実は最も○○な新型ランクル:GR-SPORT試乗インプレ②装備の組み合わせと内装チェック

GR-SPORT試乗して、ランドクルーザー300系のカタログを改めてチェックし、あまり注目するところではない部分で結構気になる点もあるので、試乗インプレ②としてまとめていきます。


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試乗インプレ①からの続きです。

最も重いランクル300はどのエンジンでどのグレードか

先代の200系のランクルよりも200㎏の軽量化を果たし、エンジンもモダンなダウンサイジングターボ(と言っても4.6 → 3.5ないし3.3だけど)、燃費性能もハマーや戦車バリな劣悪な数値から10年前のミディアムセダンくらいの実燃費まで上げてきた、ランクル300系。

軽くなったとは言う物の、重量は2.5トン前後あり、その中で実は一番重いのが、3.3リッターディーゼルのGR-SPORT(5人乗り)だったりします。

ZXとGR-Sの重量差10㎏・20㎏、ガソリンとディーゼルの重量差40kg・50kgなど微妙に違いますが、ディーゼルでオフロード装備充実のGRが2560㎏で最も重いことが分かります。更にはナビやリアエンタとかで10キロずつ加算されるとカタログなどに小さく読み難い字で書いてあったりします。

基本的にはディーゼルエンジンは補器類等々で重量が重くなることが多く、フロントヘビーになりやすい傾向にもありますね。ただ、2500㎏のうちの50㎏だからそこまで重さを感じるかは微妙です。それで回頭性がどうとか、コーナーでのノーズの入りがどうとかは正直感じにくいレベルの車重だと思います。

車両総重量の数値は乗車定員×55kgを足すので、GR-SPORTの7人乗りが一番重い。参考としては手荷物程度の重量(定員×10kg)を加えたものがクルマに積める目安となります。なので、諸々加味した重量の目安として3000㎏を超えないように設定しているようですね。

その重量に関しての微妙なトヨタ的な社内ボーダーラインがあるらしく、GR-SPORTのディーゼルにJBLとリアシートエンターテイメントを装着するとチルト&電動スライドムーンルーフを強制レスオプションにされる、などあります。フルフルのフルオプションに出来ないのには微妙な数十キロの超えてはイケないラインがあるそうです。

7人乗りはガソリンのみの設定で、多くのランドクルーザーフリークがディーゼルの7人乗りがあれば、と言っていたりしますが、それはニーズを踏まえつつ価格や重量・装備などのバランスを考慮して、登場はまだ先になるようではあります。

GR-SPORTのインテリア

GR-SPORTのインテリアは専用の装備・ロゴなどがおごられてはいますが、基本的にレザー装備の上位グレードと近しい仕上がりです。

GRのロゴがあってもシートの形状はZXと共通のものと思われ、バケットシートのようにそこまで特別なホールド性を発揮するわけではありません。

シートのサイドの盛り上がりはそこそこ、乗り降りに大変なのはフロアの高さによるものでしょう。

ボンネットの真ん中の切れ込みは深く、前方の視認性や見切りに一役買っている感じです。

操作性良くしっくり来るインテリアです。

運転席ドア
リアドア

ドアの厚みは車の重厚感などを語るうえで大事なポイントではありますが、新型ランクルは、リアドアが分厚いってことがアピールポイントでしょうか。

リアのタイヤにかかるフェンダー部分の盛り上がりがドアの厚みにも反映され、頑丈なクルマのポテンシャルを垣間見る部分です。ぜひ、リアドアを開けて自慢しましょう(笑)

運転席に乗り込むときのステップとサイドシルの眺め。

分厚いサイドシルが屈強なフレームの存在を感じさせます。

そして、乗り降りの際にはフットステップは大事です。

現状は黒い板ですが、おそらくドレスアップカスタム的なものがアフターパーツで出たりしてくることでしょう。

GRロゴのステアリングはロゴ入っただけで普通のステアリングだと思います。

特別太巻きにしているわけでも無く、パドルシフトが付いたりするわけではありません。

GRなのにパドルシフトは?と思う部分ではあるのですが、もしかしたら今後限定車として出てくるGRMNの方の専用装備として登場なのかもしれませんね。

ディーゼルは2列仕様となるリアシート。

2列専用車だからと言ってシートのアレンジやギミックはかわらず共通。

リアシートのスライドはなく、そしてリクライニングはある。

エアコンの吹き出し口もあり、スイッチもたくさんあってなんだか上級車種のようです、というかランドクルーザーは相当な上位車種ですけども。

リアシートヒーターなども備わり、リアシートの快適性も高いです。

フロアが高めなのでそこまで極端に広々しているわけではありませんが、シートのサイズ感が良く十分な広さは確保されており、4人掛けでロングドライブに行っても快適に過ごせるのは間違いありません。

アームレストもあり、多少はリクライニングも出来るので、リアシートでも快適なシートポジションを見つけられるはずです。

荷室は広く、床下の収納もあり。

トノカバーはシートの背面の高さに比べて少し低くセットされているように感じなくもないのですが、荷室フロアの高さ、地面からの高さからを加味してそうセットされているようです。

スペアタイヤがフロア下にセットされ、ディーゼル用のアドブルーのタンクは装着されるものの、7人乗りにすることはディーゼルでも技術的には可能なようです。

ただ、このスペアタイヤがやや右後方にオフセットされて装着されていて、マフラー2本出しはタイヤを取っ払わないと無理だなってことは分かります。

サイレンサー形状やマフラーの取り回しがやはりガソリンとディーゼルでは違い、モデリスタのマフラーエンドの装着も独自パーツやステーが必要っぽいのは見ればわかりますよね。

ディーゼルのZX用のモデリスタマフラーカッターは2021年10月までお預けになっていたりします。

ガナドール辺りが左右4本出しマフラーを作ってくれたりしそうなイメージがありますが、もしかしたらスペアタイヤレスにしてステー作るとかじゃないと難しい下廻りです。

今後のアフターメーカーのチューンナップの提案を楽しみに待ちたいところです。

GR-SPORTの価値はある

トヨタのSUVの最高峰、その中でもオフロードスポーツ走行に特化と言う、中々に振り切れたグレードのGR-SPORT。

どうせ選ぶのであれば、インテリアは黒×赤のGR-SPORT専用のレザーシートがいいような気がします。

ブラックのレザー単色と、ブラック×レッドがチョイス可能、華があって個性が強い赤レザー、最高です。

おそらく、今後は数年内に全部赤レザーと言う設定が限定車や特別仕様車、GRMNなどのレーシーな特別なモデルで設定されるのではないかとも思われます。

それまでは、この赤黒がベストです。っていうかもう十分赤面積広いっちゃ広いけども。

さて、GR-SPORTのようなスポーツグレードは日本と言う道路インフラがそれなりにキレイに整備された国で必要なのか?とう疑問もありますよね。

走破性に特化したグレードッて…みたいな。

でも、日本にはGT-Rがあり、NSXがあり、メルセデスベンツではAMGがありBMWにはMモデルがあり…みんな300㎞/h出せるポテンシャルの車ですが、日本で売っているし、高額にも関わらず、車種によってはそこそこの台数を売っていたりします。

スピードを出したい、加速に酔いしれたい、と言う純粋なパワーへの憧れももちろんありますがモノの価値はそれだけではありません。

日本の高速100キロ規制では無駄、とか否定的な人も少なからずいますが、多くは買えない人の妬みと僻みみたいなものが多いような…

究極に触れたい

とか

秘めた力を持ちたい

などの人間の好奇心や欲求のような物の塊・結晶を所持する楽しみがあったりするので誰もそこまで根源的には否定したりはしないでしょう。

新型ランドクルーザー300も同様に、やはり究極のクルマの一つであり、走破性の高さと言う多大な安全マージンを、世界中どこでも走れるという最大の安心感と共に、そこそこのオンロードの走りや加速なども楽しめるように昇華・進化させていている素敵なクルマに仕上がっていると思います。

今後もランドクルーザー300は10~15年かけてさらに進化して行きます。

その中ではラインナップの整理も起こり、おそらくGR-SPORTとZX×ガソリン・ディーゼルと売れる組み合わせを残して消滅するグレードもあるでしょう。まだ納車も全然進んでない1カ月も経ってないのに言うのもアレですが、ZXのガソリンと、GR-SPORTのディーゼルの2本に集約されるのではないかと予測します。

残価設定の2021年時点の設定では日本・世界の共通のニーズとしてディーゼルの方が3%程度低く評価されているのも踏まえ、販売台数の比率もガソリンの方が高めだと聞きます。ラグジュアリーで売りやすいZXガス、走りを求める人にGRディーゼル、みたいにシンプルになりそう。

個人的にはZXにディーゼルで7人乗りという設定があればツボなんですが、そういうニーズに応えるモデルは3年前後で来るでしょう。

GR-SPORTの更に上位にGRMNなどのエヴォリューションモデルを設定する可能性も言われていますが、コストと価格設定、そしてラリーでの成績次第という事になりそう。

要は、ランクルのパリダカを応援しようってことになって来るんだけれどもね(笑)

走りのテイストとしてディーゼルの方が好きな人もいれば、ランドクルーザー300系をきっかけにスポーツディーゼルと言うエンジンの存在を知る人も出てくるかもしれません。

その魅力に魅せられた方はメルセデスベンツやBMWなどのディーゼルモデルも試乗してみると良いかも(笑)

2021年8月・現状はいま日本で変えるSUVでトータルでZXのガソリンがベストかな、と思います。

善きクルマ選びを!

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