残価設定で買った車、買取はできるの?残価沼から抜け出すには?

たまに疑問に思う方もいらっしゃる、残価設定で買った車、売っちゃっていいのだろうか?という疑問。


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なぜそんな疑問がよぎるのか?

それは、残価設定での車の購入にあたって営業マンから、走行距離何キロまでなら残価率は○○%ですよ、とか、それを超えると1㎞10円ですよ、とか、カスタムとかしちゃダメですよ、などなどかなり制限のように感じて、勝手に売っちゃいけないのかも?? と洗脳されているからでしょう。そんなことはないですよ。いつでも好きに売り飛ばしてもOKです。

条件設定がカーリース的に感じることもあります。

普通の自動車ローンと同類で、支払い方が最終回に偏って特徴的なだけですよ。新しい買い方とか、カシコイ買い方、とかに惑わされないで。

買った所以外・ディーラー以外の車屋や中古車屋に買い取りをしてもらう事も普通に可能です。

上記画像から行けば、買い取り業者が200万円以上~で買ってくれれば黒字、それを下回れば赤字で持ち出しが発生することになります。

その中で注意点をいくつか挙げていくと・・・

買い取り額が残債をすべて相殺する可能性は低い、という事。 いきなりテンションダダ下がりかもしれませんが。。

残価設定ローンで購入した場合、最終支払いが大きい金額になっていることがほとんどであり、毎月の支払いは低め、というパターンが多いはず。そうなると、月々の支払いは(残価向けの低金利だとしても)利息部分の支払いが多く、元本の返済が多くないこともあります。

3年で50%程度の残価を設定していた場合、3年より早く売却する場合には50%以上~+数十%は高く買い取りが成立しないと残債務を失くして現金を手元に、と言うことが出来ません。現実的に買ったときの7割8割で買い取ってもらうのは多くの車種で難しく、お財布から現金を持ち出しになってクルマを処分することになり得るという事です。

車をローンの途中で手放すということは、予定外の事があって現金が必要になるとか、これ以上の毎月の現金の支払いが厳しくなるという状況になっていることがほとんど。そういう時に残価ローンで買った車を、ローンの残債を上回る金額で売却し現金化していく、と言うのは相当の人気車種でない限りは難しいのです。

出来得る精一杯の対策としては、インターネット一括査定サービスなどを使い、少しでも高価買取が出来るように動くほかありません。

その他に、残価沼、と言うのも存在します。

過去によく話題となったマツダ地獄に通ずるものがあります。

マツダ地獄とは、マツダ車を購入し数年後に他ブランドのディーラーで下取りや一括査定サービスで査定すると買い叩かれて低い査定になり、戻り戻って一番高く下取りをしてくれて値引き額の大きなマツダのクルマをまた買う・・・と言う往年の恐怖の悪循環の事です。いや、マツダ車が好きならそれでもいいような気がするけども。実際は2010年代のCX5以降、SUVラインとロードスターではそこまでの地獄でもないとも聞きます。

同様に、残価沼とは、残価設定ローンで購入し、3年or5年の残価清算のタイミングで他ブランドへの乗り換えを検討して査定すると、残債を相殺するほどの金額には届かず・・・結局同じブランドで残債を相殺して少しの値引きをしてもらってまた同じブランドの新車をなぜか残価プランにだけ適用される低金利を適用して残価設定ローンで購入する・・・みたいな。アウディとかワーゲンとかで多いパターンでしょうか。特に乾式のDSGの車両の5年目の価格は悲惨で、やはり同じブランドでなんとかするしかないようですね。

残価沼から抜けるには、残価設定を利用し尽くすくらいに3年or5年で新車乗り換えを繰り返すか、次期愛車は残価設定をせずに同様の支払額となるような長期ローンで購入するか、どこかで残価分を繰り上げて返済するor再ローンを組むなどして、所有権を自分にして、任意のタイミングで売却できる状態にするか、というところです。

残価沼にはハメてくるのはドイツ車ブランドと安定のマツダ、それとトヨタとか?ですかね。トヨタはそうでもない、と反論きそうですが、トヨタ車は不人気車種でも残価高いケースもあったり、レクサス含めれば残価が強気過ぎることもあったり、それでいて金利が高めだったりとキワドイ提案をシレっとしてくることもあるような気がします。

輸入車ブランドでは一時期残価率を上げすぎて自分のクビを絞めたという事もあったようで、低めの設定にしている場合もあります。ただ、購入の打ち合わせを進める段で取っておきの隠し玉として引き上げるというワザもあるみたい(笑)

残価設定と言ってもそれで直ちに悪と言うわけではなく、好きな車種や憧れの車に乗れるチャンスをくれる仕組み、と思って検討するのも良いでしょう。

ただ、残債清算には気を付けて。車は購入してからもお金がかかるので、計画的に無理せず車を購入して、善きカーライフを!

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

そういう方には新たな選択肢が増えてきています。

査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。

このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。

しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】

ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

ナビクル車査定

ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!

一発入札&競りオークションの事例はコチラ