NC750X 試乗記② 2016年モデルDCT 日本一周ツーリング応援バイク?

2016年にアップデートされたNC750X、その試乗記後編です。


試乗記前編・モデル概要から 続きです。

新型での進化

手前がNC750X  奥がアフリカツイン

前回の投稿ではエンジン性能、燃費性能の紹介とモデルの歴史に触れましたが、たかだか登場して4年のモデルにしては話題に事欠きません。

700から750へのアップデートでも、バランサーの追加や、2016年の進化ではLEDヘッドライトの採用やマフラー形状の見直し、サスのアップグレードにDCTの制御モードの追加に学習効果を持たせたり、一部グレードにETCやグリップヒーターを装備したり、価格も上がっているそうですが、装備の充実具合の方が先を行っているように思います。

各種制御の進化

DCTの制御はモード切替のバリエーションの増加、というギミックだけでなく、アクセル開度や坂道の登り下りの検知(エンジンへの負荷で検知しているとか?)でギヤの選択をより人間っぽく制御するようになったそうです。

AI的なもので運転パターンを学習して、それに合わせてシフトチェンジのタイミングを変更するなどの機能もあるそうです。500㎞だか1000㎞走行すると自動で運転パターンが変わるらしいんですね。

サスとタイヤ

サスペンションはストローク豊富ですが、少し硬め、スポーティな雰囲気ですがシートの柔らかさと大きさがお尻に優しく、総じて乗り心地は良いと思います。

ワイド過ぎないリアのタイヤ幅のおかげか(160幅)コーナリングも軽快で、ワインディングでも、DCTのスポーツモードであればクラッチ操作やシフトチェンジから解放されつつもスポーティに、アクセルワークに集中した新しいドライビング体験ができるかもしれません。

市街地走行でもエンジンに急かされることなく、トルクフルで鼓動感あるフィーリングで良いですね。クラッチからの開放は渋滞や市街地でも大きなアドバンテージになります。

左がアフリカツイン 右がNC750X

シート高・ローダウン仕様もある

シート高も身長170㎝あればスタンダードでも余裕でしょう。取り回しに不安がある場合や、自宅の駐車スペースの関係で跨ったまま押し歩きのようなケースが多い場合にはLD仕様(ローダウン仕様)も良いと思います。

パッと見た感じのシート高はアフリカツインと大差ない感じですが、アフリカツインの方が4㎝ほどシート高は高く、ハンドルとの距離など遠く、NC750Xはコンパクトなポジションであると思います。

この2車の選択を悩む方はいないとは思いますが、参考までに。パラツインにDCTと言うのは実は共通のアイコンですが、目指す道が違いますね。

燃費だけでなく維持費を下げる工夫もある

エンジンのフィーリングはトルク重視・扱いやすさと低燃費がテーマではありますが、2016年の改良での新マフラーの効果か、結構ビート・パルスの利いた心地よさを感じます。

決してカブほど排気音は軽くはないですね。50㎞/hを超えると風切り音などのノイズが勝ってあまり聞こえるわけではないですが、ツーリングでの適正も高い、良い意味での静粛性かと思います。疲れ難い特性です。

燃費の良さが取り上げられることも多いバイクですが、色々な面での維持費も安くなる工夫があるとのこと。

フロントが大径シングルディスクブレーキ、握り込んだ奥の方で効きが高まるタイプで申し分ない性能ですが、なぜ大型二輪なのにダブルディスクではないのか?個人的に疑問でしたが、販売の方が、シングルでの部品点数減での軽量化、パッドが一組で済む、ディスクはウェーブ型でちょっと大き目でタッチを良くしている、などの理由だということで説明いただき納得がいきました。

タイヤサイズもリアの160㎜幅は種類豊富だけども過剰なスペックでないナローな幅にしたとか、ギヤ比の変更での燃費向上も長距離ツーリング使えばその真価が解るとか、維持する面、距離を走った時のメリットを考えて作られていると力説いただきました。

ちなみにタイヤの交換サイクルは前後共に9000㎞前後or3年以内の早い方だとかで、量販店によくあるサイズで、3万円前後で交換可能とのこと。

高速での走行性能に不足はなく、燃費も30㎞/L以上走り、維持費もその他の大型バイクよりかはかからないであろうと、今一押しの日本一周ツーリングバイクだ!とのことでした。

グレードと価格

楽に遠く、早く安く、と良いとこどりの次世代のスタンダードを目指したバイクだということですね。

新車価格はNC750XのABSなしMT、標準モデルで約74万円~

ABS付きDCT(AT)、ETC+グリップヒーター付きで約92万円~

各モデルに3㎝シート高の低いローダウン仕様(サスを変えている)を設定しているというキメの細かさ。

2012年に出たばかりということもあり、中古はあまり値段が安くなっていない、というのと、初期型中古は人気が微妙と言うこともあり、新車価格もさほど高くないこともあってか、中古不人気、新車が人気という状況のバイクのようです。

新型へのモデルチェンジやマイナーチェンジが早くて新しい方に目が行きがちなのもあるかもしれません。値引き的には概ね時期にかかわらず8%引きはあるそうなので、乗り出しがほぼ車体価格になるようなイメージでしょうか?

ライバルとなる大型バイクで今売れていると言ったらヤマハのMT09・MT07ですが、あちらのバイクはストリートファイター色を前面に出したパワフルな3気筒or2気筒、と方向性が全く違いますね。

でもそれはそれで売れる理由、人気が出ている理由があるので、機会が有ったら乗り比べてみると良いと思います。自分にどちらがマッチするかはそれぞれの感覚があると思います。


是非乗り比べるなどして検討してみましょう。


まさかの純正パーツもあったりしますが、NC750X用のパーツもアマゾンでそこそこ安価で出回っているのでチェックです。



拡張性の高さではスタイリッシュな社外品なども GIVI(ジビ)やPUIG(プーチ)などのサードパーティ系のブランドも割引になっています。



純正のトップケースだけでなく、汎用のパニアケースやトップケースも捨てがたい。スクリーンは純正で物足りなければ社外のものもあると頭の片隅に留めておきましょう。


カスタムが気軽に出来るというのはバイクの楽しみの一つ。自分仕様にしてみるのも良いでしょう。そこそこの人気車でないとパーツのラインナップも多くはないですが、NC750シリーズは選択肢が広い感じです。

派生車種と言うかエボリューションモデルともいえるX-ADV、2017年に追加になっています。


NC750Xをベースにリア15インチ、オンオフ両用風の前後ブロックタイヤ、フロント倒立フォーク化にダブルディスクブレーキにキャリパーはラジアルマウントをおごり、そしてエンジンとDCTはほぼそのままというある意味革命(笑)

謎のバイクXADV の記事などもご覧いただけれなと思います。

さらにモデルチェンジした新型になったNC750についてもチェックです。

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