旧型ワーゲントゥーランのススメ 型落ちで美味しいところをいかがでしょう?
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12年ぶりくらいの新型の登場で盛り上がるワーゲントゥーラン。
新型にも試乗予定ですが、知人がゴルフトゥーラン2008年型を5年所有していて運転する機会もかなりあったので記事にまとめて中古車、新車購入の参考にしていただければと思います。
モデル概要、ちなみに初期型は2004年に発表され、2007年からのツインチャージャー×DSGのコンビネーションのモデルの登場(中期型)でヒットを飛ばし、2011年に後期型になっています。
メーカーの発表ではモデルチェンジと言っていたりしますが、ゴルフ5のプラットフォームをずっと使っているのでマイチェン扱いのようなものであり、2リッターで6ATでノペっとした燃費あまりよくないのが初期型、ツインチャージャーで戦闘力を増して燃費もそこそこ、アウディ風のギラッとした大きなグリルを備えたのが中期、中身は安全性を向上して燃費や走りも少し向上、シンプルで直線基調になったのが後期型になります。
どの時期でも寸法はだいたい一緒で、全長×全幅×全高 4400前後×1795×1670mm前後といったところです。
全長が短く幅が1800なくて、高さが結構あるイメージです。幅はマンションの機械式立体駐車場に収まる可能性がありますが、高さは微妙です。
内装はシンプルで華やかさはなく、質実剛健的な感じです。
7人乗るのには若干狭く、実際には日本製5ナンバーミニバンの方が広くて使いやすいでしょう。
ボディの剛性や内装のがっちり感や、2列目3列目独立式で取り外し式のシートのアレンジなど、日本車にない魅力もあります。
安全装備も衝突予防安全以外のものは当時から一通り着いているのでその辺りは同クラスの日本車に対してのアドバンテージと言えます。
2016年発表の新型のトゥーランはシートアレンジの面でも安全面でも大きな進化を果たしているのでそちらも見てみるといいかもしれません。
新型は今の時期なら大幅に期待できますが、売る時に二束三文になりかねないので、賭けとも言えます。
エンジンは中期型以降ずっと1.4リッターターボスーパーチャージャなので、見劣りはしないと思います。
ミニバンで荷物や人数積む車のような見た目ですが、中々走るいい車です。高速巡行も安定感があり、長距離とかも意外と苦ではないですよ。
エンジンとミッションについて、初期型2004~2007年2月まのモデルはオーソドックスな2リッターと1.6リッターにアイシンAWという日本製の6ATで、当時の水準としても普通です。
輸入ミニバンは買おうと思っても選択肢がなく、あっても非常に高価で大きかったりちょうどいい大きさがなく、ワーゲントゥーランの一人勝ち状態でした。
当時の新車価格は300万円前後で、10年落ちの中古になり50万円前後の初期型はお勧めです。
ミッションやオートマも普通でトラブルが少なめで、値段も安く手に入ります。もちろん年式相応のトラブルは起こると思いますが、ドイツ製7人乗りは古くなってもそこまでガタがくるわけでもなく、道具として躊躇なく使えると思います。中期型はDSG/ATがトラブルが出やすいので注意が必要です。
クラッチの制御が悪くなると修理で50万前後かかるとのことです。
特に後期にかけては乾式7速DSGが搭載されているモデルはトラブルが出やすいそうなので、中期の2009年9月前の6速DSGの方が頑丈なようなのでそちらをお勧めしますね。
知人が乗っていたのが2008年型で、故障ないまま5年目の車検、60000㎞で乗り換えておりました。
中古で100万円前後から探せます。
個人的には中古車でもナビのソフトを最新にアップデートするか、新しくて安めのメモリーナビに乗せ換えるかするだけでだいぶリフレッシュされた便利な乗り物になると思います。
ディーゼルの排ガス不正に揺れるVWですが、物は頑丈だとは思うので、手入れ次第で長く付き合えるいい車になると思いますよ。