W204 Cクラスステーションワゴンのススメ!


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2007年にデビューした1世代前のCクラス、W204型と呼ばれるアジリティという聞き慣れない言葉をコマーシャルに使ってBMW3シリーズのスポーティさに対抗して登場したモデルです。

アジリティ=敏しょう性 あえてスポーツセダンとは謳わずに、スポーティに仕上げたよ!とPRしています。

ここで大事なのは、あくまで、【メルセデスにしては】スポーティに仕上げた、というところでしょう。

BMWやアウディの後追いってだけでガチガチに足回りを固めてロールを究極まで抑えたという下品なチューニングでなく、メルセデスの割にはハンドリングが良いな、くらいに留めているのが良い点で、型落ちになっても気軽に使えるしなやかな乗り心地であると思います。

個人的にはセダンモデルは堅苦しい感じになりがちなので、カジュアルさでワゴンモデルがオススメです。

セダンだと仕事車(法人車)のように見えなくもないですし、ワゴンなら趣味の車をセンス良く輸入車で選んだ、ように見えなくもないです。

ちなみに当時の販売台数のイメージ的には6:4でセダンの方が売れていて、、C200やC180などのエンジンは標準の1.8リッターの直列4気筒ターボチャージャー付184psのグレードが人気だったとか。

2007年にデビューして、2011年5月にはマイナーチェンジでヘッドライトのデザインや、インパネ周りの変更、ATが5速→7速に、エンジンの直噴化、など進化しています。

Cクラスのモデルライフ後半に差し掛かった2013年には追突予防の自動ブレーキなどの安全装備をオプション、もしくは標準装備にするなど安全装備を高めて2014年に新型Cクラスにモデルチェンジとなっています。

旧型モデルのCクラスステーションワゴンは全長×全幅×全高:4610×1770×1460で、1800㎜以下で、当時の3シリーズやアウディA4よりもコンパクトなボディであることが特徴です。

新型になり全幅が1800㎜を超えてしまったのはマイナスポイントで、機械式駐車場の規格的にNGになってしまうケースもあるようです。


旧型Cクラス 前期フロント エレガンス顔と呼ばれるSクラスと共通するグリルとボンネットの上のメルセデスマーク


前期アヴァンギャルド クーペグリルと当時は言われてましたが、スポーティに仕上げています

後期型 アヴァンギャルド ヘッドライトが直線基調からやや湾曲したカーブするデザインへと変わっています。LEDのポジションランプがつくなど、アウディっぽい要素を入れているように見えます。

当時の試乗した記憶で行くと、アジリティを謳う割にハンドリングは機敏でないと思いました。

その変わり乗り心地はすこぶるよく、段差を超えたショックは3シリーズや5シリーズよりもしなやかだと思います。

ボディや足回リは柔らかいわけではなく、しっかりしているのに大らかな感じで乗り心地が良いというか、良い意味でSUVっぽいというか、そんなイメージです。

高速道路などの速度域が上がると安定感も増し、より快適に感じます。

4WDが必要でない地域であれば、趣味に旅行に使える実用的でありながら多少のブランドステータスも手に入る素敵な車だと思います。


2016年現在の中古車の相場としては、マイナーチェンジ前後で200万円前後です。

新車当時の価格は420万円~で値引きがあまり少なく、オプション装備で乗り出し500万円を超える価格だったものが、比較的手ごろな価格で買えるように思います。

初期投資を抑えてラグジュアリーなモーターライフを楽しむなら初期型100万円~、価格と程度バランスを重視するならマイナーチェンジ以降のモデルを200万円~、新型と遜色ない機能を求めるなら2013年以降のレーダーセーフティパッケージ装着者250万円~を、といったところです。


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