新型シエンタ(2024/5-)ZにDAプラスが付いた事情

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値上げとともに装着されたDA+の意味

2024年5月20日販売再開・受注再開となったマイナーチェンジ版新型シエンタ、標準装備を強化、値上げも伴うのですが、大幅な値上げとならないよう緩和されている感じです。

DA:ディスプレイオーディオプラス89,100円を標準化して122,600円の値上げ、実質37,500円の値上げに抑えるとか、企業努力のたまものです。

大幅な値上げの印象を和らげる装備の見直しと並行したものですが、シエンタのZグレードのような上位グレードを選ぶ方には、大きめの液晶もセットオプションで選ばれる方も多かったそうな。

上位グレードのZではDAプラス89100円が選ばれる

トヨタ車複数台持ちで大型のSUVやミニバンも所有されている方だと、シエンタくらいのサイズがセカンドカーなどにちょうどよくて、かといって見栄えがしないのはちょっとな~ってのもあるので、シエンタZグレードが人気らしいです。運転支援でもZハイブリッドだけ停止保持可能だったりと、上位車種と可能な限り使い勝手を近くすると選択としてはZ-hybrid、どうせならオプション盛って!みたいな。

逆に、Gグレードでは8インチでいいやってのが鮮明に別れ、10.5インチのユニットが余ったのかもwww

実際のところ人気のオプションとなっていたとのことで、上位グレードのZなら値上げしてもナビサイズ大きくなれば拒絶反応は出ないと見立てた。じっさいの所、直接のライバルとなる新型フリードは2024年5月9日に発表されていますが、ナビ無しで250万円~という価格帯のイメージ。新型フリードは11.4インチのナビもディーラーオプションで選べますが30万円オーバーとなり、ナビまで含めたザックリとした価格間隔ではフリードの方が30~50万円位は高いのかなぁって所です。

相対的に値上げしてもトヨタは安い!ナビもついている!と販売サイドも売り易い完成度になっていると言えそうです。

今後のトヨタ全般マイナーチェンジの傾向が見えてくる

今回のマイナーチェンジ版新型シエンタは、ディスプレイのサイズが8インチ→10.5インチと液晶の大きさも大きく中身に車内ナビが付いてくるタイプのモデル展開・グレード展開しています。

トヨタの別車種によっては、廉価グレードは小さいナビ(と言っても8インチで十分デカイが)で、中間グレードと上位グレードでは液晶サイズは同じで12.3だったり14インチだったりで、上位グレードだけ車載ナビが付いてくるタイプもあります。

更には上位グレードだけ車載ナビが標準で、中間グレードは液晶大きいけど車内ナビ無し:メーカ―オプションでディスプレイオーディオプラスを選べるというパターンが増えてきている感じですね。なんなら差はそこだけってパターンとか。

2024年に登場した新型ランドクルーザー250がそういったグレード・装備の構成で、やや難解な設定となっています。

最上位グレードのZXでは車載ナビ+コネクティッドナビとフル装備、中間のVXグレードではディーゼルならディスプレイオーディオプラスが選べるけど、VXのガソリンでは選択不可というパターンで、プラドガソリンからの乗り替え勢には悩ましい選択になることも。

今後トヨタでマイナーチェンジなどでナビシステムの構成が変わりそうなのが、ランドクルーザー300系中期モデルと、90系ノア・ヴォクシーの2025年初頭のマイチェンなどでしょうかね。

ランドクルーザーでもノア・ヴォクシーでも上位グレードでは大きな液晶と車載ナビでディスプレイオーディオプラスを標準化し、値上げで調整というパターン、見えてきますよね。

トヨタはディスプレイオーディオの液晶サイズは8インチ・10.5インチ・12.3インチ・14インチと用意しているので、今後はフルモデルチェンジやマイナーチェンジで液晶だけサイズアップして車載ナビ省いて値上げを誤魔化したり、上位グレードだけDAプラスを用意したりと、今後の展開も見えてきそうです。

まとめ

トヨタの現行最新世代のコネクテッドナビ・ディスプレイオーディオのシステムは、2022年の90系ノア・ヴォクシーからスタート。2022年8月発売のシエンタにも採用され、ノア・ヴォクシーよりも一足早くマイナーチェンジでナビ標準化となっています。

ディスプレイオーディオと車載ナビの車種やグレードでの用意にバラツキはあるもの、多くの車種でナビがほぼ標準化、今回2024年5月のアップデートでシエンタにも恒久的に使えるカーナビが一部とは言え、標準化されたのは大きな進化です。

新型シエンタの価格帯
シエンタガソリン車   1,995,200円~2,686,600円
シエンタハイブリッド車  2,390,000円~3,234,600円

ナビ標準グレードも含み、このお値段・価格帯、かなり頑張っている価格設定です。

この価格は2023年12月の大規模なダイハツ不正でルーミーの販売が鈍り、シエンタを代替候補にする方の受け皿とするために大幅に上げるタイミングを失した感もあります。

この価格帯で7人乗りが選べる、狙い目かもしれません。

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