フィット4人気がイマイチ・私が考える一番の原因
フィットの新車販売がイマイチ、発売から1年ちょっと経って、どうやら忖度期間が終わって掌を返すようにそういう販売不振とフィットを酷評するまとめ記事が出るようになりました。
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ちなみに2021年6月に特別仕様車の追加やボディカラーの追加などを行って、テコ入れをしている風です。
FIT4叩かれすぎ問題?
実際のところの目下の販売台数は振るわないものの、下取り額や、中古での再販価格、回転率などはそこまで不人気で絶望的に悪いってわけではなく、旧型になってリコールを出しまくったフィット3も実はそこまで中古人気も無いわけでもなく、底堅い評価はあるとは思います。
ちょっと叩かれすぎな気がしなくもないけども、でも売れないにはそれなりに理由があって、早期のマイナーチェンジか?とも言われています。
実車のチェックと試乗もしてきているのですが、現状の新型フィットの売れない理由をまとめていきたいと思います。
フォットはダサいのか?
まず、デザインについて評判悪いですよね。ダサいと評判です。

グリルを薄く、ヘッドライトを少し大きめに若干のファニーフェイスに。女性受けを狙ったとも、ユニセックスでジェンダーレスな質感を狙ったとも言い、登場時は新世代のクリーンなデザインと言われていたような気もするけど…
なんだか、売れないことでデザインが悪いとか、旧型からの振り幅や一貫性が無いとか、ここぞとばかりに批判しまくっていますが、ダサいかどうかは割と主観も混じっているような気がします。

旧型だって良いような悪いようなどっちつかず系のデザインと言えばそう。十分にダサイ(笑)新型が突出してダサいってのもねぇ。
まず、ホンダに一貫性は期待してはイケませんよね。どちらかと言うと、チャレンジングなメーカーなのはみんな知っているはず。そう、モデルチェンジでやらかすメーカーってこともね。
フィット4に関しても、フィット3でのリコール連発の汚名返上の逆転ホームランを狙っての大振りで、盛大に空振りしただけ(笑)
早期のマイナーチェンジで手直しをするというのは現行ステップワゴンの二の舞って感じですが、個人的にはそこまで思いっきり直さなくてもいいように思います。いきなりスイングをコンパクトにしたって対して変わらんかもね。
特にサイドビューなんかは直しようがないし、リアのランプ類もワイド感あってクラス一つ上の質感は備えているとも言えそう。

サイドはワンモーションフォルムで、フロントの窓の付け根が結構前にあって、ボンネットのラインと繋がっています。それは室内空間の確保と解放感を得るための実用的なデザインです。

大きめのテールランプも点灯した時のラインは美しく、視認性も良く、リアハッチとフェンダー・ルーフとの繋がりも良く、キレイよね。アウディとまではいわないけど、バッジさえホンダでなければフォルクスワーゲンくらいの質感と言ってもいいはず。
多分、これらのデザインは、室内空間のために必要でもあるし、未来においては評価されそうなデザインや顔でもあるし。
例のごとく、時代を先読みし過ぎて爆死しただけです。

日和って新型ヴェゼル風のデザインに薄いヘッドライトになり過ぎなければ、とは思いますね。

フィット3に近いデザインのフロント周り

マツダのCX5のようなフロント周り
ボンネットの面積を変えて、ヘッドライトに被るようにするだけでも十分細目のヘッドライト風にアレンジできるかと。グリル回りもモデューロXベースにするとかでもいいくらいのものだとも思いますけども。

実際それくらいのアレンジで十分にかっこよいと言う人が増えそうでもあるかな、と思います。
1番の原因はステアリングだと思う
個人的に一番気になるのが、ステアリングの2本スポーク。
これがきっと一番運転する気を失くす、すべての根源なんじゃないかと思います。

しかも、どうあがいても、3本スポークのステアリングが選べん。
スポーティなモデューロだろうが、アウトドアルックでSUVテイストのクロスターだろうが、2本スポークハンドル。


2本スポークハンドルの乗用車は現在新車では皆無。
はっきり言って他のクルマからの乗り換え、軽自動車からのステップアップであっても、違和感しかない。
例えば、タントでもスペーシアでもいいけど、ハイト系の軽自動車乗ってて、ダイハツのブーンは無いし、ヤリスは狭いし、スイフトも狭いし、あ、フィットって広くて快適な5ナンバー車じゃーん、となっても、実車を見てハンドル見て、なんだこれ?って。
バスかよ。

トラックかよ。

R2かよ ← 知らない人の方が多いか(笑)

往年の売れないで一世代で終わったスバルのR2かR1かよ、ってなりますよね。知らないからならないかもしれないけども、実際のところ全く売れなかったスバルの軽の再来をステアリングでやらかしても、違和感しかないよね。

二本スポークで上質感出しても、それはバス・トラックと変わらんのですよ。
スバルR2は2000年代初頭に出た軽で、一部のコアなファンはいるものの、このハンドルが気に入らなくて運転し難いとのことで、レガシィやインプレッサなどのステアリングを移植するようなカスタムがされるなど、2本スポークハンドルはホントにダメなのよ。
という事で、テコ入れするなら何はともあれ、ハンドルだけヴェゼルと共通の3本スポークステアリングにすれば、かなりの部分の解決になると思います。

新型ヴェゼルのステアリングスイッチと、新型フィットのステアリングスイッチはおそらく共通の物で、ホンダコネクトナビをハンドルから操作したり、同じ世代のホンダセンシングであり、ACC:アダプティブクルーズコントロールも同じようなスイッチで起動できるはずなので、互換性はあるはず。

なんなら、旧型のフィット3でもヴェゼルのステアリングを移植するカスタムをしている人も少なからずいたことから、今回のフィットでもやる人はいずれ現れるとは思いますが、そこはホントすぐに、それこそすでに販売したフィット4のもメーカーが移植交換とかやってほしいものですよ。
試乗すれば良いクルマ、と思わせておいて、ハンドルを握ったら違和感しかない、という残念な状態をきっと脱せるはずです。
グレード多すぎ問題
新型フィット、グレード多いよね。
ガソリンとハイブリッドのエンジンで2ライン、そしてそれぞれにグレードが5つ。
さらには特装車としてモデューロX、無限、さらには特別仕様車が2種類(時期による)とか、もはや謎です。

ライフスタイルに合わせて選べるとは言う物の、売る側もフォーカスし切れていない感じがあって、提案が微妙に。
もちろん予算や装備、ボディカラーの組み合わせでグレードは決まっていくものの、煩雑で説明を受けている時にあっちゃこっちゃにページが飛んだり、装備表を調べたり、スムーズな購入体験ではないかな~と。
では、ネットで調べてみよう!と思っても…

ちょっと、ドロップダウンボックス、多くない?
きっと、HOME辺りが売れ筋なのかな?特別仕様車あるし、みたいな。
いわゆるオススメは?ってのが分かりにくいのが難点でしょう。
価格帯としてはガソリンのFFが155万円位から~ってところで、HOMEでなんじゃかんじゃ200万円台が売れ筋。
ハイブリッドとかなら30万円高、4WDなら17万円高、レザーでハイブリッドでプレミアムコンパクトに仕立てるなら242万円~って感じで、ノートや、ノートオーラいけるかも?みたいな微妙な割高感があったりします。
ナビは基本的にホンダコネクトナビ推しで20万円程度でヴェゼルと同じようなもの。コネクト機能付きでスマホで一部遠隔操作出来たり、音楽サブスクなどへの対応も順次しているそうです。

モノは悪くはないけども
根本的にインテリアもステアリングを除いて妥協した部分も余りないんですよね。
ハッキリ言って新型ノートe-POWERや新型アクアの方が妥協しているところ多いような気がする。
単純に(ステアリング以外)モノが良くてもマーケティングや販売戦略で後れを取りつつ、外観の優しい顔が裏目に出て、2本スポークハンドルで試乗する気を失くさせ、グレードが複雑で買う気を失くし、価格が高いイメージで今回は見送るみたいな、見事なステップを踏んでの自滅です。
あとは、新型ヴェゼルという流行りのSUVスタイルでの上位互換があり、サイズを許容できる人にはそちらの方が遥かに魅力的に映り、長い納期の人気車種に集中したというのもありそう。
5ナンバークラス・コンパクトクラス最大級の室内空間、とてつもなくスムーズなハイブリッド、クラス唯一の全輪ディスクブレーキを全車標準とか根本的にモノは悪くないけど、残念なクルマになりつつある。
今後の改善に期待しつつ、とりあえず2本スポークハンドルのうちは見送った方が無難です。
さてさて、2025年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっているでしょうか?。
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タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメ(笑)
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メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず一括査定で来てもらう時には複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
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そこで
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コメント失礼します。新型フィットが売れない理由を、メーカーは半導体の不足のせいにしてますが、苦し紛れの言い訳にしか聞こえないですね。
・ガソリン車は1.3リッターモデルのみ
・シートヒーターの設定があるのはなんと最上級グレードのリュクスのみで他のグレードはハイブリッドも含めてオプションですら存在しない。
・リアシートのリクライニング機構の廃止
・型式が多すぎて訳がわからない。
ホンダの車種の型式法則は、アルファベッド2文字+数字と決まっており、2WDの場合偶数、4WDの場合奇数 (タイプRや北米仕様車などの例外もあるが概ね統一されている) で同一車種では多くても5つ程度だったんですが、新型フィットの場合なんとGR1/2/3/4/5/6/5/6/7/8と非常に細かく分けており訳がわからなくなっています。
これだけの型式とグレードを揃えて多彩なユーザー層をターゲットにしたんだと思いますがはっきりいって多すぎます。
・クロスターという謎の3ナンバー仕様
はっきりいって存在が謎です。5ナンバーサイズのコンパクトな使い勝手が売りだったのに、いきなり現れた謎仕様。フィットの3ナンバー仕様なんて誰が買うのかマーケティング戦略が全く謎です。標準車ですらあまり見かけないのに、クロスターに至ってはさらに見かけません。
このように新型フィットはツッコミどころ満載でユーザーのニーズを変な方向に勘違いして売れなくなり、最早自滅だと思います。
コメントありがとうございますm(_ _)m
詳しい解説で補足していただいて、しかも、わかりやすいです
グレード構成とオプション設定などは正直ホンダの他の車種でも期待はずれなものがあったりします
クラス随一、というかクラスを超えたリアシートの広さとかあるのに、ヤリスとアクアとノートにしてやられているのも勿体ないんですよね
私は2本スポークのステアリングも違和感あってちょっと…って思います
ユーザーニーズを勘違いしていたり、そして、強みのPRとかしくじっていたりとかあるのかもしれませんね
どうテコ入れされるのか気になりますが…
新型ステップワゴンも中身や価格がまだ分からないものの自滅しないか心配です^^;