新型ノア/ヴォクシーのフリーストップバックドアとパワーバックドア両方使って試してみた、FSBDに手を添える理由が分かった

どちらも良いバックドア

どっちでも使い勝手はかなり向上していると言えそうな、2022年1月13日に販売を開始したフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)のリアゲート・バックドア。


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ソッコーで3台ほど展示車をチェックし、電動バックドアたるパワーバックドア:挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能・パワーバックドアスイッチ<車両サイド>付きのものと、ワンウェイラチェットで開度を保持できるフリーストップバックドア(FSBD:Free Stop Back Door)の両方をチェックしてきています。

パワーバックドア・この画像にも実は深い意味が…あるかも

今回はそのテールゲート・リアハッチ・バックドア、どれが正式な名称なのかはアレですが、車体後ろの大きく開く一枚のラゲッジのドアについて、解説していきます。

フリーストップバックドアの使い勝手

新型ノア・ヴォクシーに標準装備されるものが、フリーストップバックドアと言う物です。

使い方は通常のバックドアと同じで、手動で開閉する物、開閉のロック解除の場所も通常通りの場所です。

カチッとしたスイッチ(レバーではない)を押して、後ろに跳ね上げて開きます。

普通に開けば、そのまま普通に全開に開きます。←当たり前過ぎる文章なんですが、新機能である途中で止めるというのはちょっと操作が必要な感じです。

紹介の画像などであるのがこういった手を添えたものがあるのにも理由があって、

開く方向に油圧でゆっくりと動き、手を添えて止めただけだと、きっちりそこで停止保持しない時があって、

少し戻す方向に力を入れてラチェットの引っかかりにギヤを乗せてしっかりと止まる感じです。

あくまでイメージです そこまでガッツリ押し込まないでも止まります

なので、カタログなどでも手を添えて止めたら、そこでロックがかかる的なのとほんのちょっと違うかな~ってところです。

そして、一度ロックして停止保持をしたら、更にもう少し開こうとしても、ラチェットがワンウェイな機構のようで開く方向には動かない。追加で少し開くことは出来ません。

逆に閉じる方向に少し押し込んで狭くしてまたロックを掛けると言うのは出来ます。しかし、なんだか上手く歯車に乗らずそのまま閉めてしまうことも有ります(苦笑)

閉じて改めて開度を調整してロックして、となることも有るかもしれません。

操作は慣れです。

ワイヤー部分のボディ側根元にラチェット機構が入っている

そして、この機能を作動させないことも出来て、テールゲート側の引っ掛けてある部分を外してしまえば機能しなくなります。

いわゆる、通常のバックドアになるという事です。

その他にも少し注意点があって、坂では使わないこと、と言うのと、強風時にも注意して、と言うのと、長時間中途半端なポジションで開きっぱなしにすると傷むらしい?と言うのがあるそう。

坂でというのは、車体のフロントが坂の下り方面を向いている状態で使った時(リアが上を向いている状態)に、リアハッチを停止保持していても、重力でゲートが落ちてきてしまうという事があるそうです。どこまでの急坂か、何度くらいかは分からないのですが、閉まる方向に動く分にはロックされないのでバックドアの重みで閉まっちゃう可能性があって注意喚起してるそうです。

強風時にも同様に、閉まる方向には動くので、風でテールゲートが煽られてバタンと閉じることで挟まれたりも有り得るとのこと。

開けっ放しと言うのも、風やその他開く方向に強い力が継続的に掛かるとかだとラチェットの歯車に負担がかかったり、想定外の事が起こるので、バックドアを開けっぱなしてひさしにしたりするのもあまり推奨はしたくないそうですし、特にフリーストップバックドアの機構を作動させてのそういう開けっ放しての使用は想定外の事が起こりそうだから、注意を促すようでもあります。少しずつ閉まる方向に動いてロックしてを繰り返して最後バタンと閉まって人が挟まるとか?変な状況への備え的な物があるようでもあります。

ノア・ヴォクシーのような車両では色んなレベルの人が色んなシチュエーションで変な使い方をするかの想定せねばならず、特に新機能ゆえに納車時の説明とかは注意を払うそうです。

カタログの画像などでも細かな部分をしっかり見ると、開け放って荷物を出し入れしているものについてはワイヤーが無いモノで、パワーバックドアと推測できたりします。

パワーバックドア前提でピクニック仕様になるのかもしれません

使い方のイメージと実際の機能との齟齬が無いようにしっかりとチェックですね。

パワーバックドアの使い勝手

今回のモデルチェンジ版ノア・ヴォクシーにおける、その手があったか!と思った人も多い機能として、テールゲートの開閉をボディ後部側面のスイッチで出来ると言う物。

スライドドアのレールの終点、テールランプの近くに設置されて馴染んでいる開閉スイッチ。

特にOPEN・CLOSEの表記はありません。ボディ後部側が開く、前の方が閉じるだったかと思います。

ちなみに反対側にもあって、同様に後部の方が開く、前部の方が閉じる操作だったはず。

スライドドアを全開に開いていても問題なく操作できる場所にあって、電動スイッチでバックドアの開閉が可能です。

横からだと、後ろのぶつかる所見えないのでは?という意見も有るかもしれませんが、実際にスイッチを押して操作する場所に立てば、ある程度は後ろが見通せるものだと思います。

身長、手の長さによりますが、目視で確認しながら少し後ろを開けることは出来るはず

車両の後ろのスペースを確認しながら操作できるので、よほど不注意でない限りはぶつけたりはしないでしょうし、活用してもぶつける人は、どんな機能が付いていてもぶつける時はぶつけるでしょう。

スイッチに関しては、2秒くらい押すと、全開、全閉に向けてゆっくりと動きます。押し続ける必要はナシ。

途中で止めたい時は、開・閉、どっちのスイッチでも押下するとバックドアの動作は止まります。

作動イメージ

停止した状態で、また2秒くらい 開・又は閉のボタンを押すと、また動き出します。

開く角度の調整はフリーストップバックドアと違ってどっちの方向にでも微調整することが出来て、もう少し開ける、もう少し閉じるという操作が可能。

フリーストップバックドアよりも使い勝手で勝ります。

通常のハッチ部分のロックスイッチも電磁スイッチで用意されていて、そちらでも操作できるし、キーレスというかスマートキーでもテールゲートは開閉できるそうです。スマートキーにパワーバックドアのスイッチが付くんです。あとは車内のオーバーヘッドコンソールに開閉スイッチがあってそこでも開閉可能。

展示車で色々な操作を確認したところ、側面のスイッチで開けている途中で止めて、その後、中途半端な位置にあるバックドア側のスイッチに手を突っ込んで押して閉めようとしても作動せず手で閉めることになったり?操作入力にイレギュラーが連発すると開閉が止まってその後の操作受付がしばらく止まると言うことも有りそうです。

キーレスで長押しして開けている途中で側面のスイッチを触ったりとか、想定外の操作を検知すると安全装置が働いて止まる、とか。まぁ、変な操作入力しないように、って話なんですが、展示車で複数人で操作を入れてしまったらフリーズした、と言うのが有ったのでご報告まで。というか、手動で重いドアを閉めているのを2回ほど見かけたもので…営業さんもそうなったら手動で力づくて閉めるか、側面のスイッチを長押しし続けるかで多分閉まる、と曖昧な答えなものでした。力づく…パワーゲート用のモーターとかに悪影響無いかしら?ってちょっと心配。

ちなみにバックドア自体に全開に開いた状態にスイッチで閉まるようなボタンは無く、少し下に引っ張ると自動で閉まるように作動します。他社のパワーテールゲートとはちょっと勝手が違うかもしれず、今後マイナーチェンジや特別仕様車で改良とかあるのかも。

フリーストップバックドアであれ、パワーバックドアであれ、3列目のシートのアレンジをする時には車体の後ろ側、バックドア側からサードシートの格納や展開を操作することも多いと思うので、後ろの使い勝手は結構大事かもしれません。

少し後ろを開けて体を隙間に滑り込ませてシートアレンジをすることも出来ますが、もろもろの快適さではパワーバックドアは優位なのではないかと思います。

メーカ―オプションの価格は?

電動で開閉できるパワーバックドアはメーカーセットオプションとなっていて、セット名は快適利便パッケージhighとなっています。

グレードとしてはZ、又はS-Zのみで選ぶことが出来るオプションで、カイテキリベンパッケージハイの価格は約13~15万円となっています。

その他のメーカ―オプションとしてはセットでハンズフリースライドドア、空気清浄ナノニー、ステアリングヒーター、2列目はオットマンになって2列目にもシートヒーターが付く、などとなっていて、全てまるっと考えれば15万円前後の装備としては高い価格と言うわけではないかもしれません。

予算的に選べるのであれば、各種機能のグレードアップ的要素が強く満足度も高いと思うので、装着しておくと良いかもしれません。

まとめ

全車に標準装備されるフリーストップバックドアは操作の特徴を覚えれば使い勝手は上々、大きな一枚で開くバックドアを扱いやすくしてくれています。

パワーバックドアはスイッチが車体側面にあって、ラゲッジの使い勝手を良くしてくれています。3列目シートのアレンジを頻繁にされたり、荷物の出し入れが多いとかだとかなり便利です。価格は15万円程度となっていますが、個人的には割安だと思います。

というのも、以前の80系のノア・ヴォクシーには電動パワーバックドアは設定がなく、社外のカスタムパーツなどで電動リアゲートキットなどがちょくちょくあって、それの相場が10万円~15万円程度(工賃込みだともうちょっとするかも)でした。

アマゾンでもキットがあり10万円前後(バックドアイージークローザー付き用)、時期によってリンクエラーであったり、価格が違うかもしれませんが、2022年時点ではそんな感じです。

なのでメーカー純正でセットで15万で他にもオプションが追加されると思えば高くない、と言うのが根拠ですね。

とは言う物の、グレードがZかS-Z(ヴォクシーはS-Zしかない)となるので、ベースのグレードの価格が300万円を超えてくるなど相応に高いと言うオチもありますが、それでも選べるのであればあった方が良いでしょう。

いずれ標準装備に繰り上がったり、特別仕様車で装備されたりなどもあるかもしれません。

その他にもオプション品などについて記事を更新しています。

使うイメージの参考になれば幸です。

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