新型2008はモノは良いけど旧型ナビとドラレコが割高?試乗インプレ②(2021)

2020年のモデルチェンジで新型となったプジョー2008。エンジンやミッションの癖はだいぶマイルドに、全高を1550㎜以下に抑えて立体駐車場に対応可能など、日本での仕様と使用に関して見どころがある車に進化しています。


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試乗インプレ①からの続きです。

さて、プジョー独特の操作系、メーター周りにインテリア、と言うのは良くも悪くもコンセプトカー的で、それを多くの車種で横断的に貫いているというのが素晴らしいですよね。

350㎜程度の直径で保安基準ギリギリに小さいハンドルとか、ハンドルの上から見下ろすメーターとか、デザイン性の未来感を演出したインパネとか・・・ぜひ多くの人に一度実車を見て欲しいものです。え、これで市販していいんだ・・・と感嘆の声が漏れる人もきっといるはずです。

ちなみにこのメーターフードも相当立体的な造形をしていて度肝を抜くものですが、追い打ちをかけてその立体的なフードの中にウィンカー出した時の矢印が光ると言う謎仕様(笑) カスタムカーっかっと思う仕上がりです。

矢印のところに ← → のランプがチカチカしていた・・はず

カラフルな液晶はいくつものメーター表示を楽しめますが、ナビ連動はしないとか何とかで、最後の一歩の進化に期待したいところです。ヘッドアップディスプレイ要らずなのは良いですが、ナビ連動の案内や地図表示が充実しないと先進性は見掛け倒しで終わってしまいそうではあります。

先進的運転支援システムもコンセプトSUVではありますが、装備され、全車速追従ACC=アダプティブクルーズコントロールが備わります。

操作レバーはハンドルの裏に隠れる位置にあり、ブランドタッチで上下と裏のスイッチとジョグダイヤルを操作する感じです。

機能に関しては停止保持まではしませんが、車線維持のハンドルへの操作介入はあり、ロングドライブへの適正も高いものがあります。

多機能でカラフルなメーターはそれだけでテンションが上がるのと、やはりこのコックピット周りのインパクトは初見には驚きだと思うので、車で話が弾みそうでもあります。

運転席と助手席に関してはサイズは十分、ハンドルはチルトアンドテレスコピック調整可能で、男女問わず体格に合わせたポジションの調整が可能です。ハンドルは少し重め、ペダル類の配置も悪くありませんが、ペダルタッチは重厚感なく軽めな印象です。

シフトレバーもセンターのスイッチ類も独特ですが、ある程度は直感でわかるでしょう。造形的に特徴はありますが、使い勝手や広さなどに不足はありません。

置くだけ充電はグレード問わず装備され、USBのソケットも備わり、現代的です。と言うも、ナビはスマホ接続で使う前提で作られている感じで、USB無いと始まらないというのがありそうです。

注意点としては、エアコンの操作系がセンターの液晶の中に行ってしまったので、タッチパネルで温度調節などが行われることになります。エアコンの設定画面に行くのに一度はタッチすることになり、一発で温度調整できないのでなんとも言えん使い勝手かも。ずっとエアコン画面出してるという人がいるのもわかる気がする。

物理スイッチ派か、液晶で操作派かで好みや意見が分かれそうなところですね。個人的には音声コマンド派ですが、液晶好きでもあります。

リアシートは広くは無いけど、狭くもない。

208のハッチバックより少し広いような気がします。

ワーゲンのT-CROSSと同等、もしくはほんのちょっと広く感じるかも、ホンダのヴェゼルには及ばないレベルですが、そこそこ使える広さです。USBポートは二つあるけどリア用のエアコンの吹き出し口はありません。

ラゲッジはフラットで広い。434リットルほどあり、旧型よりもかなり広くなり、国産コンパクトSUVが400リットル以下が多いこともあり、大き目の数値を確保しています。日本車を逆転する部分です。

リアシートもそこそこの広さを確保していますが、どちらかと言うと荷室容量にパラメーター配分したようにも感じますね。

国産車とそん色ないシートや荷室などのバランスですが、いただけないのが・・・ナビとドライブレコーダー。

プジョーは本国でのオプションや仕様の選択肢はさほど多くなく、日本に持って来てからのディーラーオプションでの装備が多いという事があります。

その為、日本での装着の手間がかかり、新車装着オプションの工賃を請求されることも。他のメーカーでは新車装着オプションで工賃取られるケースがあまり無いので、びっくりしますが、まぁ、工賃とオプション本体の価格の市場相場との乖離にガッカリします。

プジョーのナビについては3008の過去ブログと、シトロエンスペースツアラー(プジョーシトロエングループで操作系の中身は一緒なので)で詳細を語りました。

パイオニア=カロッツェリアのナビをディスプレイに映し出しているだけと言う仕様で、値段もOEMで10万程度の2017~2018年式の旧式ナビを25万で設定し、工賃は5万となっています。アップデートや後継機種も無くかなり割高で、ナビの機能も1世代前の物。今の時代的に選んじゃダメなオプションかもしれません。PND=ポータブルナビを別付けすることや、スマホをナビとして活用するか、アンドロイドオートやアップルカープレイとの連携で備え付けの液晶を活用するか、真剣に考えた方が良いですね。

ただ、このナビなんですが、走行中にテレビが普通に見れます。ジャンパーキット使うことなく、普通に。なんでも操作系一体の液晶だから走行中常時点灯でも良いとかなんとか、ついでにテレビも表示されててもいいんだか、ちょっと濁されて説明されましたが、デフォで走行中にテレビ見れるし、ナビの操作も可能だそうです。ディーラーの意向の線も否定できませんが、試乗車でそうでしたね。法規的に少し疑問ではあります。

今回の驚きは他にもあって、ドライブレコーダーでもかなりの高額なオプション設定があり・・・セルスター製の2017~2018年頃発売の物ですが、これまた古くて低級グレードの物を定価で売られているのがショックですね。

CSD790FHG という品番の物で、一般的な市価は25,000~30,000円程度。(アマゾン価格変動はありますが、2021年5月時点は24,990円)卸、仕入れは1万数千円程度かと思われます。

ディーラー価格は45,000円、工賃で35,000円、合わせて約8万円となっています。ドラレコの保証はセルスターで3年保証とのことで、オートバックスで付けた方が良いでしょう。安いしドラレコの保証は変わりません。

ナビの操作系もメルセデスベンツやBMWは音声操作を推して来ていて、そこに更にネットとの通信というコネクテッド系のサービスを組み合わせるなど、そういう面でまた差を付けられそうです。国産車でもトヨタやホンダも力を入れ始め、2021年に登場したホンダヴェゼルは一部グレードにナビとコネクト標準:それで330万円程度とか、サービス、価格面で攻めてきているんですよね。

プジョーはモノは良くなってきていると思います。BMWとの提携時代のエンジンに、日本製のATを組み合わせれば信頼性だって高まってきているし、乗員スペースや荷室のバランスも良いです。

操作系は独創的でデザインコンシャスでもあり、非常に面白いクルマです。

あとはナビをなんとかするしかない。

トヨタのディスプレイオーディオに映すタイプのナビ、6万円かコネクト付き11万円を引っ張ってくるとかしないと、割高なナビなどなどで評判を落としかねないですね。

シトロエンとの棲み分けで多少プレミアム路線を行くのも良いですが、ただ高額な請求をするだけでは高級化とは違いますよね。

プジョーの高級と言うのは先進的なデザインを現実的に手に入れられる手の届く高級であって欲しいと願うところです。

2008に関しては、登場間もないとの事で、値引きは厳しいとのこと。実際のところナビやドラレコ装着前提なら高額に請求している分からいくらかの調整的値引きも可能ではあるのは相変わらずのようではあります。目安は15~20万くらい。車体から引ける分としては10万円前後となっているようですので、合わせて30万くらいの値引きであれば妥当なのかもしれません。

納期的にカラーリング次第で、人気のカラーは黒以外とのこと。3か月程度と言うのがデフォのようですが、これまたグレードやカラーによりけりと言ったところでしょう。

新世代プジョーのデザインは内外装ともに見どころが多いので、ぜひ一度実車をチェックしてみて欲しいですね。

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

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タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

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納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

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そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


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