新型ノア・ヴォクシー(2021)価格上昇・複雑なグレード・損をしないチョイスはどれ

2021年12月8日、正式にフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)2022年モデルの予約が開始。


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グレード展開は旧来のものをなぞりつつ、駆動方式や7人・8人乗りの設定・装備品の可否など複雑になっているようです。

現状の情報を簡単にまとめていきます。

グレードと価格

2021年まで販売していたノア・ヴォクシーは80系と言われており、2022年1月販売開始の次期ノア・ヴォクシーはZWR90W-…/MZRA90W-などとなっていて、90系と呼ばれることになります。

90系:新型ノア グレード別価格一覧

2リッターガソリン
X/(7人乗り、8人乗り)FF:267万円、4WD:286万8000円
G/(7人乗り、8人乗り)FF:297万円、4WD:316万8000円
Z/(7人乗り)FF:324万円、4WD:343万8000円

見どころは廉価グレードで267万円~ と安い感じの設定。中間グレードでも297万円と一応300万円以下の実用的・家庭的な乗用車的でもあります。

販売の推移で7人乗りと8人乗りのラインナップは整理されていくでしょう。

1.8リッターハイブリッド
Xハイブリッド/(7人乗り、8人乗り)FF:305万円、E-Four(7人乗り):327万円
Gハイブリッド/(7人乗り、8人乗り)FF:332万円、E-Four(7人乗り)354万円
Zハイブリッド/(7人乗り)FF:359万円、E-Four:381万円

ハイブリッドは高い静粛性と燃費の良さが強みであり、外観の派手さを望まない傾向にあるとかで、販売期間全体では売れ筋はGという中間グレードになりそうです。

外観のアグレッシブさで現行・旧型でも売れ筋なのはエアロボディたる S が頭につくS-GやS-Z。トヨタではSが付くエアロボディは販売開始時はハイブリッド、長期的に見るとガソリンが主力となるそうな。

TOYOTA NEW NOAH エクステリア

90系 新型ノア エアロボディ グレード別価格一覧
S-G(7人乗り、8人乗り)/FF:304万円、4WD:323万8000円
S-Z(7人乗り)/FF:332万円、4WD:351万8000円
S-Gハイブリッド/(7人乗り、8人乗り)FF:339万円、E-Four(7人乗り):361万円
S-Zハイブリッド/(7人乗り)FF:367万円、E-Four:389万円

いかつく、マイルドヤンキーが好みそうなのがヴォクシーです。かっこいいパパ向け、みたいなイメージでしょうか。

アルファードとヴェルファイアの関係性のように、グレードを絞り、外観の煌びやかさをウリにグレード展開。ヴォクシーでおとなしい顔やエアロスタイルではないグレードはなく、ワイルドなチョイスとなる反面、好みが分かれそうでもあります。

TOYOTA NEW VOXY エクステリア

ただ、ヴォクシーの需要は手堅くあり、モデル廃止にまではならなかったものの、今後もエスクァイアのように車種廃止やグレードの整理の可能性があります。といっても早くても後3年、多分次のモデルチェンジまでの6~7年程度は生きながらえると思いますし、電動化の流れのなかでハイブリッド専用車に進化するとかウルトラCもあるかもしれません。

90系 新型ヴォクシー グレード別価格一覧
S-G(7人乗り、8人乗り)/FF:309万円、4WD:328万8000円
S-Z(7人乗り)/FF:339万円、4WD:358万8000円
S-Gハイブリッド/(7人乗り、8人乗り)FF:344万円、E-Four(7人乗り):366万円
S-Zハイブリッド/(7人乗り)FF:374万円、E-Four:396万円

全体的に価格上昇とは言う物の、セーフティセンスなどの安全装備は最新のものに置き換えられての新型、旧型から10~20万円程度の上昇は妥当とも言えそうです。

全体では267万円~396万円となっていて、吊るしの状態で400万を超えたらアカンってのは守ったようです。

そしてトヨタの通例通り、最上位グレードは最低価格グレードの1.5倍という線も守り、267×1.5=400.5万円で、まあまあそんな感じのグレード構成となっています。

しかし、オプションにレクサス譲りのトヨタチームメイトアドバンストパークやアドバンストドライブなどのスーパー運転支援を装備するなどすると、見積もり的には乗り出し500万円を超えるケースもまま有るそうな。

アルファード買える…となりそうではありますが、車格やサイズも大きく違うし、アルファードではガソリンの中級グレードとなりそうでもあるので、実際は被りません。

複雑なグレード・FF/4WD・ハイブリッド差額

詳細な装備はカタログで確認しないと抱き合わせオプションなどで正確な金額は出しにくいのですが、駆動輪とエンジンについてまとめていくと、

ガソリン車4WDとの差額は19万8000円、ハイブリッドの4WD:E-fourへ変更するには22万円高くなります。

おおよそのイメージとしては4WDにするのに+20万円ということろ。

カローラクロスのようにガソリンはFFのみでハイブリッドだけ4WDを E-four で選べるというラインまでは持ってこなかったのは、販売地域や生活の足としての需要への配慮でもありそうです。電気式4WD: E-four の北海道や東北での評価は未だに信頼を得るまでには至っていないのか、ガソリンにも4WDを用意しているという所です。

ガソリン車とハイブリッドの差額はおおよそ35万円。

参考イメージプリウスのシフトレバー

ハイブリッド車ではシフトバイワイヤで新しいタイプのシフトレバーがグレードによって採用されるとも言われています。

燃費で回収するのは難しいとは思う物の、静粛性の向上などのメリットや、ミニバンと言う使い方で長距離ドライブが多い方だと燃費・静粛性・走りのスムーズさなどなど、むしろメリットがあるかもしれません。ただ、モデルの途中でハイブリッドシステムが変更・進化なども有り得るし、マイチェン辺りとかで2リッター×ハイブリッドでより高効率化される可能性もあるので、3年程度での乗り換えプランがもっともメリットが大きいような気もします。

その他の注意点としては、ハイブリッドの E-four は7人乗りのみの設定と言うのと、実際7人・8人乗りが選べるグレードは多いのですが、売れ筋は圧倒的に7人乗りだという事。一応7人乗りと8人乗りは同じ価格となっていますが、人気を反映して下取りに有利不利が発生しやすいタイプではありそう。

8人乗りはここ最近では避けられる傾向にあるので、生活スタイル的にどうしても8人乗りで2列目がベンチシートであることが必要ってことでなければ、7人乗りの方がオススメではあります。

8人乗りが商用車っぽいと言われたり、7人乗りで2列目シートが独立していた方が(コロナ禍的にも?)乗員のパーソナル感があっていいとか言われていたり、センターのウォークスルーとか使えた方が便利だったりと言われています。

7人乗り仕様でないと、2列目のシートヒーターとオットマンなどの上級オプションを選べないなどもあるようで、より7人乗り仕様を売りたい思惑も見え隠れしますが、7人乗り仕様の方が人気であり、そして残価設定・下取り・買取の際にも有利になるという事がありそうです。

グレード消滅と残価・下取りとか

今回のフルモデルチェンジ版 新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy) は、グレード×エンジンorハイブリッド×FFor4WD:E-four×7人乗り・8人乗りという無数の組み合わせにさらに、グレードやエンジンによって装備の可否があるオプションも相当あります。

画像は80系ノアの8人乗り仕様のインテリアイメージ

自分の必要と思う装備を備えたクルマの仕様に完成させるのに、ネット上のコンフィギュレーター(まだリリースされていませんが)では非常に難解であろうと想像がつきます。営業さんとの綿密な打ち合わせは必須でしょう。

こういった初期に幅広く需要にこたえるラインナップを用意するのは、このモデルチェンジで他のライバルたるセレナ・ステップワゴンを駆逐するための全力全開の本気でありますが、選ぶ方からすると大変、売る方のディーラーさん・営業さんも超大変だったりするでしょう。

1年~2年の間にグレード体系の集約と再編をするのは間違いないパターンで、不人気仕様からグレード・仕様消滅となっていく可能性が高いです。

そうなると何が起こるのか?

そう、下取りに影響します。

数年後の下取り見込み額の参考数値として残価設定払いの残価率があったりするのでそれを参考にすると…

現状では取り敢えず 新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy) の残価率は3年後で約50%、4年後で約45%、5年後で約35~40% 程と言われていますが、見積もりにフルフルの%で載せて来ないことも有りますよね。

ハイブリッドでは3年程度だと高値安定傾向にあるものの、5年後はもう少し下方修正されて下落するし、エアログレードの最上級グレードのS-Zだと、3年後若干のプラスに修正もあり得るところでしょうか。

そういった流れの中で、不人気でグレード・仕様消滅などのグレードは、再販の時にも需要が高くないものと見なされて、下取り・買取も下落します。

同じ車種なのに、買ってから手放す時のトータルの出費では大きく差が付くケースも考えられます。

過去にあったケースとしては…ミニバンで検討していて、営業マンと交渉し納期的な面や若干の値引きなどを考慮して8人乗りを契約したものの、数年後の乗り換えの際に「7人乗りなら下取りもう○○万円付くんですけどね~」と言われて悲しい思いをした方とか。。。値引きを大きく上回る下取りの差額、妥協してウィークスルーなく使い勝手イマイチで数年で数十万損をした気分…というケースですね。

基本的には7人乗りの方が下取り有利になるので、そういう面も気にかけてもいいかもしれませんね。

好きなクルマの好きな仕様に乗れば良いじゃない、と言う豪気なクルマ好きの方もいらっしゃいますが、何年かで乗り換えが発生しやすいファミリーカーですし、コスパで選ばれる方も多いと思います。

乗り出しが高額になったとしても、残価設定プランであったり、後の買取などトータルで考えれば損をしにくい車選びも可能ですし、人によっては重要かと思います。

下取りにも影響する人気の色は

ボディカラーはメタリックやパール系の有償色もあり、

メタルストリームメタリック

マッシブグレー

アティチュードブラックマイカ

スティールブロンドメタリック

レッドマイカメタリック

グリッターブラックガラスフレーク

スパークリングブラックパールクリスタルシャイン

ホワイトパールクリスタルシャイン

となっているようです。

新型ヴォクシーで人気なのは、 マッシブグレー とブラック系だと言います。

マッシブグレーは新色で、グレーとありますが、実際のイメージではブルーブラック系の深みのあるブルーグレーで暗めの色味のようで、新型ヴォクシーのボディラインとの相性が良さそうと人気のようです。

ノアではホワイト系が圧倒的ではあるようです。ですが、ヴォクシーのからの乗り換えで、エアロボディでなくても良いからとか、予算的な面でS-Zのヴォクシーから、ノアのZに降りてくるようなケースの方では、やはりブラック系のカラーをチョイスされる方もいるようです。

新色のレッドはパンチは聞いているのですが、あまり選ぶ人もおらず、微妙に浮いてしまってすぐ廃止になる可能性もあります。

色は下取り買取の際にかなり影響しますので、と言ってもあまり選ぶ色があるような無い様な…って感じもしますが、チョイスは検討されるのが良いかもしれません。

まとめ

全体では267万円~396万円となっていて、トヨタの通例通り、最上位グレードは最低グレードの最低価格の1.5倍というラインになります。

最低でも乗り出し300万、中間グレードでは400万円前後となり、ハイブリッドを選んだり、オプションを追加していくと400万円台半ば~くらいのイメージ。

トヨタチームメイトアドバンストパークなどの先進装備を付けられるのはハイブリッドだけとなっているので、ノアハイブリッドS-Z、ヴォクシーハイブリッドS-Zでは500万円程度となることも有ります。

さらにはモデリスタのエアロなどをおごるとなると、500万円台~600万円台となり、もはやアルファードを大きく超えてくる部分もあり…まぁ、幅広いニーズに応えられる懐の広い国内専売ミニバン位に思っておきましょう。

実際のところの高価格帯に見合う走りかどうかはいろんなステージで試乗してみたり、使い倒してみたり同乗者の感想を聞いたりしないと価値を見出すのは難しいかもしれませんが、楽しみなクルマではありますね。

販売初期には比較的上級グレードが売れやすい物の、全体的な傾向としてはノア・ヴォクシー合わせてガソリンエアロのS-ZのFFが売れ筋となり、次いでハイブリッドで大人しいG、またはZが売れていき、落ち着いて普通の仕様という事で実用的なガソリンのGにスライドしていく、と言うのがパターンでしょうか。

個人的にはハイブリッドのS-Zを短期間で乗り換えるのがもっとも快適なクルマに安く乗り継げるかな?と思いますが、下取りや買い取りの面では一抹の不安も残るかも?

レクサスNXなどの上位車種から降りてきた機能であったり、アルファードを超えるような機能を備えてくるなど、見所たくさんのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)、カタログや展示車、試乗車が楽しみですね。

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