オデッセイ新型の内装は安っぽくなくなったか?試乗インプレ③
ホンダ車の内装はデザインに遊び心がある反面、安っぽい傾向にあるというのは通説。
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多くの自動車評論家が言葉を選んでオブラートに包んでいても、歴々のホンダ車はそういう傾向にありました。
さて、2020年末のマイナーチェンジしたオデッセイはというと・・・300万円台の車としてみると及第点、というかちょっと良いじゃんと評価できるような気もします。
ハイブリッドでも共通の内装ではあるので、500万円近いクルマと考えると物足りなさはあります。
でも全体的に良いかなと思えるというのと、時間の経過とともに評価が上がるようなクルマかも?と思います。
インテリアのパネルとかもデザインや色味、手触りがちょっと良い感じがします。
良く言えばメルセデス風とも言えるかな?コンサバティブな高級感を目指しているのかと思います。
話はそれますが、ホンダ車で少し遅れて評価を上げているクルマがあったりします。
ホンダのフリードです。2016年ごろのモデルチェンジですが、同時期のライバル車のシエンタと販売合戦を繰り広げ、負けておりました。
シエンタは奇抜なルックスと、安い素材のインテリアを凝ったデザインで演出するという手法で評価され、当時は売れに売れてフリードを圧倒しておりました。
フリードもコストをかけれない中で木目調のパネルや柔らかい色味のインテリアでオーソドックスながら上質感を出しておりましたが、シエンタには新車の販売台数では勝てず・・・しかし、あれから4~5年。
シエンタの新車は大幅な値引きをして売られ、新車のフリードは余り値引きせずとも売れる、そして中古ではシエンタの在庫はダブつき値段は下落、フリードは高値安定で推移し、仕入れられればすぐに売れていくという流れになっています。
シエンタは3年程度で手放す人が多く、そもそも販売台数が多いから中古の流通が多い、と言うのもあるとは思いますが、フリードは5年目の車検まで乗ろうとする人が多いとも言われ、中古の流通が少なめと言うのもあって値段が下がらない要因とも。
(2020年中古の値動きでは)ある程度の台数が売れたところで車としての世間での評価が高まり、例えばトヨタシエンタに装着された自動ブレーキのセーフティセンスと、フリードに装着されたアダプティブクルーズコントロールを含むホンダセンシングでは圧倒的にホンダの方が優れて逆転。
新車の販売競争では良いものが売れるとは限らず、売り方がうまい方が売れる、となりますが、中古車の相場は少し遅れての評価と人気が反映されて形成される場合もあります。
同様にノアやボクシーの相場はやや下がり、プロパイロットを備えたセレナやアダプティブクルーズコントロールのあるステップワゴンの方が高値だったりしますね。
さて、話を戻すと高級感を狙っているのは間違いありませんが、やはり日本車、収納スペースなども抜かりはありません(笑)
木目調の裏にはティッシュ置けそうな収納スペース、裏切りません。
センターコンソールの操作系もシンプルで液晶の面積少し大き目、そして、すっきり見せつつも、可動式のトレーがある。
肘置き部分はステッチ入りのソフトな合皮。
下には収納があり、目立たない部分ですがメッキの縁取りでキラキラしていて高級感があります。
大き目のナビを装着してあれば、それもまた上級車種であることの証明にもなりますが、運転席、助手席周りとのフィッティングも良い。
シートの大きさ、天地方向の高さなど、ナビだけデカくて悪目立ちという事もありません。
乗員と操作系など人が座った時の全体の収まりやビジュアルが良さげな雰囲気かなと思いますね。
2列目、3列目のつくりも全体的に完成度が高いです。
3列目はフロア下に収納できて、格納時のフラットで広大な荷室が使い勝手良さそう。
3列目使用時には3列目の後ろに深い荷室が現れるなど、ホンダ独自の3列目の収納はもっと評価されるべきだと思う。
特等席は2列目、センターをウォークスルーにしたり、全体にセンターに寄せてロングスライドさせ、オットマンを上げてくつろいだりでいます。
2列目、3列目でスペースをシェアして長距離を大人数で快適に移動したりなど可能です。
2列目のヘッドレストが大き目で包み込むような感じのデザインとなっていて、特等席はココ、と言うのがわかります。
シートアレンジの造りこみで残念な部分としては、2列目のシートを真ん中に寄せずにスライドさせるとリアの内張とガツンとぶつかり、内装を傷めること・・・
オデッセイの2列目シートをスライドするとインテリアにガンガンぶつかり傷だらけになっているケースも散見されます。
アルファードだとこういった部分の造りも妥協なく作られている感じがあるので、企業としてのスタンスの違いかしら。
他の車でこんなことあったっけな?と思いますが、シートをスライドさせるときは後ろにご注意を。
全体的なつくりとしては、日本車的なもてなしと収納を備え、リアゲートとスライドドアの電動での開閉、ジェスチャーでの開閉が出来るなどの完成度の高さはありつつも、詰めが甘い部分もあります。
シートの出来としては、止まっている時の座り心地が良いだけでなく、ドライビング中のフィット感も良く、低級な振動を伝えないという機能面でも良い出来だと評価できそうです。
エンジン・パワートレインに由来する値段の差が大きいため、価格帯の割に~という評価がしにくい部分もありますが、なんじゃかんじゃでGoodとは評せます。ただ、500万円は高いし、500万円の車には見えない、と言うのが残念。
それこそ中古になって少し値段がコナレてくるかと言うあたりで人気に火が付く、と言う事は十分にあり得る、ポテンシャルを秘めた車だと思います。
2020年時点では納車待ちが続くのであまり大幅な値引きは期待できませんが、5~8%程度の値引きが効くケースもあるようではあります。
値引き前提であれば新車での購入検討しても良いかもしれませんね。
あくまで500万円出せるなら他に選択肢はたくさんある・・とも思いますので、多くのブランドの車を乗り比べるのが良いかと思います。
過去の試乗インプレ
なども参考になればと思います。
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