ワーゲンのSUVの本命はこちら?T-ROC試乗インプレ

SUV豊富だが

ワーゲンは他のドイツブランドに後れを取らないために、積極的にSUVを導入してきています。特に近年はコンパクトクラス~ミドルクラスを充実し、500万円以下でのラインナップを強化しています。


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一時期はポルシェカイエンの兄弟車のトゥアレグという大き目のSUVもありましたが、今は日本導入はありません。初代はポルシェと同等の車格のクルマがカイエン比200万安く買える、と一定の人気がありましたが、2代目でハイブリッドを設定するなど時代を先取りして爆死。

イメージリーダーではなく黒歴史に・・

高額なイメージでポルシェとの価格差が縮まりお得感がなくなり販売不振に。ワーゲンのバッジでは高額車は売れない、という前例を作ってしまった。もしハイブリッドを続けていたら近年の電動化推進というのをディーゼル不正後の苦肉の策の建前ではなく、本音と見れたのに残念ではあります。

小型SUVを充実

一時期はカタログ落ちしかけていたティグアンを2021年5月にマイナーチェンジ、基本性能アップやコネクテッド系の充実などを伴いながらラインナップを立て直し魅力が増しています。

コンパクトなT-CROSS、ミドルサイズのティグアン、ではT-ROCは・・?となりますが、一応スモールサイズSUVとなるそうです。

T-CROSS
T-ROC
新型ティグアン

価格はT-CROSSが300万~、T-ROCが400万~、ティグアンが450万~600万みたいなイメージでとらえておきましょう。

エンジンや駆動方式はT-CROSSが1リッターガソリンターボのFFのみ

T-ROCが1.5リッターディーゼルターボのFFのみ (過去にディーゼルの燃費不正があったけどさりげなくディーゼルのみのラインナップ)

ティグアンが1.5リッターガソリンターボのFF/2リッターターボディーゼルの4WD(4motion)となっています。

サイズに応じて、エンジンや駆動形式を組み合わせて棲み分けをしているのが分かりますね。

街乗りで少人数しか乗らない、ほとんど高速を走らないならT-CROSSで十分。

高速乗ってバリバリ走る、遠出を快適にならT-ROC。

良いクルマに乗ってオールマイティに全ての席で快適に、もしくは雪山などウィンタースポーツに繰り出すならティグアン、みたいにある程度は使い道も想像できます。

安全性能のレベルを押し上げてきている

大事なポイントとしては、安全装備などの充実度のレベルが高い、という事。自動ブレーキやACC=アダプティブクルーズコントロールは標準で、バックモニターやディスプレイは標準ということ。下位の車種やグレードではコネクトやセーフティ系の一部装備(車線維持のハンドル介入など)がオプション設定だったりしますが、日本車にありがちなそもそもの設定がない、とかグレードによって安全装備が選べない、といったことはありません。

小さいサイズのクルマでも、上位車種と同等の安全装備をほぼ標準という、プレミアムコンパクトの見本のようなラインナップをワーゲンは構築していると言えます。

そんな中で、T-ROC(ティーロック)はワーゲンのSUV3兄弟の中では一番人気です。

ティーロックを走らせてみると

T-ROCスポーツの試乗インプレをまとめていきます。

T-ROC自体はゴルフをSUVに仕立てた感じですが、ゴルフの派生車種としてのネーミングは与えられず(ゴルフ・トゥーランのようではない)、SUVラインにあります。頭文字がTで始まるのがSUVラインらしいです。

全長4250mm・全幅1825mm・全高が1590mm、ティグアンとT-CROSSの間のサイズであり、ゴルフとほぼ同等、CX3やヴェゼルあたりがカテゴリが近いイメージでしょうか。

外観はカジュアルであり、さほど高級感は狙っていません。グリルをやや下側に広く取るワーゲンのデザインはどうやらT-CROSSとT-ROCで定評なようで、ティグアンもこちらのデザインに寄せることになったそうですね。Rラインにするとクールでカッコイイ系が前面に出ていて、高級感も増します。

T-ROC R-LINE

2020年ティグアンはグリルが浅めで水平基調

2021年NEW ティグアン T-ROCに寄せてますね

インテリアのパネル以外のシートやハンドル周りはゴルフと共通、というかワーゲンのデザイン言語でまとめられ、使い勝手は良い部類です。

ナビ系は標準で装着され、差し当たって装備に不足を感じることもありません。

ハンドル、ナビの操作系はワーゲン共通のもの。コネクテッド系のモノも徐々に強化してきています。単体のナビとしても十分に使えますし、スマホを接続して多少の機能拡張も可能です。多機能なメーターグラフィックのアクティブインフォディスプレイ(デジタルメーター内のフルカラー液晶)も備わり、上級装備も良い感じです。

しいて難点を上げるとしたら、リアシートの居住性と荷室の広さが、正直体感としてT-CROSSと変わらないんじゃないか?というのがあります。

あくまで前席優先で、リアシート周りのインテリアトリムはフロントのそれより少し質感が下がり、アンビエントライトもフロントパネルだけとかだったような・・

フロント優先の車種であり、やはりコンパクトSUVゆえの割り切り感もあるように感じます。

走りに関しては、ディーゼルのパワフルさが際立ち、150馬力とトルク34㎏でモリモリ加速します。

特に中間加速の伸びが良く、どの速度域からでもアクセルを踏み込んだ時の加速は力強く、気持ちの良い加速を見せます。それでいて燃費もまあまあ良い。

街乗りでは12~13㎞/Lくらいですが、高速乗るとカタログ燃費越えの22~23㎞/Lくらいは走ります。超燃費走行を心がければ25くらいも狙えそう。

乗り心地としても少し硬めに感じる部分もありますが、十分許容。高速での安定感の高さは素晴らしく、ハンドリングも良い。

空力的にも良いのか、フワフワした感じもなく路面に吸い付くように走り、運転していて気持ちが良いクルマだと思います。

難点を上げるとしたら、やはりVWのウィークポイントたるDSGと呼ばれるミッションに由来するショックでしょう。発進時や、渋滞時のギヤチェンジなどはショックが大きく出ることもあり、日本の灼熱の渋滞路で使うには耐久性を疑問視している方もいるようですので、好みや使用状況を踏まえて検討するところでしょう。

オートマのデキ以外は、ディーゼルのパワーと燃費の良さ、操作系のレベルなど総じて価格に対しての満足度は高い良いクルマだと思います。

リセールも値引きも

日本でもSUV人気を追い風に売れ筋になっており、ワーゲンの中で最も下取りや買取が高い車種になっているそうです。リセールバリューもゴルフやポロなどよりも高く、やはりSUV強し、となるみたいですね。

販売に関しての注意点としては、6か月や1年で年次改良や仕様変更があったり、それに伴いグレードラインナップが変わって装備が若干変わったり、地味に値上げがなされていたりするのがあります。1%程度の値上がりと、廉価グレードの廃止はあったはず。

特にどのグレードで何がなくなったから不満が出る、という事は無いとは思うのが救いでしょうか。

値上がりはしていたりしますが、矛盾していますが、かなり値引きが効く(笑)

もちろんタイミングによるようですが、イヤーモデルの切り替わりなどあれば50万円程度まではあっさり値引きされるようです。決算期では2割程度までは引くこともあるようで、輸入車によくある低金利と残価設定を組み合わせると、かなり月額低く乗り出せるのも魅力のようです。

現状のワーゲンのSUVラインナップとしては値引きが効くのに下取りが高いとなると、T-ROCはベストバイ、かもしれません。

買って後悔しない車、万一3年内で売ることになっても、安くて悲しい・・という事にはならないでしょう。

よりカジュアルなT-CROSS、ラグジュアリーなティグアンと、ライバルとなるのはアウディQ3と、ミニクロスオーバーなど、価格と車格、比較して試乗してみるのも良いと思います。でしょう。

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

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タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

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ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

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過去の一発競りでの事例はコチラ


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