パナソニックが市販カーナビから撤退へ ストラーダとゴリラ消滅のインパクト

パナナビがオワコンに…?ディーラーオプションナビにも影響が出るのはいつからか


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市販ナビの終焉、時代の変化でスマホに奪われた…

市販ナビ生産終了の公式発表と今後のスケジュール

2026年9月末、パナソニック オートモーティブシステムズが、アフターパーツ市場向けのカーナビゲーションおよびドラレコ等の関連オプション品の生産を2027年3月までに終了すると発表しました。

パナソニック後付け市販ナビやDOP、ポータブルナビがオワコンに…

1993年の市場参入以来、30年以上にわたり「Strada(ストラーダ)」やポータブルナビの定番「Gorilla(ゴリラ)」を展開してきた同社の撤退は、カー用品業界やナビ交換DIY派のドライバー、そしてディーラーオプションナビが主力となる車種にとって非常に大きな節目となります。2027年3月の出荷終了に向けて段階的に事業を縮小し、製品供給を終える見通しです。

ディスプレイオーディオ標準化とスマホナビの定着

撤退の背景にある最大の要因は、新車市場におけるインフォテインメント環境の変化です。

近年の新型車では、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応したディスプレイオーディオが標準装着されるケースが当たり前になりました。トヨタに於いては通信系(場合によっては課金タイプの)ナビをセットしているパターンも増えたものです。

スマートフォンやアンドロイドインターフェイスボックス・AIBOXを接続すれば、Google MapsやYahoo!カーナビといったアプリを通じて常に最新の地図データとリアルタイムの渋滞情報が手に入ります。

実際のApple CarPlayやAndroid Autoの利用率は高くないとは言う物の、スマホスタンドをセットしてグーグルマップで道案内と言うのはほぼ定着しています。最新のコネクティッドナビなどでは、スマホから目的地をナビに送信したりするなど、後付けナビの入り込む余地が少なってしまっています。

高価格な据え置き型ナビを後付けするメリットが薄れたことが、市販市場の需要減退を決定づけました。

2DIN規格の終焉とインパネ一体化の波

車体側のデザイン構造が激変したことも、アフターパーツメーカーにとって大きな逆風となりました。

かつての国産車は汎用的な1DIN、2DINサイズのナビ枠を備えており、購入後に好みの市販ナビへ交換するカスタムが一般的でした。2DINあると上等なクルマと言われていたりとか、輸入車は1DINばっかりだったのでオンダッシュ後付けや格納式のモニター内蔵とかいろいろ有ったものです。懐かしい。

しかし現在の新型車は、ダッシュボードとモニターが完全に一体化した専用設計となっており、社外ナビを埋め込むスペース自体が存在しない車種が大半を占めています。

ビルトインナビが増えると2DINタイプが入らなくって…

更にはOttocastを中心に、後付けでのオンダッシュAIBOX系通信ナビがかなり安価で出回り出しのも影響が大きいです。旧車とか、これでいいじゃ!となったのもあります。

その結果、市販ナビの需要はディーラーオプションナビや、オートバックスなどカー用品での程細と下需要という限定的なものとなり、、市場規模そのものが縮小していました。

以前までは(割高な)ディーラーナビ付けずに、納車即カー用品店で市販ナビを取り付けるのが勝ちパターンだぜ!みたいに言われていたのがウソのように没落していきましたね。

ブルーレイをナビで再生が困難に…

ブルーレイ再生可能ナビ、メーカーナビやディーラーオプションナビで一瞬だけ採用があったもの、ミソついて多分一機種しかメーカー・ディーラーで売られていませんでした。

市販ならBlu-ray対応ナビがあるのですが、その最後の砦はパナソニックだったのですよね…

車載ナビでBlu-rayディスクを見るには、パナソニックのナビを買っておくのがベター。後は後付けHDMI入力でBlu-rayプレイヤーを付けるかくらいですね。

パナソニックの狙いはBtoBとSDV領域への集中

今回の発表は「パナソニックが車載事業から完全に撤退する」ということではありません。

終了するのは一般のカー用品店等で販売される市販ハードウェアの生産であり、自動車メーカー向けに納入する純正ナビやデジタルコクピット、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、車載ECUなどの開発・製造は継続されます。

トヨタアリーンは課金システムのしたごしらえ
パナソニックはトヨタ系でもある
アリーンOSにリソースを割くのか

PAS(パナソニックオートモーティブシステムズ)はアリーンのIVI(In-Vehicle Infotainment)として食い込んでいる領域あります。

BtoCの売り切り型ハードから脱却し、自動車のソフトウェア化(SDV)を見据えたメーカー向けBtoB事業へリソースを集中させる構造改革の一環と言えます。

今後の市販アフターマーケット市場はどうなるか

パナソニックの撤退を受け、日本の市販ナビ市場はパイオニアの「楽ナビ」「サイバーナビ」や、JVCケンウッドの「彩速ナビ」などに選択肢が絞られることになります。

残されたアフターナビメーカーが存在感を出せるか

後は単純にディスプレイだけ付けるオンダッシュのOttocast系だったり、なんならポータブルモニターを据え付けてFireTVスティック挿して車内エンタメ空間を作ったり、スマホミラーリングでナビ表示など簡易なものも出来たりしますね。

市販ナビ市場全体の縮小傾向は他社にとっても同様の課題です。今後は従来のスタンドアロン型カーナビも残りつつ、数万円程度で購入できる後付け用のディスプレイオーディオ(車載ナビナシType)や、ポータブル型のスマホ連携モニターがアフターマーケットの主力へとシフトしていくことになります。

まとめ

長年にわたり日本のカーライフやドライブを支えてきたストラーダとゴリラの市販モデル消滅は寂しさを禁じ得ませんが、クルマのデジタル化とスマートフォンの融合が進んだ現代においては自然な流れとも言えます。

なお、現在は在庫販売を行っており、店頭やネットショッピングに並ぶ残された時間はあと半年程度。

現在パナソニックナビを使用中のユーザーに対しては、2027年3月の生産終了後も修理対応や地図データの更新サービスなどが一定期間継続して提供される予定(3年か5年か…もっと短いか)です。

パナソニックのナビ、ポータブルナビで国産メーカーがいいなぁ~と購入を検討している方は、販売終了までのスケジュールを確認しつつ、スマホとの連携、車内のデジタル環境をどう構築するか見極めていくと良いでしょう。

スマホナビじゃなくて据え置きタイプのナビのメリットもあるし、グッドチョイスで善きカーライフを!

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