フェラーリ初の量産EV「ルーチェ(Luce)」世界初公開:1050馬力・4モーター搭載の次世代4ドアハッチバック、そのスペックと革新のディテール?

フェラーリ初の量産ピュアEV「ルーチェ(Luce)」が世界初公開


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フェラーリにしては寸詰まり?
4ドアのEVとなったから仕方ないのか

4モーター搭載で1,050馬力を発揮する圧倒的スペック、全長5m超の独創的な4ドアハッチバックスタイル、元Appleのジョニー・アイブ氏(LoveFrom)が手掛けた物理スイッチ主体の賛否別れるレトロモダンな内装、価格帯など最新情報をカードラネット視点で詳細解説

フェラーリ新型ルーチェ(Luce)の概要と開発背景

フェラーリは現地時間2026年5月25日、ブランド初となる新世代ピュアEV(電気自動車)モデル「ルーチェ(Ferrari Luce)」を世界初公開しました。

これまでのスーパースポーツの概念を覆す4ドア・4モーター構成や、元Appleのチーフ・デザイン・オフィサーであるジョニー・アイブ氏率いるLoveFromが手掛けたレトロモダンなインテリアなど、自動車業界に大きな衝撃を与えています。

ここまで見た目で賛否が分かれるフェラーリもない
しかも100,000,000円とか…

フェラーリはこれまで「SF90ストラダーレ」や「296GTB」などのプラグインハイブリッド(PHEV)を展開してきましたが、完全にエンジンを廃したピュアEVの量産モデルは今回が初となります。

公式発表によると、本モデルは既存の内燃機関モデルやPHEVを置き換えるものではなく、ブランドのポートフォリオを「全方位(360度)」へ拡大するための完全な新セグメントとして位置づけられていますが、その方向性、特に外観に関しては賛否別れるところとなっています。

エクステリア:伝統と革新が融合する新世代クロスオーバースタイル

新型ルーチェのエクステリアは、従来のフェラーリのスタイリングから大きく舵を切った、独創的な4ドアハッチバック(クロスオーバー)スタイルを採用しています。

4ドアっぽくはないし寸詰まり感あるけど
全長は5mを超えている…

空気抵抗の低減と居住性の確保を両立させた、滑らかなグラスハウスデザインが特徴です。

迫力のボディサイズとパッケージング

コンパクトなハッチバックのようにも見える均整の取れたプロポーションですが、実際のボディ寸法は優に5メートルを超える堂々たる体躯を誇ります。公式に発表された車両諸元は以下の通りです。

全長5m超えとなるフェラーリルーチェ
項目主要諸元(公式値)
全長5,026 mm
全幅1,999 mm
全高1,544 mm
ホイールベース2,961 mm

全長5m超、全幅約2mというサイズ感は、フェラーリ初の4ドア4シーターモデルである「プロサングエ」や、かつての「GTC4ルッソ」に近い存在感を放ちますが、全高は1,544mmに抑えられており、低重心かつワイドなスタンスが強調されています。ショートオーバーハングと2,961mmのロングホイールベースにより、BEV専用プラットフォームならではの優れたパッケージングを実現しています。

空力性能を極めたフロントマスク

フロントマスクは、最新の限定ハイパーカー「F80」や「296シリーズ」のエッセンスを感じさせる、スリムで先進的なLEDヘッドライトデザインを導入。

フェラーリルーチェのフロントデザインは個性的で拒絶反応も出ている

特筆すべきは、フロントフード部に浮遊するような構造を持たせた「エアロダイナミックウィング」です。

これはフロントから取り込んだ走行風を効率よく整流し、ダウンフォースを発生させる機構であり、グロスブラックのセカンドフードエリアとのツートンカラーによって視覚的な引き締め効果も生んでいます。

空力的にはもっと優れた車種もあるにはありますが、一応ギミックで攻めたとPRしたいのかもしれません。

フェラーリ市販車史上最大の足まわりとサイドビュー

サイドシルエットは無駄なキャラクターラインを排した極めてクリーンな面構成です。Bピラーには、フラッシュサーフェス化されたデジタルドアオープナーが配置されており、先進性をアピール。

観音開きのドアはRX8のようなスポーツカーにも採用あった
フェラーリルーチェもその文法で来た

リアドアにはスポーツカー4ドアのエピタフとなるRX8やVIPカーの極みのロールスロイス等で見られる「コーチドア(観音開き)」機構が採用されていて、後席への乗降性とキャビンのプレミアム感を高めています。

観音開き 5人乗り
4人乗りのVIP仕様もリリースされるか
楕円のデザイン多いのはデザイナーのせい

足元には、フェラーリの市販モデルとして史上最大となる、フロント23インチ(265/35 R23)、リア24インチ(315/30 R24)の大径ホイールを装着。

フロントホイール後方には、ホイールハウス内の乱気流を排出するための大型ブラックアウト・アウトレットが設けられ、機能美を演出しています。

機能美を謳うが…全体的にずんぐりむっくり感が残る

伝統を受け継ぐ丸目4灯リアデザイン

リアエンドでは、かつての「360モデナ」や「458イタリア」といったミッドシップV8モデルへのオマージュを感じさせる、立体的な平面構成の「丸目4灯式LEDテールランプ」が復活しました。

フェラーリルーチェは伝統の丸4灯火デザインをオマージュしたと言うが…

先進的なBEVスタイルの中にフェラーリの歴史的なアイコンを落とし込むことで、新旧の融合を図っています。マフラーエンドの無いディフューザー周りは、純BEVならではの完全にフラットなアンダーボディ形状となっています。

インテリア:ジョニー・アイブが挑んだ「レトロモダン」と物理スイッチへの回帰

新型ルーチェの最も大きなトピックの一つが、そのインテリアデザインです。元Appleのデザイナーであるジョニー・アイブ氏とマーク・ニューソン氏が率いるデザイン集団「LoveFrom」との共同開発により、現代のBEVトレンドとは一線を画すコックピットが誕生しました。

とは言いつつiPadを2枚張っただけにも見える

タッチパネル至上主義からの脱却

近年の新型車、特にEVにおいては大型の液晶タッチパネルに機能をすべて集約する傾向が主流ですが、ルーチェではあえて「人間の触覚に訴えかける物理的な機械式スイッチやメーター」を多く残しています。

レトロと入ティの融合を売りに
楕円や丸が多いのはデザイナーの好み
BMW MINIっぽくもある

削り出しの金属や高品質なレザーを奢ったトグルスイッチ、カチカチとした精密なクリック感を持つダイヤル類など、クラシックな精密機械のような美しさと直感的な操作性を追求しました。

ドライバーを中心としたコックピット
少しおもっちゃぽい

デジタルディスプレイは視線移動を最小限に抑えるよう格納式、あるいはスリムな造形となっており、ドライバーが運転そのものに没頭できる環境を提供します。

実用性を兼ね備えた2列5人乗りシートレイアウト

室内空間は、2列シートによる5人乗り(仕様により独立4人乗りも選択可能と見られる)の設定です。2,961mmのロングホイールベースの恩恵により、後席のレッグスペースは十分に確保されており、これまでのフェラーリの2+2モデルのような緊急用ではなく、大人が快適に長距離を移動できる実用性を備えています。

また、リアに大型のハッチゲートを備えているため、ラゲッジスペースの使い勝手も高く、日常使いやグランドツーリングにおける利便性が大幅に向上しています。

車両価格と市場のポジショニング

フェラーリ新型ルーチェの車両本体価格は、欧州市場ベースの現地情報によると、各種カスタマイズプログラムや限定オプションを組み合わせることで「1億円超」の領域に達すると報じられています。

量産ピュアEVとしては、既存のどのプレミアムBEVをも凌駕するハイエンドな価格帯であり、限られたコレクターや最先端のトレンドを求める限られた顧客層へ向けたウルトララグジュアリーEV市場を切り拓きたいところでしょう。

市場投入が遅く出遅れ感もあるし、人気を博し売れるか、その需要が長く続くか、憧れの存在と成れるかは微妙です。

ともすれば乗っているだけで「お金持ちなのは分かるけどそれに乗るのはないでしょ(笑)」と嘲笑の的にならないか心配する部分もあります。

まとめ

フェラーリ初の量産EV「ルーチェ(Luce)」は、1,050馬力を発揮する4モーター駆動、、航続可能距離530km超、0-100加速は2.4秒程度という圧倒的なテクノロジーをまといながらも、エクステリアには往年のヘリテージを宿し、インテリアにはアナログの機能美を復活させるという、極めて野心的なアプローチで開発されました。

単なる「エンジンの代替としてのEV」ではなく、ブランドの全方位(360度)的な価値を高めるための新たなマイルストーンとして、新型ルーチェは今後のハイパフォーマンスEVモデルのあり方に一石を投じる存在になることは間違いありません。

日本国内への導入時期や詳細なデリバリー時期、国内向け車両価格のアナウンスが待たれます。

台数を絞って希少性を上げる戦略を取りつつも、既存客向けに先行して案内、ソレで売れなければスペチアーレとの抱き合わせ販売のダシにされることもあるかもしれませんね。

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