新型アリア展示車チェック・出遅れで並になったEVプロモーション
もし、アリアが当初のスケジュール通りに2021年初頭に発表・発売開始になっていたのなら、まあまあ先駆者としてのポジションを取れてEVの日産というイメージをより強固にしたのでしょう。
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しかし、相当販売開始が遅れて、出すぞ出すぞ詐欺みたいに引っ張った挙げ句に、まだまだ普通に試乗できる状態にすらない。
ベーシックに一般販売を始めているのはアリアB6のみで、2021年6月からは受注しているものの、手付金は5万円に設定しているものの、納車時期は公式には2022年3月リリースとなるっているものの、実際の納期は電気自動車に対する補助金・助成金などをアテにしている部分が強く、年度が変わって4月以降になるケースが多いらしいとか。
B6のFFで539万円が通常価格のようです。
B6であれば、218馬力であり、WLTCモード航続距離:470kmといった普及レベル車種のスペックとしてはまあまあってレベルに。
馬力があるのはB9の4駆で394馬力 リミテッドエディション登場時の記事も参照いただければ。
最も航続距離があるのがB9のFFで610km程度。
本来目を引くスペックのはずが、まぁ、価格帯的にEVに求めるレベルとしたはフツーなんです。
陳腐化して忘れ去られないように展示はしてあるものの、他所のメーカーの飛躍的な進歩の前に霞みつつあるような…ってところです。
展示車チェックしてきたのでブログで解説していきます。
クーペSUV、少しぽっちゃり
アリアのサイズは全長 4,595 mm x 全幅 1,850 mm x 全高 1,665 mm
RAV4:全長 4,600mm x 全幅 1,855mm x 全高 1,685mm や、
CX5:全長 4,575 mm x 全幅 1,845 mm x 全高 1,690 mm
に近いサイズ感です。
ルーフが傾斜して少しスタイリッシュさを狙っています。
ルーフラインやウィンドウの処理なども流麗さを狙っているものの、胴体がやや厚みがあって、腫れぼったい。
RAV4とCX5とサイズ近いのホント?ってくらい、ボテッとしている。もしくは浮腫んでいる?
実際のところバッテリーを床下に敷き詰めていて、床が厚く、高く、室内空間も結構侵食している感じもなくもない。
エクステリアも内装も、最新だという旬を逃しつつあり、BMW-iXの半額程度の価格ではあるものの、ダウングレードバージョンみたいな感じがする。
古くなったスマホのように、形としては代わり映えないものの、機能・デザインがすこし古臭くなって来ています。
横一文字のテールにシンプルなレタリングでのNISSANの表記、レクサスNX・ISに先を越されてしまったようにも見える。
陳腐化した装備たち
プロパイロットにリモートパーク、あと1年早ければ、と思うものが多いです。
むしろプロパイロットに関しては、付けないとACC:アダプティブクルーズコントロールとレーンキーピングアシストが付かない他の車種も日産に多く、そろそろ名前負けの出遅れっぷりは危険水位であり、標準になってほしいものです。
プロパイロットハンズオフ
プロパイロット2.0はスカイラインあたりから採用を始めたもの。ハンズオフドライブできるイメージ、自動運転とかを匂わせて、先進性のアピールをしていましたが、もほや他のメーカでもACCやレーンキプは当たり前になっているし、実際プロパイロット2.0を搭載しているのがスカイラインとアリアくらいのもの、売れ筋とは言い難い車種での展開をプロモーション的には日産の殆どの車でそういうことが出来る、という錯誤を狙う作戦です。
作動や制御も改善されてきているものの、プロパイロットいらないという人もいるので標準化の是非は人によるのでしょうが、ハンズオフの日本初はBMW3シリーズに取られちゃっていたりします。
レヴォーグやアウトバック、WRX-S4にもハンズオフ系は設定が普及していて、逆に日産は遅れてる印象もあります。
リモートパークはNX、ノア・ヴォクシーよりも劣る
メーカーオプション設定されているプロパイロットリモートパーキング、これは、前後しか動かないやつで、5~6年前にドイツ車から採用が始まっているもの。
5年遅れだなぁ~ってのが残念というよりも、2021年に登場したNX、2022年1月に登場する新型ノア・ヴォクシーのような量販車種にも展開され始めている中で、ドヤって持ってきても、最新のトヨタのバージョンに追いつけていない感じが…
インテリアはBMW-iXと似ている
ハンドルの形状とか、未来感を出そうとすると似てくるのか(笑)
センターコンソールの2段になっているところ、左右でウォークスルー出来るようになっているというのもしっかりと似ている。
エアコンのスイッチ類の設定はタップし使う感じで、クリックすると振動で触感を感じさせるタイプです。
各スイッチ類の雰囲気は良い感じです。
シフトレバーは新型ノート系からの流用。
BMWのカーブドディスプレイに追従してメーターとナビが一体になるモノに似せたもの。
リアは床がフラットなのが良いように見える反面、実際は床そのもののが高く、乗り降りは少し大変だったりします。
いわゆるラダーフレームのSUV的なフロアの高さ、このあたりもiXに近く、EV化でセンタートンネルを無くして足元区間を広く、と言うのは幻想であると気づきます。
本来あるセンタートンネルの一番高いところに床の高さを底上げしている感じで、座ったときにやや膝が持ち上がる感じ、iXほどの室内空間を確保しているわけではないので、あまり広く感じにくいようにも思います。
実用面での着座感覚では、BMW iX3ににも劣るような…
リア用のエアコンダクト、シートヒーター、USBの出力などは今や多くの車種に広がりつつありますね。
特にシートヒーターのように乗員を直接温めて体感的に暖かいと感じさせるのはエアコンの稼働を少なくするのには有効で、EV系で採用車種は今後増えることでしょう。
普及に向けて
B6はEV普及に向けての何歩目のステップに当たるのか、第何世代と言えるのかは後から歴史が修正する部分もあるのでしょうが、低価格で普通に実用に耐えうる車種として、注目であることには間違いありません。
補助金をアテにしなければならないというのはインフラ面でも同様、利益の確保も難しいのかもしれません。
補助金80万として、450万円程度で購入可能、470KM航続・実質300kmくらい?であれば片道150km程度の遠出にも使えないこともない。
充電スポットもそうですが、自宅への設備導入も補助が出ることもあり、ハードルはほんの少しづつですが、下がりつつあります。
価格がガツンと下がって、購入する人が増えれば、ガソリンスタンド・カー用品店などの事業者がEVのカーケアでサポートすればカネになる、くらいに風向きが変わればもっとインフラ面も加速して整備されそうではありますが、まだ2022年では難しいのかもしれません。
リーフを買った人は人柱になった、なんて言う方もいますが、アリアであればその礎の上のモノであり、環境が許せば購入候補に上げやすいかもしれません。
オンライン販売の問題点としては、営業さんのサポートが薄いということでしょうか。納期連絡なども定型文のメールで一斉配信とかであれば、売る側はラクかもしれませんが、超長期の納期待ちでは微妙ですね。
オンライン購入では最寄りのディーラーを設定したり、あてがわれたりするのでしょうが、営業さんの成績にどのように反映されるかにより、サポートの温度差が生まれそうですし、メーカーオプション毎の納期のブレやアドバイスなども受けれず、馴染まないケースもあります。雑談の中で購入の決め手が見いだせることもあるので、EVだからオンライン販売、とかは微妙かな、とか、新しい生活様式で新しい価値観を取り入れていかねばならないとは思いつつ、購入を検討する段階ではやはり対面でサポートがあったほうがいいように思います。
アリアについても、すべてのグレード・パワーユニットが出揃って試乗できるようになるのを待ってから、見極めても良いかもしれません。
善き車選びを!
さてさて、2025年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっているでしょうか?。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れず!
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きで上司決済取ります!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉を進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、一括査定で来てくれた買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず一括査定で来てもらう時には複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定の詰め作業・最終確認が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。
そういう方には新たな選択肢が増えてきています。
査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。
このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。
その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)
ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね
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