自動車保険の13か月ルールと等級・年齢条件のせめぎ合い

事故と等級の扱いと

以前ブログにて、短いスパンの中で自動車保険を使う事故を立て続けに起こしてしまった場合の事例を紹介しました。


※当サイト内アフィリエイト広告等が表示されます


等級が悪くなって割増しの保険料などのデメリットが発生した時の対処法の一つとして 13カ月 ルールと言うのを紹介しております。

そう滅多にある事ではないものの、それでも不幸が重なることもあり、そんな状況でも生活している地域によっては自動車を手放せない・一人一台ないと生活・仕事が成り立たない、と言うようなこともあります。

事故を多く起こす人にはそんな事を教えず、自動車から降りてもらった方が良いのでは…との話も有りますが、それは行政処分・刑事処分によって免許証の取り消し・剥奪と懲役・罰金などで処理してもらうとして、民間の保険会社との契約に関してはまた別のハナシでもあると前置きをしつつ、13カ月ルールを掘り下げて解説していきたいと思います。

13か月ルールの注意点

さて、13カ月ルールって何なのかは、簡単に説明すると、13カ月で過去の不利な等級の割増しの履歴が消える、保険加入時の告知の対象外になると言う物。

等級が良くも悪くもリセットされるよ、と言う物は理解してもらえるとして、注意点をいくつか。

13カ月ルールを使うなら

  • 解約・契約満期から13カ月間での自動車保険契約には告知義務がある
  • 13ヶ月超=14ヶ月以上 
  • 自動車の入れ替えや名義変更でバレないんじゃ… → バレます

前契約の満期日、解約日または解除日の翌日から13ヶ月以内=13か月超=14カ月以上 と謎の読み替え…

保険会社により微細なディテール的なルールが違う可能性もあるのですが…満期日の翌日が起算日だ、とか、マイナールール・ローカルルールもあるかも。コールセンターや保険屋さんの営業さんにそういう方法論の説明を求めても、嫌がらせ的にネチネチ言われたり、わかりやすく説明してくれない可能性も無きにしも非ず。

ネット系の保険の見積もり作成でも13カ月と出てくる時にはその説明もしっかりチェックですね。

過去13カ月以内に満期を迎えた保険はないか?ネットから申し込みできない事もある

13カ月ルールの根拠となる告知事項で、13カ月を超えれば告知の義務もなく、その前の割増しになってた等級は引き継がずに済む、となるのです。

ダイレクト系の保険会社でもコールセンターやチャットサービスなどで13カ月の計算、いつから(何月何日契約始期なら)がセーフ(?)なのか確認した方が良い場合もあるかもしれません。

補足・虚偽の告知は1~2カ月でバレる

このネット申し込み系の告知、バレないんじゃ?と思って見積もりを作って申し込みをして、割安なままで契約出来ちゃった!ってことはあります。しかし、申し込みから1~2カ月で保険会社が金融庁への届け出や保険協会などの契約者情報の名寄せのような物で過去の契約履歴が把握されることとなり、差額分が追加徴収されます。場合によっては虚偽の告知での保険加入という事で契約解除だってあり得る大事になります。その間に万一事故を起こしてしまっても、給付が降りない可能性だって出てきます。差額と免責設定するからその分を支払わないと保険金を支払わない、みたいな。

なので、告知でズルするのはバレるので、止めましょう。

さらに、ユーザー側からすると車を変えて、家族名義のクルマにして、など小細工を考える方もいるようですが、同居の親族を代理にしても、バレます。

同居でなければ、とか、ちょっと遠い親戚など他人名義で契約をすれば…と悪知恵を働かせても、後々トラブルになる恐れがあるのでお勧めしません…というかダメ絶対。

と言うのも、保険のカバーする条件を誰でもOKにするとリスク判定的にマイナス、保険料が割高になります。さらには事故を起こした際に契約者の使用を想定した地域と違ったり、かつ、恒常的に別の人が運転していたとなると、実際の契約者・使用者を偽っての契約ともなりかねず、低い等級での再計算での追加差分徴収、更新の際にさらに割高な保険料となるなど、代理的に契約した人にとんでもないデメリットが発生して迷惑をかけかねないのです。詐欺ととられかねないので大変危険です。

等級と年齢区分

等級が下がるけど、年齢の区分の変更で相殺される…そういうことも有るかもしれれません。

ただし、21歳前後がその差が大きいだけで、次点の26歳到達時ではさほど大きな金額的な変化はないかもしれず。

例えば、20歳の方が6等級 → 3等級になったとして

参考:等級による割増・割引のイメージ

19%割引 → 12%割り増しで 合計 31%程度の負担増となるものの

21歳になって更新となるケースでは

年齢区分による保険料の変化

とある保険会社の見本の年齢区分による保険料の変化(時期や車種により異なりますのであくまで参考に)

21歳になると一気に安くなります。

他の保険会社での概算でも同じような傾向にあり

多くの場合、年齢条件なしから21歳以上補償になるタイミングで半分・半額位になります。

そして、21歳 → 26歳以上になる時に3分の2くらいになる、みたいな保険料の推移ですね。

10代は超ハイリスク前提契約だという事ですね。

ちなみにこの表には、というかあまり表に上がってこないかもしれませんが、60歳以上の高齢者も事故率が高く保険料が上がる傾向にあるようですね。見積もりを取って別の年代と比較しないと表に出て来ないネガティブな数字があるとかなんとか。高齢化でそもそも高齢者ドライバーの人数・割合は高いし仕方がないし、高齢ドライバーは危険だというのも頭の片隅に入れておきましょう。

事故を起こしてしまって、保険料負担が翌年31%程度上がる…しかし、年齢条件が変わって半額にもなる…
相殺したら、むしろ20%引きくらいになるんじゃね? という事もなくもない。

であれば、割引に戻るまでの年数は3年程度かかるものの、13カ月ルールのために車を手放したりせずとも、多少割高な保険料で自動車保険をかけ続けることが出来ます。

その他に考慮すべきところだと、数年間無事故で来てて、10等級以上まで上がって来てて、25→26歳に差し掛かる区分の変化の辺りで事故を起こしてしまったケースなど。

等級的に3ランク下がっても割引率の変化は25%程度になり、かつ年齢区分的には30%程度安くなるであろう事を踏まえると、実際の年単位の保険料負担は大きく変わらずに済む、ということも有りそうですよね。

さすがに2度・3度と事故を起こしてしまうと等級的に大きく下がり、更新費用・更新の可否もかなり危うくなってくるとは思いますが、等級の割引率・年齢階層別の保険料なども計算して、負担とのバランスを考えていきましょう。

同じ補償でも比較的保険料の安いネット通販型・ダイレクト系の自動車保険への切り替えや、一括比較見積もりなどで同条件の安い保険会社を探すなども検討しましょう。

自動車保険ネット一括比較

そもそも保険が要るか迷ったら読む記事

その他の見直しポイント

更新で保険料が高くなるようなケースでは、保険会社そのものの見直しも大事。ネット系ダイレクト保険は代理店を構えていない分安い傾向にあるので、付帯サービスなどと天秤に掛けて検討する価値はあります。

その他にも、特約について見直しなども検討しましょう。

個人的には弁護士特約は付けておいた方が…とも思いますが、代理店で契約の場合には相談して決めましょう。

車両保険の金額を少し低めにしたり、免責額(保険を使用する際の自己負担分)を高めにするなどでも若干は保険料は下げられます。

基本的には事故に遭わずに過ごせれば良いのですが、不可抗力の貰い事故というのも起こったりしますし、巻き込まれることもある。動いている車・バイク同士の事故であれば10:0で結審することはないでしょうし、クルマ対バイク・自転車などだと交通弱者側の救済で過失割合に修正が加えられたりすることもあるので、備えは絶対に必要ではあります。

もし、2回~3回と事故を起こしてしまった場合は、当面は自動車任意保険込みのカーリースで13カ月(実質的には14カ月)でリセットを待つのもアリかもしれません。

高額な自動車保険でなんのために自動車に乗っているのか、維持費の意味が分からなくなることの無いように!

高い保険のサンプル…

年払いのみで40万超えとかね…50万超える見積もり・試算出ると分割不可・引き受け不可、とか、損害保険会社的な裏ルールも有るのかな‥?

保険料を安く、維持をラクに、そして安全運転で善きカーライフを!

Follow me!

まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

そういう方には新たな選択肢が増えてきています。

査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。

このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。

しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】

ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

ナビクル車査定

ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!

一発入札&競りオークションの事例はコチラ