残価は絶対に損をする?デメリットだらけとは限らない付き合い方

ここ最近目にした残価設定否定の弁護士さんやFPの方とかのコラムがあって、ちょっと気になったんですよね。


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出来れば2022年発売開始直後の新型ノア・ヴォクシーをサンプルにとか、モデルチェンジが噂される新型フリード登場間近で現行のフリードの残価清算とかをサンプルに解説して、と思ってましたが、もう少し前提のハナシもまとめておいた方が良さそうかなと。

要は残価設定クレジットとの付き合い方や活用の仕方なんですが、残価設定クレジットは損をする!という論調、そしてそれに群がるコメ民たち…アンチ残価勢がいるのはわかるのですが(過去に大損ぶっこいた方やディーラー・営業マンに騙されたと思っている方とか…)、条件さえ合えば選択肢が増えるし、支払総額だって高くないなどメリットもあるので、解説してきたいと思います。

あと、早めにお伝えしておきますが、現状残価設定クレジットを利用している車でも、普通に買取業者などを使っての残債との相殺で売却とか可能です。リースと混同している人が多いので、ただの最終回の支払いが大きいローンですよと覚えておいて欲しいものです。(少ない支払い回数での一括清算だと繰り上げ手数料・契約解除金を取る所があるなどリースっぽいと思い込まされている人もいますので、契約内容を確認しましょう。ちなみに通常の自動車ローンでも繰り上げ返済で手数料を取るケースもあるので、残価設定ローンだけのデメリットではないケースも多いです)

そもそも絶対に残価に手を出してはイケない人

メリットだってあるし、と語り出しておきながら、絶対に残価ローンに手を出してはいけない人がいます。デメリットの方が確実に大きい人としては…

まず第一に

改造する人

カスタムベースで新車を買う、とか、チューニングして自分好みにする、サーキットを走るためのクルマを買うと言う方だと、残価設定クレジットの利用はNGです。数年後の返却の時にノーマルに戻せばいいと言えばそうなんですが、手間だしデメリットが増えると思うので、止めた方が良いですね。

第二に

運転が下手な人

ぶつけたらアウト、と言えばそうなんですが、苦手でぶつけそうならそもそも車に乗るのを遠慮して頂いた方が良いでしょう。実際の所、多少ぶつけても直せば問題なく残価は保たれますし、直すお金が惜しければ、返却時の査定でマイナスを受けえれれば良いだけの話。自分で板金屋持っていくよりも、査定のマイナスの方が小さいこともまま有ります。あとは、残価なら事故にも気を付けなければ…とかいう方もいるのですが、それは残価関係なく気を付けなればイケないヤツです(笑)大きな事故への不安などあるのであれば、任意保険無保険なんてもってのほか、自動車保険で車両保険も掛けた方がベターなんですが、それも残価設定に限ったことではないかもしれません。

第三に

お金がある人・なさすぎる人

自動車ローンを利用するかどうかの前提の前提みたいなものですが、現金払いできるのであれば残価を利用しない方が良いケースも多いし、残価ローンで支払いがギリギリとかだと、なんのための月額の負担が低めのローンの活用なのか?となるので、車両のクラスを下げるか、中古を検討するか、無理のない範囲で変えるクルマを検討するほうがベターです。いわゆる無理してアルファードとか、維持できなくて辛いとか車体大きくて運転が大変とか、相応のレベルのクルマを選ぶ方がカーライフとしてはストレスが少なくなるなどもあります。

その他に過走行とか注意点もあり、年間9000㎞~12000㎞(メーカーによって15000や18000㎞もある)などの目安も有ります。ちなみに1㎞超過で5~10円程度の減額処理されるなどもあり、10000キロ超えると5~10万円査定が下がるケースもあると言うこと。高額な車両の10万程度は誤差の範疇とも言えそうなんですが、あまり元値が高くない車種で10万買い叩かれるとけっこうダメージがデカイと言うことも有るかも。

残価は損をする前提?

残価でローンを組むと、金利:手数料が高い、これはあながち間違いではない。

最終回に据え置く車両価格にも利息が掛かり続けることによって、金利・手数料が高いケースがあります。元本が減らないイメージで、そういったイメージやワードが先行しているパターンが多いでしょう。

しかし、残価設定クレジットの場合には別で金利・利率を設定していることが多く、通常のオートローンよりも低金利なケースが多いです。実際の利率はトヨタなんかだと地域・販社などによってかなり差があるものの、通常ローンでは6~7%なのが、残クレだと4~5%程度など。

新型ノア・ヴォクシーの残クレ時の年率の違い

残価設定で利率が低くなる傾向にあると言うのも、一応理屈上は車を担保に取っているイメージがあるようですが、実際のところ残価のほうが売りやすいし、ディーラーで下取りで回収しやすいなどのメリットを踏まえてのもの。毎月のローンの支払いが終わったと思っても清算についてディーラーに相談する流れで顧客が逃げにくい、ようは足カセになりやすいから、とか。実際は関係無く中途でも売却できるのですが、心理的にそう思っている顧客が多く、付き合いが続きやすいようです。

適用される利率の適用が違うと、実際の支払い手数料にも違いが出てくるので、一概に割高とは言えない部分もあったりします。

実際の所

では、実際のところの金額面を見ていきましょう。

サンプルは新型フリードの登場を控えている現行フリード。ホンダです。大人気の新型ヴォクシー・ノア(2022年新型)でシュミレーションしたかったのですが、地域や販社で金利の設定違い過ぎてパス。

ホンダは自動車ローンの金利を全国一律に統一していて、3.5%のオートローンを利用できます。 なのでホンダで、中堅人気車種のフリードです。

全国統一金利で安心

そして、フリードは残価設定クレジットの利用時には2.5%となっていて(この数字は時期や販社によって違う事もあるらしい)

頭金はゼロ・グレードはGホンダセンシングハイブリッド(hybrid)のFFで258万円程度の車体価格、オプションでナビとその他装備を付けて、300万円程度の車体価格とする。

ホンダフリードの5年後残価は33%と言われている(販社や時期によって前後がある)ので、残クレの利用だと100万円を5年後に回すことが出来ます。

ローンシュミレーションとしては…

2.5%の残クレだと毎月4万円弱、最終回お支払いが、100万円、分割手数料(利息)が25万強、といった感じです。

これをフルローンの5年だと

頭金ナシで3.5%だと毎月5.5万円、分割手数料で27.5万円程度。そして、払い終われば残債無し。あとは売るなり乗り続けるなり自由だってところです。

毎月の出費は1.5万多くてきつかった、けど、払い終えたぜ~って感じでしょうか。

そうなって来ると気になるのが残価100万残ったケースのその後の身の振り方、みたいなところですよね。

残価設定のその後…気になる選択肢については以下の次ページ(2ページ目)でチェック

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

そういう方には新たな選択肢が増えてきています。

査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。

このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。

しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】

ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

ナビクル車査定

ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!

一発入札&競りオークションの事例はコチラ