デュカト（祝2022日本導入）469万円～がキャンピングカー業界並行輸入OEMに革命を起こしそう

デュカトの価格

フィアットデュカト、価格はなんと…

メーカー希望小売価格（税込）4,690,000〜　！

となっています。

やりました。

500万円切りましたよ！

と大喜びしたいところですが、この価格、まだどこまでの装備が付くか未定なんですよね。

自動ブレーキシステムは装着されるものの、ACC：アダプティブクルーズコントロールは付かない予定。オプション設定されるかどうか、むしろデキるのかどうか未解明。

大きめの液晶パネルはデンソー製ナビや回転シート、電動パーキングにUSBポートなどは付くのは確定、しかし、内装のシート数などの設定はすべてオプション扱いとなる見込みだそうです。

リアウィンドウがパネルで埋め込まれて視認不可で、デジタルインナーミラーを装着しています。

469万円の仕様は運転席と助手席だけの2シーターとなる予定です。

架装ベースとなるので、それで良いという割り切りで低価格を実現している感じでしょう。

今のところ、ロングバージョンのL3H2と、L3H3の価格や装備は非公開。

メルセデス・ベンツのマルコポーロホライゾンよりも遥かに安く、メーカー純正のキャンピングカー仕様を用意していくれるのにも期待です。

Vクラスのボンゴフレンディ！！まさかのAFT！

Vクラスのキャンパー仕様では864万円程度。

ハイエースのメーカーとキャンピングカーメーカーのコラボ的な車種で一部ディーラーで販売している車両ではガッチリ作り込んで行くと

ハイエースロング300～400万円台のベース車両が800～900万円程度になったりします。

フィアットデュカトは今までは並行輸入されてキャンピングカー仕様に改造され、1000万円～で売出していて、中古でも年式によりますが現行型であれば、かなり高額で、1000万近い価格で取引される傾向にあります。ちなみにデュカトをベースにやや名前を変えてアドリア（ADRIA）というブランドに換装されていたりもするので、ベース車両としても人気です。

L3シリーズの価格がどの程度になり、コラボレーションしたキャンパーメーカーとでいくら位の価格になるのか？興味深いですし、今までの価格帯よりも少し降りてくるとイイですね。

エンジンと駆動輪

エンジンは2.3リッターのディーゼル、最高出力180ps、最大トルク450Nmとなっていて、燃費は10km/L程度と、軽油で燃料代は安いものの、燃費性能はそこそこ。

ディーゼルで高速走行時の燃費性能はカタログ燃費よりも良くなるのでしょうが、ACC：アダプティブクルーズコントロールが付かないのが惜しい。

駆動形式はFFで4WDの設定はナシ。

今までの並行輸入仕様でも4WDは設定は無いものと思われますが、たまに中古であったりするんですよね…なんでもヨーロッパで駆動を改造するという荒業があるらしいです。逆にいうとそこまでしないと4WDは用意できない、ということでもあるらしく、今後4WD仕様がラインナップされることも無いようです。

オートマがなんと最新の9速もあるタイプです。

以前までの並行車では7速だったり、5速or6速ASG・シングルクラッチ式自動変速だったりしたようですので、ものすごい進化ですね。

おかげでなんとか2トンの車体なのにリッター10走れるってことでしょう。

まとめ

これだけの大きさのミニバンを自由にイジれるベースにしていい…男のロマンでしょう。

もちろん、イタリア車だから国産のミニバンよりか故障のリスクもあるし、修理するのにかかるコストも日本車よりは掛かるでしょう。

それでもハイエースのデザインになんとなく心がトキメカないとか、味気のないミニバンはちょっと…となると、イタリアのセンスを散りばめた独特の世界観のあるこのトランスポーターは魅力的に映るかもしれません。

キャンピングカーとしてパッケージングしてもきっと今までの並行輸入車に比べればだいぶ安価になるでしょうし、なにより安い価格から（といっても500万のベース価格ですが）ビッグサイズのキャンパーを手に出きそう、という夢を抱かせてくれます。

ディーゼルで9速オートマでそこそこの燃費の良さ、長距離ドライブにも適正が高そうでもあります。

６メートルの長さに2メートルの幅の車体とか、日本で扱うには間違いなくビッグサイズで、人を選ぶし、道も選びます。

5.4メートルの標準サイズならハイエースの大きい方でも近いサイズ感ですので、ベースモデルを比較するというのも有り得るでしょう。

どこまで販路が広がるか、展示車や架装車をチェックできる日が年内にやってくるのか楽しみです。