内装の質感はカロクロレベル?新型ノア・ヴォクシー(2022)内装インプレッション①S-Z編

内装のコストカットはカローラクロス基準

なにかと話題のフルモデルチェンジ版新型ノア・ヴォクシー。ここ最近では工場の操業停止で納車までのタイミングが右往左往しているようです。


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納期の問題と共に、展示車少ない問題もあったのですが、それは1月中に多少は改善されていくもよう。

私は各店への展示車入庫と供に最初期に3台ほどチェックしてきていて、試乗してきてもいます。

走りに関してはレベルが高く、もはやクラスの新たなスタンダードとなるのは確定、そして飛び道具たるオプションの数々もインパクトを残していて、注目を集めています。

半自動運転:アドバンストドライブやプロアクティブドライビングアシスタント、リモート操作で駐車支援、2列目にはオットマンが付く、などなど文字で起こすとまるで超高級車のハナシをしているかのような感じです。

それがベースラインで267万円~とは言うもののそれは安く見せる釣りグレード、グレードや装備で補正してなんやかんやで300万円台、まぁ、それでも十分に安い価格帯と言えるとは思いますけども。

その中で、どこかでコストカットして帳尻を合わせているのか?ってので気になりますよね。

ズバリ

インテリア

ですね。

グレード毎に細かなコストカットもしてあって、そのレベルがだいたいカローラクロスレベル。

どの辺が、どのような感じなのか?

内装・インテリアについて詳細に解説していきたいと思います。

100万円台のインテリア

過去の試乗インプレッションブログでカローラクロスの内装の仕上がりのレベルを詳細に記したことがあります。

インテリアの素材、ステッチ風の装飾の有無やソフトパッド素材をあてがう場所、面積など、カローラクロスはラブフォーやカローラツーリングよりも格段にコストカットしていて、質感は高くないと。

そう、100万円台のインテリアの仕上がりです。

カローラクロスは199万円からの車だから、内装の水準も100万円台、と言うことで表現しても嘘ではない。上位グレードだからって急に内装がゴージャスになるわけでもないですしね。

新型ノア・ヴォクシーではカローラクロスとプラットフォームは同じ、ノア・ヴォクシーのほうがエンジン・ハイブリッドともに新世代で、スライドドアや独自の機構も備わるから車両本体価格も上がっていくのも納得が行くところ、しかも日本市場向け…300万円前後として成立させているのですから、内装はチープになってしまうのも仕方がない。

同じプラットフォーム・エンジンを共有する遠縁の兄弟車たるRAV4やハリアーは価格帯が50~100万円高く、ノア・ヴォクシーがそれらよりも安くて7人乗りで同じレベルの内装のクオリティを望むのはムリがある。

新型ノア・新型ヴォクシーでは内装のほぼすべてのパネルがハードプラであり、割り切りの極み。チープさが半端じゃないのを合皮のソフトパッド素材を助手席側にペタっと貼って誤魔化しています。

ステッチ入りっぽい助手席側の合皮のパネル

S-Z・Zグレードでは運転席側のドリンクホルダーにも装飾の合皮のパネルが貼られるなど上級グレード的な若干の質感アップもあったりシますが、全体的なパネル類の質感は低い。

エアコン吹出口や備え付けのドリンクホルダー部分のシルバーの装飾もあまりキリっとした色合いにも見えない。

画像はS-Gのもの。シルバーの質感があまり高く見えないしパネルのハマり具合がビミョー

パネル自体の立て付けも画像で言えば上部、一部チリがあっていないなど気にある個体もある。

S-Zのインテリア シート表皮は合皮×ファブリック

ドアのアームレストや、スライドドアのパネルの一部に合皮を貼ったり少しステッチの装飾を入れてたりします。

正直色味が地味でプラのパネルかプライムスムースのテクスチャか全然わからないというのも質感低く感じる要因かもしれません。

内装パネルのフィニッシュ

S-Z・Zグレードであればシートは合皮とクロスのコンビ、文様も少しオシャレですね。

もろもろ上位グレードであれば、質感向上の工夫はあるものの、プラ系素材の質感は低め。

価格帯・コストを踏まえて、内装はカローラクロスレベル=100万円台のコストカットカー的だってことです。

例えオットマンを2列目シートに用意したとしても、インテリア全体の質感では上位車種のアルファードなどには及ばない部分があります。

安全装備でコストを消費して、飛び道具的な装備の数々はちょっと高価なオプションでお好みでチョイスという流れですね。

中身は良いけど内外装でコストダウン

ちなみに走行性能・先進安全性能で言えば、現代のクルマの水準をこのカロクロの価格帯:200万円前後から満たしてきたってのがあって、セーフティセンスも新型ノア・ヴォクシーーでは、さらにレベルが高いものが備わっています。

カローラクロスでもコネクト機能が備わるナビがオプションで選べるなど、機能面でははっきり行って十分、というか、高性能。高価なセットオプションのプロパイロットじゃないとACC:アダプティブ・クルーズ・コントロールとLKA:レーンキーピングアシスト付かない日産よりかよほど先進的で安全なクルマを安価に出しています。

トヨタのコンセプト的に安い・そこそこ大きい、内装は割り切ってチープ、というラインを成り立たせようとしているようにも感じますね。

外観は標準ノアは地味顔でグリルだけインパクトあるようで見慣れると少し地味に見える感じ、エアロボディのノアはメッキグリルギラギラで少しインパクトを、そしてヴォクシーのほぼブラックアウトしたグリルに細いラインのポジションランプに小ぶりのヘッドライトと構成的でオラオラした感じを超えた個性で外観にインパクトを出しています。

外観はあまりコストを掛けてなくもデザインやメッキで個性を狙っています。赤いボディカラーを用意したのも目立つための一発屋として仕込んでのことでしょう。

そう、クルマのハードとしての面、走行性能に先進安全運転などは安い価格帯であっても標準化してそこにステータスを全振りしてあって、外観の・内装の質感という室内側の根本的なコストがかかる部分はバッサリと切っている感じで、ある意味割り切っている車作りをしています。

インテリアのパネルなどは触ってみてしっかりと確認してみましょう。

とりあえず液晶を大きくしてピアノブラック(笑)

ここ最近のインテリアの仕上げで多いのが、とりあえずでかい液晶モニターを入れておけ、という風潮があって、タブレットサイズのけっこう見栄えのする液晶がセンターに鎮座するだけで未来っぽさも出るし、良く言えば今風で見栄えも良い。

液晶で高解像度の映像が映し出されるだけで目眩ましにあって、鮮やかなカラーでそこにもう高級感を感じてしまうという錯覚が起こったりします。

そして液晶パネルの付近のインテリアパネルはピアノブラック系の光沢のある樹脂のツヤアリ塗装でなんとなく上品に見えたり高級感を感じたりと、見事に欺かれたりするものです。

液晶周り、エアコンの操作パネル周り・シフト周りなどがイイ感じに仕上がっているだけで全体的に良いと錯誤するというねらい通りでしょう。

精一杯頑張ったのがココ、S-Zであれば運転席側から目に付く部分、よく操作する部分はステッチ入りの合皮パネルと大きな液晶・ピアノブラックの内装で仕上がりは悪くは感じにくいってところです。

S-Zの方が満足度は高い

コストカットの部分が気になるとしても、走りの基本・安全装備の基本はしっかりと抑えているのが新型ノア・ヴォクシーの強みです。

走らせて人とモノを運ぶだけのピープルムーバーとしては基本性能が高く、廉価グレードや中間グレードも満足度は高いものと思われます。

ですが、上級車からの乗り換えであったり、クルマの内装の質感にもう一歩高級感や上質感、見栄えの良さを求めるのであれば、S-ZやZなどの上級グレードの方が満足度は高いでしょう。

外観がアグレッシブになるのに抵抗ある方もいるかも知れませんが、十分にモダンであり、ボディカラーで印象が変わったりするので、実車でのチェックが大事になってきます。

17インチのアルミホイールや、内装のちょっとしたアップデートの積み重ねにより、約30万アップという上位グレードに相応しい仕上がりだと感じると思います。

内装の高級感や居心地の良さを追求したい、というであれば、新型ステップワゴンも候補としては良いかもしれません。ただ、外装は少し地味かもしれません。

ミニバンとは言えせっかくだから少しでもイイ車に乗りたい、そう思うのであれば、新型ノア・新型ヴォクシーのS-Zグレードは現状最有力候補になります。

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

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タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

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愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

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過去の一発競りでの事例はコチラ


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