幻の7人乗りスバル右往左往したエクシーガ クロスオーバー7試乗インプレ短評
エクシーガはクロスオーバーになっている
旧世代のレガシーのシャーシにこれまた使い古された2.5リッター水平対向NAエンジン。しかし、3列シートの7人乗り4WDでSUVに仕立て、細々と生きながらえている謎の長寿モデルです。
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クロスオーバー7の成り立ち
2.5L・CVT・AWDで、275万・EyeSight(ver.2)を搭載。
アイサイトは1世代前のものですがアダプティブクルーズコントロール的な機能などあり、そこまで旧世代の安全装備と言うほど見劣りはしません。
まだ、時代がスバルの自動ブレーキに追いついてないとも言えるかもしれません。
2008年の登場の当時には2リッターNAのFFモデルを200万円前後で用意し、ウィッシュやストリーム、プレマシーなどと販売競争になり、一時期は年間1万台くらい売れていたものの、7人乗りスタイリッシュミニバンの落日と共に失速、低価格競争に巻き込まれ利益率も低くスバルを疲弊させたモデルでした。
パノラミックガラスルーフを備えてプジョー307・308SWのようなお洒落さを演出したこともありましたがさして話題にもならず。
ガラスルーフについてはフランス製のウィッシュ!?プジョー308SWのススメなどの記事も参照して頂ければ。
モデルの変遷
レガシーに準ずる走りの性能を備え、2008年6月デビュー当時から2015年3月まではプレーンなスタイリッシュミニバンとして、2リッターターボに4WDのグレードを用意するなど、これまたレガシーに準ずるパワートレインを備えてハイウェイかっ飛ばし多人数乗車マシーンとしてコアなファンに支持されていましたが、販売台数振るわずテコ入れで2015年にクロスオーバー7に改名したという過去を引きずるモデルです。
全長x全幅x全高(mm)4780x1800x1670となっていてレガシーアウトバックに近い数字が並んでいます。
インテリアに関しては2列目3列目の後席用のエアコン吹き出し口がないことや、微妙にレガシーに劣る質感であったりとか、中途半端な感じがしないこともないです。
使い勝手は良い
しかし意外なというか、大胆な色遣いでなんだか良い物感とかを感じなくもないです。
オレンジがかった色味がワイルドでありながらもおしゃれっぽくもあるような。
クロスオーバー7になってフェンダーに黒樹脂のオーバーフェンダーというかフェンダーエクステンションを着けたような感じでSUVルックに、足回りなど若干のサスの変更とタイヤサイズ215/50R17によって約10mmちょい上げという感じでフォレスターなどのようにリアルSUVと言うほどではない。
2.5リッターのNAは173psとトルク24.0kgm、燃費は実燃費で8~10㎞/Lとなっていて、走行フィールも含めてレガシィと似ています。
馬力自慢ではないけど疲れにくいエンジン特性であり、多人数乗車時にも不足はなく、アダプティブクルーズコントロールとの相性もトルクのあるNAのマイルドなテイストは悪くないとも思います。
Siドライブと言うエンジン制御ロジックがあり、簡単に言えばスポーツ・標準・エコモードとスイッチでエンジン特性・ドライブモードを切り替えることが出来、9年くらい前から実はスゴイ先進的な装備ついてたんだなぁって思ったりしなくもない。
昨今のプレミアムな価格帯の車には当たり前のように付いていて、コンパクトカーや5ナンバーのミニバンにも標準とエコ位はついていたりします。
スバルはそれなりに先見の明はあったのだなぁと思いますが、販売に結び付くまでが長かったってことか・・・下手すりゃ結びついていないかもしれませんが。
エアコンの吹き出し口はリアシート向きに着いてないのが残念ですが、セカンドシートはリクライニングや前後スライド可能など、スバルの車の中ではかなり居住性が高い感じです。
意外にも、荷物満載のアウトドアに繰り出せるし、車中泊などにも対応できます。
3列シートにかけて後部座席ほど視点が高くなるシアターシートレイアウトというランドローバーディスカバリーシリーズのレイアウトをそのままキーワードごとパクったような感じですが、その甲斐あってか3列目も意外と使えます。
お買い得だけど注意点も
色々とコストカットしている部分があったり、300万円の車にしては高級感が無かったり、3列シートのミニバンであればワーゲントゥーランに価格が近かったりと、積極体に選ぶには微妙な感じの車とも思います。
口コミでは中途半端なモデルあるとか、旧世代のモデルであったりとか、メカニズムが古いとか、ネガティブなものもありますが、決して物が悪いわけではありません。
ある意味ではレガシーアウトバックに匹敵したり凌駕する部分もあったり、SUVルックで4WDのみの設定と言うのもグレード選びに迷わなくて済み、性能の高い四駆を選ぶ前提になったりと、ポジティブに変換できます。
批判はあっても、が、しかし、ところがしかし、意外にも乗ってみると結構良い車感のあるモデルだとツボにはまる人もいる不思議なモデルであるとも思うのの、気になる方は一度試乗してみると良いと思います。
中古のエクシーガ(クロスオ―バー7以外の)を狙うのも良いですが、廃版になったモデル故に売りに出すときには値段的に厳しいことになりますので覚悟が必要です。
2017年現在の情報として、モデルチェンジすることなくモデル消滅かも・・と言われていたりしますが、なんらかの形で7人乗りのモデルはスバルでも継続販売はされるとのこと。
基本的にはエクシーガクロスオーバー7を継続販売し、いずれはプリウスαなどのトヨタ製の7人乗りモデルをOEMで供給を受けるか、北米用のトライベッカのような7人乗りミドルサイズSUVをラインナップするか、となるようです。
個人的には水平対向エンジンの7人乗りはあってほしいと思うので、レガシ―にオプションでサードシートを着けるとかでもいいからセブンシータースポーティカーを設定して欲しいですね。
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
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納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
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メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
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そこで
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過去の一発競りでの事例はコチラ
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オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
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