ノートオーテッククロスオーバー試乗インプレ③インテリアはノート以上オーラ未満?値引きと納期は?
ノートカーストのどこらへん?
試乗インプレ続編です。
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ノートの派生SUVにノートオーテッククロスオーバー(AUTECH CROSSOVER)がラインナップされ、トレンドを抑えつつ、あえてオーラクロスではなくオーテッククロスで来たあたりに今後のラインナップ追加の余地が残っているように感じたりします。
ノートオーテックなので、ノートの標準よりかは上位扱い、旧ノートではモードプレミアなる上位グレードもあったりしましたが、新型ノートではノートオーラ(NOTE AURA)という上質仕立てという位置付けの派生が生まれ、そしてオーラニスモ(AURA NISMO)と言うレーシーに個性を振り切った派生も追加されていたりと、オーテッククロスはまたベクトルが違う発展形で、簡単なカーストやヒエラルキーで括り難い独自の存在なんですよね。
インテリアの仕立ての差などを細くしながら解説していきます。
インテリアの見所
ノートシリーズのインテリアの美点で言うと、まず、ドライバーの正面の大きな液晶、メーターパネルとセンターのナビの液晶へと続く一連のパネルの大きさとつながりです。
ナビ周りのオプションなどではインテリジェントアラウンドビューモニター<移動物検知機能付き>+インテリジェント ルームミラー+USB電源ソケット<タイプA:1個、タイプC:1個>+ワイヤレス充電器+NissanConnectナビゲーションシステム<地デジ内蔵>+NissanConnect専用車載通信ユニット+プロパイロット<ナビリンク機能付き>+SOSコール+インテリジェントBSI<後側方衝突防止支援システム>+BSW<後側方車両検知警報>+RCTA<後退時車両検知警報>+ETC2.0ユニット(44万2200円)となっていて、セットオプションがちょっとお高めよね。
ここだけはBMWやメルセデスベンツの最新のモデルに引けを取らないといえなくもない。コンパクトクラスとしては上々の仕上がりです。
シフトレバーも現行ノートになってから洗練されたシフトバイワイヤとしての仕立てで一見先進的でスタイリッシュ、デザインとレイアウトの良さがあります。
AUTECH CROSSOVERの独自の装備としては
- AUTECH専用インテリア(ダークウッド調フィニッシャー<インストロア>、ブルーステッチ入り合皮アームレスト<フロントセンターおよびフロントドア>>、ブルーステッチ入りフロントセンターアームレスト<センターコンソールボックス>、リアセンターアームレスト<カップホルダー2個付き>)
- AUTECHクロスオーバー専用インテリア(ブラックレザレットシート<ブルーステッチおよび「AUTECH CROSSOVER」刺しゅう入り> )
- 専用ブラック本革巻きステアリングホイール(ブルーステッチ入り)
- 「AUTECH」エンブレム(センターコンソール)
助手席側の木目が専用品、ブルー系のステッチを織り込んだアイテムと合成皮革との仕立てで上質さを演出。青の糸はスポーティでクールにも見えるし、オーテックのイメージカラーでもあります。
ブルーのオーテックのイメージカラーに合わせた専用色としてブルー×ブラックのツートンもある。
かっこいいブルーブラックコーデですね。
レザレットという合成皮革のシート表皮はキルティングとかメッシュ(ざっくりとした網目みたいな)紋様があります。
紋様のデザインはなんとなくグリルのドットとの関連性を感じなくもない。
このウロコ状の紋様のおかげかシートのセンター部分の表皮が少し柔らかい当りで、そして滑り止め的にも作用するのか、ソフトタッチでホールドが良いと感じました。
リアシートも同様のコーディネートになります。
全体的なブルーブラックのカラーは落ち着いたテイストで上質感があって良いと思います。
ですが、そうなると、高級感を売りにしているノートオーラと似たりします。
どこが違うのか、そのポイントは助手席側のダッシュボードにあります。
ダッシュボード上部の仕立ての違い
運転席側は液晶も大きいのが並んでいて、華やかで、そしてセンターコンソールの運転席側はステッチ入りのソフト素材で覆われていて良いものの、助手席側は割り切って質感低くというのはノートでは有名なハナシ、運転者が気に入れば売れるべ、という日産の思惑に踊らされている人もいるとは思います。
それをノートオーラでは素材のハードプラ感はそのままに上部をツイードで覆って高級化を、ニスモではレザーにステッチを入れてレーシーに、みたいに作りわけて少しずつ質感をアップ、値段もアップ、みたいな感じです。
過去ブログでもよく言っていますが、ノートは敢えて低級で、ノートオーラで普通の水準なのにレザーシートのオプションとか用意したことでなんだか高級車…?と錯誤させる手法です。
標準ノートはカーボン風折り目模様が特徴のパネルをペっと貼っただけです。上部に装飾なし。
ノートオーテッククロスオーバー(AUTECH CROSSOVER)は ダークウッド調(紫檀:したん木目)フィニッシャーで木目のパネルに上部の装飾なし。組み合わされるシート合皮ですね。
ノートオーラになると木目が明るく上部の装飾にツイード素材を貼り、そしてステッチ入りです。レザーシートのあるグレードが用意され、オプションでヘッドレストにBOSEのスピーカーを仕込むなど、仕立てを聞けば高級車のオプションかい?とうまく誤認させています。
ノートオーラニスモにおいては、赤系のカーボンパネルに赤いステッチ入りレザーパネルの追加など振り切れいている設定。落ち着きって感じではないけども、ベタな仕立てでもある。オプションでレカロのバケットシートを用意しているのもインパクトのある設定かもしれません。
インテリアの設定に個性が出ていて、少しずつ上位移行しているのも分かりますね。
ただ、ノーとオーテッククロスオーバーについてはSUVと言うアクティブなモデルなのに木目パネルってのが面白いところ。アウトドアギアぽっさや、ポップな感じではないってことです。
ノートのヒエラルキーと価格
ざっくりとしたイメージでは、
ノートが200万から、
オーテッククロスオーバーが250万~
ノートオーラが270万~(レザー装着率が高い)
オーラニスモが290万~
のイメージ。もちろんオプション装着での+アルファはあるので一概に言えませんが、ノートと言う名前の車種の中での序列をざっくり掴む参考にしていただければと思います。
オプションではプロパイロットが標準でないのが残念でもはや安全装備をオプション扱いにするのは時代遅れ、そしてメーカーオプションのナビとのセットで40万円前後で、今のところ多くのユーザーが仕方なくセットオプションでプロパイロットを装着するもよう。
ただ、フィットクロスターやアクアではACC:アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストなどを標準でつけていて車両も高額でないことから、いずれノートの販売も陰る時は来るでしょう。オプション割高で売れ行き鈍ったら標準になったり、プロパイロットエディションなど特別仕様車にしたりあるでしょう。
オーテッククロスーバーの立ち位置としては、ノートを見た目アクティブにしつつ、オーラほどの上質感は持たされていない、ってところ。
地上高アップによる走破性向上への期待や、機械式立体駐車場に収まるクロスオーバーSUVとして、形が良いなと注目を集めているようではあります。
ただ、走りの完成度や高級感、トータルのコスパではノートオーラを案内されることもあるようですね。
日産としはノートオーラの方が満足度が高いと踏んでいるようですし、4WDのデキも良くソコを強みに売って行きたいそうな。
商談としてはオーテッククロスだとライバルがヤリスクロスやフィットクロスター、ライズにロッキーが上がってきて、それぞれ一長一短で他に流れる可能性もけっこうあるらしい。
そこをノートオーラという今のところプレミアムコンパクト風の日本車はライバル不在だし4WDが独特の2モーターでパワフルという変り種で唯一無二で、決め打ちさせやすいとか(^_^;)
オーテッククロスオーバーでプロモーションをかけて、ディーラー着たらオーラの4WDに流すテンプレみたいなトークスクリプトもあるのかも知れませんね。
なんにせよ、比較試乗するチャンスがあれば乗り比べてみるのも良いし、外観での好みもあるだろうし、実車を前にしてデザインに惹かれるかも見てみないと分からないかもしれません。
ぜひ試乗・展示車チェックに行って見ましょう。
ノートオーテッククロスオーバーの値引きと納期
値引きはマックスで車両の1割程度、用品などは5~10%程度の値引きが引き出せるかもしれません。
納期に関してはノートシリーズ全般に掛かっているので、車検の時期や買い換えのタイミングがある程度決まっているのであれば早めに相談しておいたほう良いかもしれません。
ノートオーテッククロスオーバーの納期については、ノートのベース車両が出来上がってからオーテックの工場に持っていってカスタムを施す感じなので、納期が+1ヶ月半程度と言われており、ツートンでオプションの組み合わせが上手くヒットしないと半年以上待つのもザラな案内のようです。納車急ぐ方は特にご注意を。
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。
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このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。
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