャープな回答性も初期の応答が良いだけで、コーナリング中にアクセルオンではアンダーになり気味にフロントが逃げるようにも思います。特に前輪のアウトが逃げるような…

走り・コーナリングをSUVスタイルでも楽しみたいのであれば、X3も比較検討する余地はあると思うし、もっとサイズ相応の安定感や上質さを感じたいとか高級感を求めるのであれば、GLCも比較対象としてチェックしておいたほうが良いでしょうね。

中古は狙い目か

アルファ・ロメオの中古は辞めておけ。それは定説ですね。 正確にはイタリア車の中古は、かな。

今は品質が上がって昔のアルファ・ロメオのような古典的で致命的なトラブルは起こらないよ~と言う人も居るのは分かります。

実際のところ、故障やトラブルは多いのか? 

営業さんのコメントとしては…日本車やドイツ車のような信頼性は期待しないで、とのことを聞いたことがあります。

まぁ、電装系のマイナートラブルはちょいちょいあるようです。

電装系、内装のべとつきや色あせ、そしてタイヤの片減りなどは注意ですね。

中古でチェックする時にも、見て触ってスイッチ押してってところです。

ステルヴィオの中古は、登場から4年程度(2022年時点)で、新車当時価格の参考価格はベースグレードで600万~で売れ筋でちょっと大きめのアルミが入っているスポーティグレードなどでは700万円~というイメージですね。2.9ターボのクワドロフォリオグレードでは1200~1300万円ですのでそれも参考に。

2~3年落ちで300万円台後半や400万円台がチラホラあったりして、人気カテゴリのSUVなのに割安感はあります。(時期により相場は変動しますが)

ダサい18インチモデルはお値段安い傾向に

価格の低めのモデルは、ディーゼルのエントリーモデルですね。アルミがダサいモデルは初期ロットの名残なので、アルファ・ロメオっぽさが薄いので、パスしたほうがようでしょう。

20インチの足回りの中古となると、タイヤの残溝にも注意、タイヤ交換で数十万飛ぶ可能性もあります。

輸入車全般に言えるのですが、正直いつ壊れても大丈夫なように、中古でも2年程度の保証は遭ったほうがベターです。

修理代が高い、特にあまり台数売れていないイタ車では部品供給が他のメーカーのものよりも遅くて高価なケースもあるので注意ですね。

まとめ

新車で狙うのであれば、MY2023:モデルイヤー2023の20インチが標準になった現行型がおすすめです。

ガソリン車のフケ上がりを楽しめる2.0ターボモデルがベスト、しかし逆に価格帯的に他の同サイズのSUVよりも割安感のあるディーゼルモデルも良いかもしれません。

2.9V6クアドロフォリオは、超絶パワーのエンジン故にメンテナンスコストを多めに見ておかねばなりません。熱対策なども含めてトラブルも起こりやすい可能性もあるのでファーストチョイスとしては微妙かもしれませんね。

中古になると値が落ちやすい傾向にあるものの、ここ最近は残価設定ローンで下取りを3年55%程度を保証するなど、リセールの維持にメーカーが乗り出し、認定中古車も増やして中長期的に売れ筋に育てようとしています。

中古車の下落が少なくなって故障やトラブルが少なくなってアメ車品質と言われなくなったら評価を得られる走りの良さを秘めたモデル、今後どうなるかも楽しみですね。

PHEVやハイブリッド、EVに切り替わる前にエンジン車で走りを楽しむのにアルファ・ロメオ、一度は堪能したいイタリア車のある生活に、今年のモデルからはオススメ出来るかもしれません。

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