インプレッサスポーツ試乗①・レガシィを超えるのか?
BPの再来?
BP型レガシィの再来に思える、新型インプレッサスポーツ。
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鷹の目と呼ばれ、史上最も美しいレガシィと言われたBP/BL型を彷彿とさせます。

デザイン的にはかなりシャープにソリッドに。
旧型レガシーもけっこうカッコいいと思いますが・・

ちょっと古さがありますかね・・
モデル概要は HBもセダンも値段一緒!インプレッサのインプレッション!の記事も参考に。
安全性の先駆車となるスバル
「アイサイト」(EyeSight ver.3)を全車標準装備、ボンネット上で展開される歩行者用エアバッグもこのクラスでは初の標準となるなど、話題に事欠かないインプレッサですね。
旧型のモデルでは、基本2リッターターボのグレードが花形モデルとしてありましたが、売れ筋は1.5や2リッターのFFであったりして、実用車としてもそこそこのスペックとポテンシャルを持っていたと思いますが、5代目 GT/GK系(2016年-)となって劇的な進化を果たしているかもしれません。
安全においては現行型を、サイズ面において旧世代の、レガシィをはるかに超えています。
3ナンバーで幅があるインプレッサ
全長×全幅×全高 4460×1775×1480mm、立派な3ナンバーサイズで、もはや日本的にはコンパクトカーとは言えないレベルかもしれません。
グローバルな視点に立てば全長が4500を切れば十分コンパクトと言えるそうですが、全幅はかなり大き目で1775㎜、マンションなどに多い機械式の立体駐車場に収まらない可能性があります。
先代のGP/GJ系の1,740mmで収まったところに収まらない可能性がある、ということで要注意点かと思います。
4WDの設定もあり、差額は約22万円です。一番安いモデルで1,922,400円~ 1.6リッターNA、2WD、FFで、12月発売予定。
11月発売は2リッターのみで、標準モデル L と、スポーティなモデル S の2ラインナップ、FFと4WDをそれぞれにラインナップする感じですね。
エンジンのスペックは?
今回試乗したのは2.0i-S EyeSightのFFモデル。
馬力は154ps、トルク20.0kg・m、燃費はモデルによりますが、LのFFで17.0km/L、Sの4WDで15.8㎞/Lとなっています。
Sだと18インチのアルミを履き、225/40R18のワイドなタイヤサイズを履きこなします。
これまた旧型のレガシーに設定のあったビルシュタインの足回りを備えたスペックBなどと同じサイズ。
なにか因果を感じます。SGPとよばれる新しいスバルグローバルプラットフォームの採用で、旧世代のレガシィよりも足回りの性能は段違いに良い、とは営業マンのセリフ。
エンジンに高出力のターボをラインナップしないのは時代的なもので、スバリストと呼ばれるユーザーもカスタムブームを経て今はエンジンに関しては大人しめの仕様を好む傾向にあるとか。
しかし、エンジンの出力はそこそこで良くても、乗り味、ハンドリングの良さ、スカッと爽快なコーナーを駆け抜けた時の快感は譲れない部分だそうで、そこら辺の出来はピカイチだそうです。
旧世代のレガシーは1695㎜の5ナンバーから、1730㎜の全幅の時代を経てその後は1780㎜ → 1840㎜と拡大を続け、そして、インプレッサも先代からは3ナンバーになっています。
まずはレガシーの過去のレガシィ(遺産)を超えるような全幅を手に入れたと言えるかも・・レヴォーグとの全幅の差も5㎜くらいとかで、ほとんどないですしね。
全長が短い分、コンパクトで軽く、走り味も軽快。
メリットも多いですが、スポーティな外観を手に入れた反面、やはり狭い路地での取り回しには気を遣うというデメリットはあります。
ミラーtoミラーの全幅はさほど、とか、見切りが良いから、とか擁護する声もありますが、この車がまずは駐車場に収まるのか、停めにくくないか、まずはそこをしっかりとチェックしましょう。
欧州コンパクトとのサイズ比較
ワーゲンのゴルフのサイズは 4265×1800×1460 価格は250万円~
メルセデスベンツAクラスは 4355×1780×1420 価格は296万円~
プジョー308 4260×1805×1470 価格は299万円~
シトロエンC4 4330×1790×1490 価格は259万円~
となっているので、ライバルとしてはそこらへんでしょうか。
排気量は1.2~1.6リッターくらいで価格はインプレッサよりは上。
輸入車は輸送コストで50万円くらい価格に上乗っていると考えると比較してもよいかもしれませんね。
ちなみに走りの性能でもこういった欧州車と比較しても遜色はないと私個人としては思います。
レガシーやレヴォーグを筆頭に、スバル車は安全面、走行性能においては国産車の中でも一歩秀でていると言っても過言ではないと思います。
内装の出来に関しては、好みが別れるような気がしますが、同クラスのライバルが脱落していく中でも車両の価値として存在感は高く、一見の価値はあると思います。
史上最高の乗り心地を実現 インプレッサスポーツ試乗② に続きます。
さてさて、2025年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっているでしょうか?。
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