誰もまとめないスタッドレスタイヤ「氷上性能」比較
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各メーカーの主要スタッドレス銘柄
各タイヤメーカー、主力商品となるスタッドレスタイヤブランドをチェック。
国産メーカー
- ブリヂストン (Bridgestone):
- 主要銘柄: BLIZZAK (ブリザック) VRX3・WZ-1など
- 特徴: 日本の冬の路面環境に特化して開発されており、特に氷上性能の高さに定評があります。ミシュランと並んで世界のトップ2を争うメーカーです。さまざまな車種に対応するモデル・タイヤサイズがラインアップされています。
- 住友ゴム工業 (Sumitomo Rubber Industries):
- 主要銘柄: WINTER MAXX (ウィンターマックス) WM03など
- 特徴: 「ダンロップ」ブランドで展開されています。氷上・雪上性能に加え、ライフ性能(タイヤ寿命)にも配慮したモデルです。
- ヨコハマタイヤ (Yokohama Rubber Company):
- 主要銘柄: iceGUARD (アイスガード) IG70・IG80
- 特徴: 氷上性能の高さに注力して開発されており、特に凍結路面でのグリップ力に強みを持っています。
- トーヨータイヤ (Toyo Tires):
- 主要銘柄: OBSERVE GIZ (オブザーブ・ギズ)、OBSERVE GARIT GIZ (オブザーブ・ガリットギズ)など
- オープンカントリーのようなオフロードドレスタップタイヤが主力のメーカー。安いスタッドレスとして、取り敢えずスタッドレス履かせたというレベルで国産メーカーであることが強みでしょうか。
欧米メーカー
- ミシュラン (Michelin):
- 主要銘柄: X-ICE (エックスアイス)旧X-ICE3/X-ICE SNOW
- 特徴: 氷上・雪上での性能に加え、ウェット性能やドライ性能も高く、冬季だけでなく幅広い路面状況に対応できるオールラウンドな性能が特徴です。長年にわたり世界トップクラスの売上高を誇ります。
- グッドイヤー (Goodyear):
- 主要銘柄: ICE NAVI (アイスナビ) アイスナビ8
- 特徴: 日本の冬の路面環境に合わせて開発されており、特に氷上でのグリップ力と、雪上での安定した走行性能と価格の安さが強みです。
- ピレリ (Pirelli):
- 主要銘柄: ICE ZERO ASIMMETRICO (アイス・ゼロ・アシンメトリコ)
- 特徴: 欧州ブランドらしい、ドライ路面やウェット路面での安定した性能に加え、日本向けの独自技術で氷上性能はそこそこ、安さも強みです。
制動距離と特徴
各スタッドレスの制動距離と目安を貼っていきます。20キロからのゼロキロまでの停止、通称20-0性能ですね。
ちなみに、サマータイヤでの20キロから停止までの制動距離は3~6m程度と言われています。キキッ!と効かせて止まれる距離で、空走距離は考慮せずフルブレーキングしたらのイメージね。
以下の氷上制動のイメージ図、従来品・旧型タイヤとの比較と共に制動距離載っているので要チェック!
数値はJATMA(日本自動車タイヤ協会)や、TFTC(タイヤ公正取引協議会)のものを参照しています。
ブリヂストンVRX3
最近新型スタッドレスが出て、もうすぐ旧型になるスタッドレスVRX3。2021年9月の発売でした。
50プリウスのの195/65R15で制動では13.18m、雪国で選ばれるNo1スタッドレスで以下のような数値になります。

最新のWZ1では、11%表情ブレーキ性能アップを謳っていたと思うので、1.3m程度短くストップできるとして、12mを少し切るくらいですかね。
深い雪、圧雪にブラックアイスバーンなどさまざまな雪質での走行安定性の高さ、トータルバランスではスタッドレスタイヤ随一の高評価を集めるブリザックシリーズ。
ブリザックシリーズは耐久性も高く、他メーカーよりもプラス1シーズン長持ちする…と言う定説もありますが、タイヤ価格が高い傾向にありますね。
ダンロップ
ダンロップWM03:ウィンターマックスシリーズの3世代目で2020年8月発売開始。50系プリウス195/65R15で14.5mで止まれます。
比較的安く売られていることも多いスタッドレスで、性能もソコソコと言った所。

シンクロウェザー推しのダンロップですが、サマータイヤとスタッドレスを用意した方が安いというオチもあるので要注意です。
シンクロウェザーの性能面では、ここでいう従来品のウィンターマックス02(WM02)の制動距離から5~10%程度劣るということもあって、18~20m程度の制動距離となるのかも。
性能とコスパのグッドバランスと言ったところでしょう。
ヨコハマIG70
ヨコハマアイスガード7、IG70というのは2021年9月発売のスタッドレスタイヤ。2025年9月にはより新しい世代のIG80が登場しているため、もうすぐ型落ちになりそうですが、氷上性能ではNo1の超一級品の性能です。
50プリウスの195/65/R15で11mで止まります。ストッピングパワースゴイ。

新モデルのIG80では、「iceGUARD 7(アイスガード セブン)」と比較して、氷上制動性能が14%向上していることを謳っているため、10m程度で止まれる計算になります。
氷上制動力No1はヨコハマタイヤで決定でしょう。
その他の湿った雪、圧雪路や深雪でもトータルバランスは高いものの、氷上性能以外ではブリヂストンのブリザックシリーズには劣るという評価もあり、ロードノイズもそれなりにするというのもありそう。
長期間の性能維持ではブリザックシリーズに劣るというのもありつつも、価格もブリヂストンよりも安い傾向にあります。
トーヨーオブザーブギズ3
トーヨータイヤの2024年8月登場スタッドレス/カローラハッチバックで195/65R15と軽量な車体の割に止まらないwww 16.19m、旧型のGIZ2だと20m・・・国産スタッドレスではほぼ最安銘柄になることも多いけど、安いスタッドレスの理由がコレなのかも??

トーヨーのスタッドレスタイヤは、取りあえず冬タイヤってだけで、旧型GIZ2だとダンロップのオールシーズンタイヤ:シンクロウェザーレベルなのかも??
安く冬タイヤを取り敢えず付けたい、ロードノイズは我慢する、そういう人向けかもしれません。
ミシュランXI3+
ミシュランXI3+(エックスアイス3+)は2017年8月発売のスタッドレスタイヤ。だいぶ古い設計となっていますかね。今ではX-ICE SNOWにアップデートされているけど、X-ICE3でも十分に基本性能高い。
ゴルフで205/55R16で9.54mで停止可能。

メッチャ止まるやん!ってところだけど、コレはゴルフのブレーキ性能やABS制御の良さ、タイヤ幅の広さと扁平率などを加味した方がいいのかも。
持ちもソコソコいいけど、複雑なコンディションの雪ではあまり強くない印象で、高速走行やロードノイズが抑えられている所が強み。
週末遠出で雪山に~という志向に合いそうです。
グッドイヤーアイスナビ8
アイスナビ8の発売開始は2021年8月。かつてグッドイヤーはダンロップとの提携関係がありタイヤの性能に不安はないでしょう。
アイスナビは安価で優秀なスタッドレスタイヤとして一定の評価を得ていて、アイスナビ8では、ゴルフ7に195/65R15のスタッドレスタイヤで、9.97mでのブレーキングが可能となっています。
旧型のアイスナビ7でも10mちょっとと、凍結路で強さがありそうです。

欧米系のタイヤはゴルフ7でのテスト、これはゴルフの性能が高いってオチかもしれないけどwww
最新のアイスナビで型落ちのミシュランX-ICEくらいのスペック、価格もスタッドレスタイヤの中では安価な部類に入るでしょう。
価格など踏まえて廉価なミシュランもどきって感じですね。
以外にもトヨタで推しとして取り扱いがあったりもします。
トヨタTOP>アフターサービス>カーケア>スタッドレスタイヤ>https://toyota.jp/after_service/car_care/yohin/tire/studless_tire
ピレリアイスZEROアシンメトリコ
2022年7月モデルのピレリアイズゼロアシンメトリコ、これは制動距離の数値はなくて、謎にブレーキング性能評価指数のみの掲載・・・ゴルフ7で195/65R15でのテスト、アイスナビやX-ICEと同じ車種で、
ISO19447 の制動試験方法に基づく不完全停止試験 (UNECE 117 rev. 4, Amend. 6, Suppl. 14, Annex 8)となっており、15キロ~5キロへの減速性能の評価らしく、しかも単位がmでもないとかね。

タイヤ性能としてはオンロード重視で雪上・氷上性能は高くない、価格帯としては買い易い安めの設定です。
一応ISO19447 の制動試験方法はそれなりに新しい試験方法で、オールシーズンタイヤのアイスグリップシンボルの基準を定めているなどあるけど、この試験パスしたからって特段レベルが高いわけでもなく、オンロード走行得意な部類のそこそこのスタッドレスで安価なモノなのかもしれません。サイズによるけど実勢価格安いです。
氷上ブレーキランキング
- ヨコハマタイヤ
- ブリヂストン
- ダンロップ
- トーヨータイヤ
ミシュランやグッドイヤーはタイヤサイズ・タイヤ幅と車種で氷上でのアンチスリップ性能をかさ上げしている感じもあり、ピレリはどの程度で止まるのか解りません。
2~3位程度にミシュランが入るとか、4~5位にグッドイヤーやピレリが来るのかな。
価格と売れ筋と
195/65R15でのスタッドレスタイヤの主要メーカーの価格一覧
左が安く、右が高い 右2つは2025年新作スタッドレスで2万前後。

ピレリ・ダンロップ・トーヨーが安めで、ブリザックやX-ICEが高い。
ガチの雪道走行多い地域でブリザック、長距離ドライブ+雪山にたまにというのでミシュランか。ミシュランは輸入車ディーラーでの装着とかも高いとかありそうです。
左から走行性能と価格の非例を感じられるような気がする。
その中でアイスガードはIG70では安く、IG80では高いという新旧タイヤの入れ替わりに伴う価格変化を感じるところもあり、それはブリヂストンWZ1でも見られる傾向です。
タイヤの生産年月による割引もあったり、時期やサイズで銘柄ごとの価格変動もありますが、概ね上表のような価格の傾向にあると覚えておきましょう。
お勧めのスタッドレスタイヤは?
お勧めのスタッドレスタイヤはお住いの地域や降雪の状況により異なります。
雪道での性能の高さ、高速走行時のロードノイズの低さ、予算を抑えてその中でイイものを選ぶのかなど優先順位付けが大事です。
雪道を頻繁に走るなら
雪国にお住まい、頻繁に雪が降る地域であれば
・ブリヂストン
・ヨコハマタイヤ
・ダンロップ
・グッドイヤー
北海道ではブリヂストンのスタッドレスタイヤが圧倒的シェア、と言うのは聞いたことある人もいるでしょうか。
色んなコンディションで強いブリヂストン、雪・氷でのストッピングパワーならヨコハマタイヤのポテンシャルが光るか、ってところ。
非降雪地で週末ゲレンデとかなら
・ミシュラン
・ピレリ
高速走行時のロードノイズ・静粛性ならミシュランが良いと思います。
高速を2時間くらい走って、その後下道でゲレンデ前に雪道に…と言う週末スキーヤー・スノーボーダーにオススメ。雪道での走破性は劣る部分はあるけど、ある程度は走れます。
雪深い秘境のようなスキー場に行くのであれば、ブリヂストン・ヨコハマ辺りを選んだ方が良いかも。
安さで割り切るなら
・ピレリ
・トーヨー
トーヨータイヤ、ピレリなどは価格の安さが強みです。
ピレリはそうでもないかもしれないけど、トーヨータイヤはスタッドレスタイヤ特有のノイズが大きめになるようにも思います。
国産で安くてそこそこのモノがイイ、とかだとダンロップのチョイスになるかしらね。
まとめ
氷上ブレーキ性能の視える化と比較を行った当ブログ。禁断の比較です。
実際の降雪・凍結路面状況での乗り心地、タイヤの当りの感触の良さやコントロール性は違うとは思う物の、アイスバーンで止まれるかどうかは大事です。事故を免れるか、生死を分けるか。
たった20㎞/hからのブレーキで10mで止まれるか20m進んじゃうか、もっとスピード出てたらどうなるのか。想像できるようであれば、良いタイヤを選びたいと思う事でしょう。
シーズンごとに新調するとかでない限りは年数経過後も性能を維持するというのも大事で、保管状況を改善するのも大事。
安く抑えるために年数経過した保管新品タイヤを選ぶのもアリですし、タイヤ選びには色んなチョイスがあります。
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