認定中古車でもプレ値の裏事情、高騰中古は色々確認しよう

中古相場の高騰の中で

2022年も中古車相場は人気車種を中心に比較的高値安定しています。


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その大きな要因としては、新車の納期遅延の慢性化などにより、現物があって即納可能な中古車に注目が集まっているということ。

使い方・二ーズによりますが、高年式の中古車であったり、実用性が高い車種を中心に高値。そして、コアなニーズのある車を中心にプレ値が付いていて、そういう中では認定中古車が保証がついて安心感があり適正な値付けで狙い目と紹介したこともあります。

しかし、やはり利ざやが大きく出ることもあり、一部のスポーツカーとかではとある事情もあってか認定中古車でもディーラー系でもプレ値をつけていることもあるので、注意点も紹介していきたいと思います。

認定中古車のプレ値

一例として、2020年、2021年式のシビックタイプR(civic TypeR)。

新車価格は458万から、乗り出しで500万から550万程度の乗り出し価格だった予算感になります。

2021年で販売終了し、最終モデルに近いタイミングで限定車を用意、抽選販売で台数限定ということもあり、リミテッドエディションは販売開始即ソールドアウト、そしてすぐに高値・プレ値、1300~1500万程度で数台が転売され、ホンダとしても頭を悩ませたモデルです。

今回取り上げるのは通常ラインのモデルで、特別プレミアムつく要因は少ないものの、一般的な中古相場は上昇基調のなかで、ガソリンターボのMTで操るハイパワー車が軒並み絶版になってきてて、やや人気が復調、ホンダの認定中古車も新車より高く売り始めています。

日本全国で見れば、ネットに出ているもの、出てないものがあり、この個体は無限・ホンダアクセスパーツが付いて600万円オーバーという設定です。

この他にも700万円を超えるものも街の中古車屋、ディーラー系ユーセレクトなどでままあったりする中で、認定中古車でも下取りで買い叩いたであろう車をプレ値で販売しています。

中古相場高値に合わせて下取りを高くしてあればそれが理想、再販は相場に合わせて値を吊り上げているのかも…?全てのディーラー系列がそういう価格設定をしている訳では無いでしょうが、利益出るならやる所はやっている可能性があり、そして更なる転売を防ぐ敢えての値付けもあって、その中に紛れ込む割高な車を選ばないように気をつけましょう。

高値は仕方がないとしても

さて、こういった車種の高値の理由として、オプションなどの価格を踏まえれば~と言うのがセールストークのお決まりです。

偉大な生産終了車でもあり、そして二度と新車で手に入らない、オプションで多数の装備品があって~となると、それなりに納得性もあり、その気になってしまうことも有るかもしれませんね。

実際その通りであり、ある程度の高値を維持するのは仕方がない部分も理解できます。後述しましすが、販売店も事情があります。

しかし、個体ごとに差があると思われるものの装備などをしっかりと分析していくと、そこまで実際はオプションとかも高価ではなかったのでは?と解るケースもある。

無限のパーツで固めている、セールトーク的には言っても実際は無限製のパーツはインテリアにちょっとドレスアップパーツなどを装着しているだけで、実は他はホンダアクセス製のドレスアップアイテムだったり(純正だからクオリティが低いわけではないけども無限に比べればちょっと安いとかある)、

ミラーのカバーも無限でなくホンダアクセスのカラードカバー、ボンネットエアスクープはブラックでカスタマイズされていると思われるもの(流用だったりアフターパーツでドレスアップだったり)、グリル・ヘッドライトガーニッシュもハデハデしく見えるもののノーマルだったり。

数点の無限パーツをペロっと貼ってあるだけで、無限仕様と言われても…となるんですが、元が派手なシビックタイプRゆえに、まぁ、それなりにそう見える(笑)

挙句、18インチがバッチリ決まっているでしょう?ブレンボでブレーキの効きも良いですよ…なんて言われた日には、それはアルミホイールを標準シビックと間違えているのでは…となります。

シビックタイプRは235/40R20の20インチが標準で、ブレンボだって標準じゃ!

販売員さんが600万円のホンダとしてはかなり高額なスポーツカーを販売するに当り、中々に知識不足だとちょっと残念です。

せめて、装備や価値が分かってないと、こういった高額転売…じゃなかった、プレ値の中古車を売るにはねぇ~って、相応に見合うプレゼンテーションしてもらわないと、なんとなく相場見たら高いっぽいから下取り車を高値で売ってみたと見えてしまうので残念です。

値付けの参考数値と裏事情

ホンダ純正ナビは実際16万円程度であり、コーナーセンサーやフロント・リアカメラを足しても25万円程度、アクセサリーパーツなどもそこまで本格的な無限パーツで武装しているわけでもなく20万円程度の付属品でしょうか。2021年7月まで販売していたシビックタイプRは当時多少の値引きも出来たので、2020年後半~2021年式参考乗り出し価格は、やはり500~530万円程度だったと予測されます。

下取り・買取で400~450万円程度であったとして、この価格帯のクルマであれば本来なら50~100万円の利益を乗せて再販のところ、600万円で行っとけ!みたいになってしまっているのがちょっと残念ですよね。

ただ、販売員の知識不足がやや残念ではありますが、もし仮にこの個体を一般的な値付けなどで450~500万円でネットに載せてしまうと、業者や転売ヤーに買われ、高値(600万円~で利益を乗せられ)で転売される可能性も有るそうな。そうなるとホンダとしても面白くはないので、そういった事情も踏まえて相場をある程度は見るのにも理解が出来ます。

そういった裏事情みたいなものもあっての値段の提示もあるようで、認定中古車でありながら、交渉次第で多少の値引きは効くようです(笑)

10万円程度はサラっと引けるようで、ある程度信用できそうな個人であれば(業者が個人を装って買うと思われなければ)もうすこし好条件を引き出せる可能性もありそう。例えば遠方の人が現金一括で買うとかだと怪しく思われ、値引き交渉は微妙だったりとか、いろいろ販売店的な事情がありそうでもあります。

なので、ディーラー系認定中古車でもプレ値を付けている時には諸々の事情があるケースもあり、理解を示しつつ、転売目的でないのであれば足しげく通い、交渉してみるのも良いかもしれません。(価格交渉しているうちに定価で他の人に買われるリスクもあるけれども)

※コロナ禍の納期遅延や、海外への輸出転売など、多くの情勢の変化により中古車相場は変動しますので、このブログをご覧になる時期により実情が違うということも有るかもしれません。最終的なご判断などはご自身の責任でよろしくお願いいたします。

中古サイトに載っていたりなかったりも色々と事情があってのこと。店頭いくと中古で色々あるじゃ~んってことも有る、単純にネット掲載の広告費的な問題だったり在庫管理の事情だったりもあるので、ネットで見るだけでなく近所を回ってみるのも良いのかもしれません。ネットで探すのは効率は良い物の、ネットの中にあるもの(ストック・在庫)が全てではなかったりします。

中古車との出会いは一期一会であり、そして納期遅延の慢性化の流れの中では即納可能な中古車は一部車種を中心に人気で高騰傾向でもあり、2022年に車が欲しい人には難しいタイミングでもあります。

ホンダは少し年式的に落ちたクルマでも、認定中古車で保証が長期付けられるケースもあり、安心感があるかもしれません。記事など参考にしつつ、販売店と交渉できると良いですね。

実車を見て、納得できるかを判断して多少交渉してみて、善き車選びが出来ると良いですね。

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