新型LXと兄弟車ランクル300との差別化を探る

LXの価格とか

レクサス(トヨタ自動車)は2022年1月12日、フラグシップSUVとなる新型レクサスLX(Lexus LX)を販売開始とリリース。


※当サイト内アフィリエイト広告等が表示されます


以前のデザインのスクープ通りに来ていて、順当に販売開始、大幅な価格上昇も懸念されていましたが、1250万円~となりました。

レクサス新型LXの価格

  • LX600:1250万円
  • LX600 OFF ROAD:1290万円
  • LX600 Executive:1800万円

プラットフォームを共通するトヨタ製ランドクルーザー300系の兄弟車であり、おおよそ半年遅れでのデビューとなり、グローバルに展開するモデルで世界各地にランクル、LXを売り分ける世界戦略車です。

LXは富裕層向けの大型SUVであり、ランドクルーザーとの差別化をしなくてはいけないモデル。高くて豪華なランクルじゃんって身もフタもないことを言わせないように(ランクルは500万円台~で売れ筋の豪華仕様は800万円ちょっとのイメージ)販売当初においてメディアはランクル300系との露骨な比較はご法度だったりします。(+500万の価値は?ってのは大手メディアはしばらくやっちゃいけないヤツ)

ランクルとの棲み分けと価格差に見合うかについて解説していきたいと思います。

LXとランクルの交差するところ

LXはサバイバルなリアルSUV性能よりも外観の煌びやかさと内装の豪華さが大事で、そこを強調する路線を踏襲しつつ、ランクルでいうところのGR-Sport的なオフロード特化型グレードを設定していたりします。

テレーンカーキマイカはミリタリーグリーンっぽくオフロードイメージを強調

18インチのオフロードグレードと、

22インチまで用意するエグゼクティブと、

20インチが標準のLX600無印には385,000円で22インチへのインチアップのメーカーオプションというチョイスがあります。

なかなかに設定に幅があります。通常でも20インチと大径であり、しかし幅は18インチでも22インチでも 265幅で統一。

タイヤの径の大きさではランクルの20インチ・モデリスタの21インチを上回る22インチを用意するものの、タイヤ幅は旧型ランクル200系や、または新型300系のモデリスタの21インチの275/50R21よりも細いことに。カスタムサイズとかではもう少しワイドなタイヤを履かせたりも行けるのでしょうが、見栄えと実用性の落とし所でこのサイズ展開なのかもしれません。

新型ランクルではディーゼルを用意したり、内外装の質感向上を狙ったZXを用意しつつ、レクサスLXではオフロード寄りのグレードを用意するなどそれぞれの得意領域と新領域のアピールをして顧客のニーズに幅広く答えようとするのはトヨタ流です。

数年後のランクルのモデル・グレード整理はLXも一体となって一緒に見直されることでしょう。

LXとランドクルーザーとのサイズ比較

レクサス新型LXのボディサイズは全長×全幅×全高:5100×1990×1885mmとなっています。

新型ランクル300ZXのサイズは全長:4985㎜×全幅:1980㎜×全高:1925㎜です。

LXはランクルより12センチ前後に長く、幅はどっこいどっこい、高さは4センチほど低いということになりますが、基本巨体と言うのは変わりません。

日本の道路で使うときには5mを超える全長は入れない場所・施設・駐車場などが増えるなど、取り回しと実用面でデメリットがでてくることもあります。デザインとラゲッジのスペース確保に充てられた分、より贅沢な車だと思いましょう。

外観のデザインについては以前にボンネットのラインをスクープしたり

テールランプの横一文字は予想通りであり、しかし、ツートンルーフ・ツートンカラーは設定がない。

レクサス新型LXのボディカラーは全6色

  • ソニッククォーツ
  • ソニックチタニウム
  • マンガンラスター
  • ブラック
  • グラファイトブラックガラスフレーク
  • テレーンカーキマイカメタリック

レクサスのイメージカラーとしては珍しいオフロードイメージを高めるテレーンカーキマイカメタリックのようなミリタリーグリーンっぽいアウトドアを感じさせる色も用意されていたりします。

パワーユニットと重量と燃費でちょっとした逆転が…

415馬力・最大トルク650Nmを発揮するV型6気筒3.5リッターツインターボエンジンは10速ATと組み合わされ、2021年8月に発売開始した新型ランドクルーザーと共通のスペックでディーゼルの用意はない。

遅れてディーゼルやハイブリッドも用意される予定ですが、半年ずつ小出しにするのか、海外向けの設定なのか、1年毎に追加かは未定。

ハイブリッドはタンドラのTRDプロ(北米販売車両)の悪路対応型のハイブリッドを追加する予定だとか。

重量は旧型よりも200kg軽量化!と文字が踊ることが多いですが、旧型が重すぎただけ、純粋にランクル300系もLXも日本車の中では重量級で燃費は期待できないレベルのものだったりします。

LXの車重:2540kg となっていて、燃費はWLTCモードで8.0~8.1km/リッター

ランクル300系は 重量2500kg、ガソリンは7.9km/L、ディーゼルは9.7km/L です。

そう、LXのガソリンターボの方が燃費が良い。

同じエンジンなのに、そしてLXのの方が重いのに・・・

その答えは、おそらく電動パワーステアリングの採用でしょうか。ランクル300系では油圧式パワステに電動アクチュエータサポートタイプで、車輪に大トルク・強い負荷がかかるような使用状況でも安定して性能を発揮するため、というのと、レーントレーシングアシストなどの操舵支援を電動アクチュエータでアシストするという耐久性・安定性と運転支援を両立を目指すタイプでした。

それをLXでは割り切って電動パワーステアリングを採用、ランクル300とは使用環境や想定が違うことも踏まえてのことなんでしょう。

油圧式のパワステよりも電動パワステの方が燃費向上に寄与することもあり、おかげで燃費性能が向上したと言うことがありそうです。

操作系とインテリアなど

インテリアも普通に最上級の高級感を備えていて、そこに本科kオフローダーとしての機能美も備わります。

ナビ周りとメーター周りの液晶の増加もランクル比で価格上昇する要因の一つでしょう。

視認性・機能性、レクサスの最上級がそこにある、と言えばそうですが、メーター内にナビを表示するデジタルメータークラスターは不採用。トヨタ的にはそこにナビ画面を写すのはなかなか採用されない。

いつも何かしらの世界初を無理やりねじ込んでくるのが好きなトヨタらしく、リアまわりのシースルービュー可能なモニターを用意しています。

これもランドローバー・ディフェンダーなどで数年前からあるもの、フロント用のものでは先を越されたので、実用上必要かは置いておいて、世界初後ろの地面も透けて見えますよ、と持ってきています。

レクサスでセンスの良い内装とライトアップは期待できなかったものが、ついに、インテリアにイルミネーション機能が付きました(笑)

1000万オーバーなのにナイトドライブに華がナイと言われていたもの、これでようやくメルセデス・ベンツやBMWに内装のキラキラ感で追いついたってところでしょう。

ランドクルーザーでは無い装備でもあるので、気になる人もでてくることでしょう。

そして、2列目特化のエグゼクティブラウンジ的な4人乗りのリムジン仕様も用意。

ここらへんのデキの良さは、他社のハイラグジュアリー系のSUVリムジンへの対抗で必要なのでしょう。

装備の充実と品質、故障の少なさなどのポジティブな要素と、十分に贅沢な仕立てで、これならマイバッハGLS(2700万円~)要らんでしょう、とコスパの高さ(1800万円)でアピールするのでしょうね。

決して見劣りしないレベルにラグジャリーになっていると言えそうです。

日本製の割安に見えるラージサイズSUVリムジン、どこまで受け入れられるかも興味深いですね。

納期とまとめ

納期は未定でまだ公表できる段階に無いそうです。

まるで新型ランドクルーザーのようでもありますし、納車待ちが数年続くことも考えられます。

納期目途に関するご案内として以下の文言があり

弊社車両をご検討、ご注文いただき、誠にありがとうございます。新型LXは、22年1月12日(水)より販売開始となります。納期の見通しがわかり次第、速やかにご案内いたします。何卒、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

展示車・試乗車に関するご案内として、おそらくランクル300系の試乗車が無い、というのと同じような対応も考えられます。盗難のリスクが高く、輸出転売に利用されやすいランクル・レクサスの定めのようなものです。

LXはプラットフォームとエンジンがランクルと共通で、車開発にお金をかけた割合に対して販売価格が高いのでは?とボッタクリ価格と言われる筆頭でもあります。レクサスのバッジ代で100万とか、実際にそういうモデルもあったりしますが、基本的にLXにおいては価格に見合った改良も加えられているように思います。

電動パワステの採用とか、なにげにやりよるな、とか。

その他にもインテリアライトなどようやく採用してきているというのもあって、ランクルZXよりも数百万高いのも納得が行くようにも思います。

ランクル300系と同様に、短期での転売は色々人生でのデメリットとペバルティを受けることがあると、転売ヤーの方は覚悟しておいてください。そして、やめておいたほうが良いです。

存在感あって、おもてなしも出来る、LXの展示・試乗も楽しみにしておきましょう

Follow me!

まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

そういう方には新たな選択肢が増えてきています。

査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。

このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。

しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】

ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

ナビクル車査定

ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!

一発入札&競りオークションの事例はコチラ