X2試乗インプレ Xクーペの理想形?
2021年時点ではモデルライフの中期~後期に差し掛かっているBMWのX2。
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2021年5月のグレード整理に伴い装備充実しつつも価格は500万円前後に集約、トップモデルのMの名を冠するM35のみ700万円代と突き抜けてますが、あくまでイメージリーダーとしての存在。
Mスポーツを標準に据え、スポーツアクティビティクーペとしての存在感をより際立たせて来ております。
今回ドライブしたのは2リッターディーゼルの190馬力仕様、コネクテッド系の機能も一部試せる車両でした。画像は2020年の限定車を中心に載せます。
まずこの車、ディーゼルエンジンがものすごくパワフルです。
笑っちゃうくらい。
190馬力・トルク40.8kgmと言うスペックで、わりとコンパクトなX2には過剰なスペックに思えなくもないですね。
M35はガソリンターボで306馬力を絞り出すので、高出力ラインナップしております。
まず、出だしがものすごく力強く、アクセルをジワっと踏み込んでもかなり軽快に走り出します。
そして少し力を込めて素早く踏み込むとフロントが少し浮き上がってシートバックに押し付けられるように加速するような感じです。
4WDでないとトラクション抜けてまともに走らんのではないかと思うほどです。
排気音はほとんど聞こえず、どちらかというとフロントでエンジンがガラガラと唸っているのを感じます。そこはディーゼルエンジン特有のノイズが高まりますが、それでもこの加速感はクセになるかも。
そして乗り心地はそこそこハード。
SUV的な腰高感を感じさせないどころか、スポーツカーテイストと言うか、かなり割り切った味付けなのかなと思います。
原因は19インチの足回りとスポーツサスペンションによるもの。インチアップで20インチまではオプションであります。ただ、19インチで十分とも思います。
車高は1535㎜に抑えられていて、最低地上高は183mmは確保。滑りやすい急勾配をゆっくりと下ることが出来るHDC:ヒルディセントコントロール的な物も付いててさりげなく走破性もそこそこ確保。
4WDシステムもFFベースとは言うものの、リアにもトラクションをかけてしっかりと車体を前へと押し出すように感じます。
それでいてこのスポーティな走りを実現するために、ルーフをかなりチョップドしているような感じ。
頭上スペースを確保するよりも全高を下げて重心を下げる、そして足回りを硬めることでロールを少なく前後のピッチング(揺すられ)も抑える、という中々にスポーツ走行に振り切っている感じです。
BMWのモデルラインナップとして「X6」は「X5」のスポーティバリエーションで、「X4」は「X3」よりダイナミックでスポーティ、ではX2はX1を刺激的にしただけなのか? ノンノン、BMWで最もパーソナルでアグレッシブなSAC=スポーツアクティビティクーペを体現していると言ってもいいでしょう。
X4やX6はややボテっとしたボリューム感がテール周りに残ってたり、腰高感を打ち消すほどのデザインの変更は少ないように思います。
X2の低く、ワイドでアルミがデカい、まさにクーペの不文律です。
全長・全幅・全高4360×1820×1535 ㎜ のサイズに凝縮されたBMWのクーペとしての走り、と言ってもいいでしょう。
もちろん優雅な4シリーズやコンパクトハイパワーFRクーペの2シリーズクーペももちろんいますが、X2はより普段使いの敷居が低くスタッドレスを履けば雪道も走ることが出来ることが強みでしょうか。
運転席周りはシンプル。
シートはMスポーツだと少しボリュームがあってシートバックのサポートがしっかりしたものが備わるのでロングドライブもスポーツドライブも快適です。
コネクテッド機能も備わってて、年間7000円ほどでおおよその機能が使えて、2万円出せばオペレータサービスで人とやり取りして各種機能など使えるそうです。
世代の問題か、リモートエンジンスタートには非対応、アレクサオートも付属はされないらしいです。ドアロックなどの確認は出来るようです。
音声検索ではかつてのポンコツナビよりかだいぶマシで、地域:○○+エネオスとかでアバウトに探しても割と精度はグーグルっぽい結果になります。
スマホアプリからの目的地検索では、ナビに登録されたところしか載ってないグーグルマップのような物が立ち上がります。100%グーグルパワーではないので、グーグルマップにあっても、載ってない施設もあるようです。惜しい完成度と言えます。
ナビの操作に関しても、旧型のidriveよりも、運転中に操作可能な領域が広がっているらしく、使い勝手は向上しているようです。文字入力は不可なのは当然として、その一つ上の階層であればある程度検索して目的地をセット出来るとかあるようです。(運転中の運転手による操作とナビ画面の注視は危険で違反なので禁止ですよ)
ナビは標準、アルミのパネルが面積広く美しい。間接照明的なアンビエントライトが仕込まれていて、6色程度のカラーチェンジが可能。
インテリアの質感はそこそこかなぁってところですが、パネルのツヤとインテリアライトで上位モデルを喰いかねないですね。
ライトアップは子供だましのような装備、と言う方もいますが、輸入車のラグジュアリーなグレードではもはやアンビエントライトは当たり前。後付けのカスタムにはない上品な仕上がりはハイブランドのマストと言えるでしょう。
レクサスなんかでも今後のモデルチェンジで順次ライトの演出による華やかさを出してくるでしょう。
リアシートは少し狭めです。
頭上空間は余裕が無いですが、足元は意外とスペースがあったりします。
ラゲッジは意外と狭くないです。
しかし、間口の下側が高めで幅も広くはなく、乗せ降ろしに優しい感じではないです。使い勝手はパーフェクトでは無いけども、容量はある程度確保。リアシートとラゲッジはそこそこのレベルでパランスしている感じです。
快適性と荷室容量を求めるならBMWならX1、またはグランツアラー辺りをチョイスという感じでしょう。
X2は強い個性を持つモデルゆえに万人受けという訳ではありません。
乗ってみると狙っているのがスポーティなパーソナルカーと言うのがわかるはず。
荷室やリアシートはおまけみたいなものです。
それくらい割り切った車選びをされる方に向いています。
一応、方便としてはドアが4枚あるとか、ラゲッジもあるとか、機械式立体駐車場に納まるサイズ感とか、周りにも説明がつくので後ろめたさもないでしょう(笑)
理想はM35のガソリンターボですが、コンパクトSUVにしては高額です。高年式の中古で出物があればベストかも、なんて。
ディーゼルは実用燃費ががよく十分にパワフル、正直ラインナップ整理されて選ぶグレードも少ないのです。
気になったら試乗に行きましょう。ファミリーユースには向かないと思われる乗り心地、確かめましょう!
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。
そういう方には新たな選択肢が増えてきています。
査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。
このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。
その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)
ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね
ナビクル車査定ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!
一発入札&競りオークションの事例はコチラ