セローはアンダーパワーなのにヒーローなのか?試乗記②

イメージ的に俊足な印象がないかもしれませんが、セローは4ストシングルニーハン並みにそこそこはパワフルなモデルです。2005年から2008年までのキャブ仕様が21馬力、2008年以降のモデルでは18馬力とスペック的には大したことないってのもあります。KTMは250㏄で33馬力絞り出していたりするので、かなりアンダーパワーな印象ではありますが・・中々のパワー感とトルク感というか、軽量な車体としなやかな感じの足回りが適度なパワフル感を演出しているように感じる、そんなバイクです。
実際峠を走っていても普通のロードスポーツよりも車体を簡単に倒し込むことが出来るように錯覚するというか、ちょっとバイクの扱いが上手くなった?かのように思わせてくれるバイクかもしれません。セローに乗ってライディングがうまくなったと勘違いせてくれて、そして自分のバイクに乗り換えるとそのスキルアップを自己のバイクに反映させることができるような・・言いたいことわかります?この上達の手助けをしてくれるみたいなフィーリング。スペック的に大したことなくてもフレームのしなりや足回りの適度なしっかり感、ピーキーでないけど湧き出るような厚みのあるトルク感、そして使い切れると感じさせてくれるレスポンス。多分、そういうテイストも持っているってのがロングセラーの秘訣の一つなのではないかと個人的に感じました。アンダーパワーヒーローとして、セカンドバイクとしてのそこそこの支持を受けて所有されているというのが理解できます。車検がない分維持費もかからないイメージだというのも理由としては大きい。
とまぁ、そうなってくるとプラスアルファで色んなニーズが生まれるわけで、ツーリングセローなんてのもラインナップされていたりします。
部品代だけで約8万円相当のアイテム:アドベンチャースクリーン、ブラッシュガード、アドベンチャーリアキャリア、アルミアンダーガードが装着されベース車の6万円アップとなっています。工賃などの分を考えると納車時に形がまとまっていていいかもしれません。
touringserow.jpg
キャンプやアウトドアツーリングのお供にいい感じに仕上がります。
2017年モデルでもラインナップに残っており、グラフィックやボディカラーをちょっとづつ変化させて生きながらえています。
同様のアイテムをアマゾンで揃えることもできます。

必要な物だけDIYで装着ってのもアリでしょう。
派生車種でXT250Xという前後17インチのモタード風のバイクと言うのもあります。529,200円となっています。
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こういうストリート風の味付けも悪くはないと思いますが、17インチを使いこなすほどのパワーはないと思います。格好だけと言うか、なんというか・・もちろん絶対的なコーナリングスピードやキレのあるコーナーワークは実現できると思いますが、イマイチ不人気車種になっているようです。ハンドルの切れ角が異常に効いて、小回りの必要な街乗りでそのメリットを味わえることもあるようですが、イマイチ支持されていないようです。ここは不人気車でなく、知る人ぞ知る希少車だと思うようにしましょう(笑)
17インチ化によってベースのセローよりも値段が少し上がっているというのがありますが、モタードテイストにカスタムをすることを考えると割安な感じがします。
ちなみにトリッカーという車種も兄弟車です。427,680円です。
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車体のディメンションやハンドルのセッティングが違い、フリーライドプレイバイクというのがコンセプトとなっていて、フロント19インチ、リア16インチと軽快感を最重要視しています。軽快感の最たるものが燃料タンクの小型化などあり、遠出にはちょっと厳しいバイクで遊び用と割り切った感じで使うのが正しいようです。気持ちとしてはBMXなどのストリートカルチャーをバイクで再現したような感じとでもいうのでしょうか。エンジンはセローと共通ながら各種装備を省いているのもあってか価格としては43万円弱とかなり安いです。
兄弟車も個性的ですが、やはりそれはセローの基本設計の良さがあってこその物かと思います。
高速のクルージング性能には過度の期待はできないかもしれません。リッタークラスのバイクには着いて行くのがやっとと言った250㏄の単気筒なりにツーリングをこなしつつオフもこなす。初心者というかバイク乗りをスキルアップさせてくれる素敵なバイクです。ぜひ一度試乗してみたりしましょう!
2輪2足の乗り物 セロー試乗記① アウトドア用か旅用か? も見て下さいね。
ツーリング?アドベンチャー?ジャンルが一緒なような違うような・・ってバイクもいくつかと、スペックとカテゴリは違いますがKTM250DUKEや、排気量は違うけどもイメージしたバイク、NC750などのバイクも比較候補となるのかも?

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