スタッドレスをインチダウンで用意するメリットをカローラクロスを基準に検証してみようか
スタッドレスをインチダウンで用意するメリット
スタッドレスの購入時期で、ディーラーで提案を受けることも有りますし、タイヤショップで大幅な(と言っても2~3インチが限界でしょうけど)インチダウンの提案を受けることがあります。
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ネットで調べてもインチダウンで用意できる適合車種の案内も載っていることも多いので、まずは基本的なメリットデメリットを確認しておきましょう。
インチダウンのメリット
インチダウンのメリットはタイヤサイズ変更による価格を安く出来ることがあります。一部のマニアックなサイズやチョイスするメーカーへの拘りを除けば、多くの場合、ホイールのインチダウン→外周経キープするために扁平率を上げる(タイヤを分厚くする)と価格は安くなります。
タイヤが分厚くボリュームを増すことになるので、タイヤのクッション性が大きくなり乗り心地がマイルドになり、段差などのショックを和らげることになることが多いでしす。
その他にもハンドルが軽くなったり、出足の転がりが軽くなって運転感覚が良くなることも有ります。
インチダウンのデメリット
まず、見た目の悪さがあります。

正直、アルミが小さくタイヤがボヨンとしてダサイ。
そして乗り心地が柔らかくなっていい反面、ハンドリングの切れやシャープな乗り味が薄くなってしまう、又は接地感が薄くなってしまったり、インチダウンでタイヤの幅も狭めるとかだと絶対的なグリップ力が下がることも有ります。
車両の方の設定、メーカーの推奨値から外れると、期待している乗り味が発揮できなかったりすることも有るので要注意。メーカーによってはサイズ変更による電子デバイスの作動を保証しないなど言うマツダなどのようなメーカーもあったりして、純正をディーラーで売りたい都合も見え隠れすることも有ります。
ただ、実際には外径などに極端に問題があったり、前後異径などの特殊なことをしない限りは車体の方のトラブルもそもそも起こらないし、タイヤサイズを勝手に変えたせいでの作動不良を客観的に証明するかなど、さほど気にしなくても良いかも(しかし、自己責任で)です。
CX8の昔の記事でマツダのタイヤサイズについて少し触れています。
カローラクロスを例に、インチダウンすると

カローラクロスの上位グレードであるZでは
タイヤサイズ:225/50R18
Z以外のその他のグレードでは、
タイヤサイズ:215/60R17
となっていて、未確認部分もあって全ての16インチが装着可能というわけではないですが、RAV4やC-HRなどの共通パーツの多い車種で履ける16インチに関しては装着可能といわれ、
2インチダウンの16インチで
215/65R16 等が選択肢に上がります。225/60R17でも互換性はあるようですが、サイズ的にチョイスできるタイヤが多くないのと値段が微妙に高くなるので今回の比較では割愛、興味がある方は検索して比較してみて下さい。
夏・冬でタイヤを履き替えて使用するときにアルミホイールやスタッドレスのサイズをどのようにされるか検討されるとも思いますが、
いくつかの参考としてあげていくと…
※時期により価格など異なり、適合なども時期により変更になることもあるのでご注意ください
18インチでスタッドレスを用意
18インチの見栄え良さをそのままにキープしてスタッドレスを用意すると、例えばモデリスタの18インチアルミ4本セットに純正同サイズ225/50R18スタッドレスの組み合わせとなり

例えばトーヨータイヤの比較的安いスタッドレスとして、18万のアルミに7万くらいのスタッドレス4本の組み合わせで、25万くらいに。別途工賃や送料など掛かる可能性もあります。
アマゾンのタイヤ価格は2021年11月時点です。ウィンターシーズンの価格の変動や、リンクエラーもあるかもしれませんが、この時点での参考にして比較を進めていきます。
ダンロップ、またはミシュランなどややハイグレードなスタッドレスを組み合わせるとなると1本2万を超え、4本セットで27~30万円前後となりますね。
17インチでスタッドレスを組む場合
17インチのモデリスタのアルミがあって、11万円と意外とお手頃だったりとかするのよね。
しかも、十分カッコいいし(笑)

サイズ的にネット通販では215/60R17が出て来ないときもあり、ピレリやグッドイヤー、ダンロップ・トーヨーなどで4本セットを作ると、だいたい4~5万のスタッドレスに11万のアルミセットになって、11~16万円でスタッドレスを用意できることになります。
アルミセット付のものも割安にあればそれも狙い目、オフセットなど適合は要確認です。
さきほどの18インチのセットよりも10万程度は安い感じになり、お手頃感が出てきます。
16インチで用意できた場合
16インチでもし適合するアルミがあれば
TOYO ウインタートランパス TX 215/65R16 スタッドレスタイヤ ホイールセット 一台分4本セット アルミホイール:ケルパーGT【トヨタ車専用平座ナット】_ダークシルバー 6.5-16 5/114 (16インチ スタッドレスタイヤホイールセット)、アルファード純正同等サイズではありますが、もしこれが入れば、なんと、アルミタイヤセットで7万円程度で手に入ることになります。
その他にもし、適合が取れるサイズの16インチを純正流用であったりでヤフオクやメルカリでお安くご用意できれば、スタッドレスも結構安いものがあるので…
参考価格はピレリのもの、スタッドレス4本で3.5万円程度であれば、ヤフオクやメルカリでの入手価格によっては5~6万円で、タイヤだけは新品で安いセットを手に入れる事も出来るかもしれません。(時期によりタイヤ価格変動ありますからね)
そうすると、18インチのアルミセットと比べて20万円程度安くスタッドレスセットを用意可能という事になります。
17インチと比べても10万円前後安い計算になります。
インチダウン、(見た目以外は)サイコーとなりますね。
タイヤ交換サイクルでもコストメリット
アルミを購入し、後はスタッドレスタイヤを3年に1回買い替えるだけ、となった時にも
18インチの4本セットは7万円くらい
17インチは5万弱
16インチは3.5万円程度
と数年単位でも安く維持できます。
今回のサンプルはカローラクロスですが、他の車種とサイズでも同様のインチダウンの考え方と金額の傾向だと思いますので、参考になればと思います。
安心安全のスタッドレスを
例えば18インチでスタッドレスアルミセットを用意したものの、数年でタイヤ交換の時に、タイヤの維持費が高いことがネックで激安アジアンスタッドレスに手を出してしまったりして、耐久性と信頼性に不安を感じるものに足元を任せることになってしまっては本末転倒。
もちろん、どのアルミサイズ・タイヤの銘柄やブランドなどでも、安く済まそうとすれば活用できる通販だったり流用だったりとありますが、やり過ぎない程度に上手く付き合って、特にスタッドレスという雪上・凍結路というシビアコンディションでのクルマの運転の中での安心感は確保したいものです。
そもそもスタッドレスでなくてオールシーズンタイヤでもいい、という人もいれば、サマータイヤとスタッドレスで備えれば十分という地域ももちろんあるでしょうし、インチダウンで安く抑えて夏タイヤを長持ちさせられれば良い!という事もあるので、一概には言えませんのでライフスタイルにあったチョイスをしましょう!
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