新型ノア・ヴォクシー(2022年)90系基本的な安全装備TSSのオハナシ

ノア・ヴォクシー進化し過ぎ問題?

旧型オーナーからすると今回、2022年フルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)の進化は着いていけないレベルでの変化過ぎて、よくわからないってことがあるようでして、ちょっと基本的な安全装備を説明して欲しいと要望が(笑)公式見たり営業さんとトークするのがベターだとは思うものの、予備知識とか欲しいって方もいらっしゃるようですね。


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以前にアップした記事で、オプションについてひたすら語り、金額についても列挙したものの、商談で横文字だらけの見積書や、新機能過ぎて口頭での説明では理解し難いものもあったり、イマイチわからないものも多いんですよね。

多分、普及すればみんなが知る所になるのですが、70系、80系のノア・ヴォクシーのオーナーさんでまだここ数年の新しい機能を存じ上げてない方への参考になればと思います。

いわゆる一般的なTSS:トヨタセーフティセンスの機能についての補足をして出来るだけ噛み砕いて解説して行きたいと思います。

セーフティセンスの進化

旧型ノア・ヴォクシーでも自動ブレーキは着いていました。

当時は単純に自動ブレーキや、セーフティセンスCと言われていたり、第一世代のセーフティセンスと言われたり、単純に機能としての略称でPCSと言われるなど、世代や年次・年式で呼称が変わると言うか、お話を聞く営業さんによって微妙に呼び名に幅があるように思います。最近はTSS:トヨタセーフティセンスと言うことが増えてきているような…?

今乗っているノア・ヴォクシー80系に、2015以降ならPCSありますよね、と言われても 『 ? 』ってなるかもしれません。

PCS:プリ・クラッシュ・セーフティ と言われる自動ブレーキシステムの略称です。SNSなどでは通称プリクラとか言われたりします。

最初期・2015年頃のモノは対前方の車両への対応だけで、作動する速度の範囲も限られていたりします。2018年頃のシステムアップデートで昼間の歩行者検知などの機能が追加され、既販売車両への後付け(ソフトの追加みたいな感じで)も可能になるなど、地味ながらもアップデートしてきていたりします。

この運転支援系のシステムがホンダセンシングや、日産のプロパイロットに対して劣るなどしてました。

ただ、トヨタの販売力や信頼感、特別仕様車や値引きなどで対抗していたからミニバンナンバーワンを堅守できていたんですよね。

その、唯一他メーカーと並べた時に見劣りしていた運転支援の機能面で、満を持してのモデルチェンジでセーフティセンスも大幅な進化を遂げています。

第2世代・最新のセーフティセンス

新型ノア・ヴォクシーに装備されるセーフティセンスは名称はそのままですが、機能としては最新世代の物、こういう事が出来るんですよ~ってのを解説する前に、まずは機能を全て列挙すると・・・

セーフティセンス・標準装備される範囲としては
プリクラッシュセーフティミリ波レーダー+単眼カメラ車両/歩行者/昼夜・自転車/昼夜・自動二輪車/昼感知
LTA:レーントレーシングアシスト
LDA:レーンディパーチャーアラート
ACC:アダプティブクルーズコントロール:トヨタ的にはレーダークルーズコントロール(全車速追従走行停止保持機能付き)
オートマチックハイビーム
ロードサインアシスト
ドライバー異常時対応システム
PKSB:パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

上記のように、前の車にぶつからないように自動ブレーキが掛かるだけ、という旧型からは雲泥の差と言うほど標準で充実しています。ライバルである日産セレナやホンダステップワゴンに安全機能面で劣る部分はないかなってところです。

各機能を解説

プリクラッシュセーフティミリ波レーダー+単眼カメラ車両/歩行者/昼夜 は、従前のプリクラのアップデート版。昼であればバイク・オートバイの検知も可能となるなど自動ブレーキの基本性能は最新世代らしく新しいものが備わっています。作動速度の範囲は自車速度約10~180km/h(対歩行者、自転車では約10~80km/h)となっています。

視界不良時では反応が悪いこともあり、速度によっては衝突不可避な時もあります。システムを過信はNG。

LTA:レーントレーシングアシスト は走行レーンをトレースするアシスト、白線や道路と道路外の境界を認識して、車線と車線の真ん中を走るのをサポートする物。はみ出さずに真ん中を走る、または前の車の真後ろを走るアシスト、のようなイメージです。作動条件は、幅約3.0m以上の車線を約50km/h以上で走行時となっていると思われます。(アップデートでセッティングや詳細は変わる可能性もある)作動時にはハンドルを触れていなければならず、手放し運転は不可です。トヨタは反力で検知するタイプで、割と強めに握ると言うか支える感じが必要かもしれません。(添える位の感覚でアシストされる車種によってバラツキがあるようにも思いますが)

以前はトヨタ社内では別名でLKA:レーンキープアシストだった時代もあったような気がしますが、いつの間にかLTAに名称変更。

LDA:レーンディパーチャーアラート はLTAの仲間です。ウィンカー操作なしに走行している車線からはみ出しそうになると警報がなるもの。ハンドル制御がLTA、警報はLDAみたいなイメージでしょうか。もっと厳密に言えば機能と名称の使い分けがあるのかもしれませんが、実際の運転している状況からすれば、統合制御されたものにサポートしてもらうってことには大差ない、と言えるかも。

ACC:アダプティブクルーズコントロール:トヨタ的にはレーダークルーズコントロール(全車速追従走行停止保持機能付き) は、設定速度でただ速度を維持して走るクルーズコントロール(70系・80系にもあったもの)に、前の車との車間を考慮した追従走行が可能になる機能を付加したもの。前の車が減速したらセンサーで検知してこちらも減速、前の車が加速したら設定速度の範囲で追いかけるというような機能です。

車間距離の設定も3段階前後で調整可能で、交通状況に応じて調整できます。

起動は30キロ以上出ているとき、一度起動すればオンのときは0キロになる停止まで速度を自動調整、ノロノロと徐行で走ったりして追従も可能。前の車が停止すれば車間を開けて停止し、その停止を保持します。信号待ちで前の車に着いて停まれます。販社や営業マンによってレーダークルーズの使用について見解が分かれる部分があり、高速道路や自動車専用道路でだけ使うように説明する方もいれば、下道でも県道でも慣れれば有効でしすよ、と、慣れれば使ったほうが自動車間距離調整装置として役に立つよ、と言う営業さんもいます。説明書的には自動車専用道路等、となっているので、前者の使い方が正しいようではあります。使うには慣れが必要ですので、マイカーになったらいろいろ安全に配慮した道路状況でテストしてみると良いでしょう。

LTAとの連携もあり、前の車に着いて行って車線を維持して走る、と言う自動運転風に機能しますが、過信は禁物です。長距離走る時は相当楽で、新型ノア・ヴォクシーでもきっと多くのドライバーの遠出をアシストしてくれるでしょう。

オートマチックハイビーム は、薄暮時などのヘッドライトの点灯、そして対向車などがいないときの自動でのハイビーム切り替えを行い、歩行者や自転車を見つけやすく、そして自社を認識させやすくなる安全装備です。視界確保に役に立つくらいのものとして覚えておきましょう。

ロードサインアシスト は道端の標識を認識して表示します。速度標識で注意を促してくれたり、一時停止や進入禁止など重要なものがメインです。最新のセーフティセンスでの検知機能について再現するかはわかりませんが、天下一品というラーメン屋さんのロゴ・看板を進入禁止と誤認する可能性があるとも言われています(笑)

実際のセンサーやカメラのレベル的には信号や前走車のテールランプの点灯なども察知出来ていて、交通状況に応じた半自動運転も可能なようなんですが、そこはトラブルや想定の斜め上を行くような事故を懸念してか実装はまだ。今後アップデートされたりに期待したいところですが、10年くらい掛かるんでしょうか。

ドライバー異常時対応システムは作動条件は狭く、高速などでLTA作動中に目を閉じていたり、顔が明後日の方を向いていたりハンドル手放し運転での無操作がしばらく続くと警告を発したりした後に、自動でクルマを停止させてヘルプネットでコールセンターに通報、ドアのロック解除で救助してもらうようになる、と言う装備。ハザード焚いてホーン鳴らして危機的状況を周囲にもアピールします。

運転中の体調急変、脳卒中や心筋梗塞、インスリン注射後の昏睡などが想定されるのかは詳細はわかりませんが、意識不明気味になったときにクルマがガードレールや側壁に激突したりを防ぐもの。輸入車では路肩に寄せて停めるなどもありますが、取り敢えずトヨタ的にはその車線内に停めるという設定らしいです。高速道路の真ん中で停まると言うことも起こり得るので、追突など心配は残りますが、ご自分の体調面も高速道路走行時にも注意しましょう。

PKSB:パーキングサポートブレーキ(前後方静止物) いわゆる踏み間違い加速抑制システムのようなものの発展系で、駐車時など発進したての徐行中など低速走行時にセンサーなどで検知、警報と衝突被害軽減ブレーキ制御で衝突被害の軽減を図るものです。基本は静止物・壁や障害物・動いてない人などです。オプションで更なる発展系のものも用意されていて、左右から接近車両を検知するバージョン(後方接近車両/リヤクロストラフィックアラート)と、車体側方の巻き込みも防ぐバージョン(側方静止物)もあります。

メーカーオプション(発注時にしか付けれない工場でつけるOP)通称MOPでは自動駐車システムなどもあります。

標準装備のセーフティセンス

80系のノア・ヴォクシーについていた安全装備系から格段の進化を遂げたフルモデルチェンジ版新型ノア・ヴォクシーのセーフティセンス、概要は掴めたでしょうか。

機能を過信し過ぎてはいけないですし、あまり作動させたくない機能もあったりします。

旧型からの乗り換えであれば、ほとんどの機能が旧型の上位互換であり、満足・納得のいく十分以上の安全装備に感じられるとも思います。

上位車種からの乗り換えでもそこまで不足を感じることも無いとは思います。

自動駐車機能などレクサスからトヨタに水平展開を始めている機能もあり、今後普及しているような気もするので、数年乗ったときに機能面の見劣りや古臭さを感じないためにある程度オプションを盛っておくのも一つです。

今回のブログでは、2022年フルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy) の標準のセーフティセンスではこういうことを出来るんだよね? という基本的な部分の確認になればと思います。

オプションリストや装備表などが公開されていなかったり、商談の席で機能の説明を受けてもイマイチ腑に落ちない時の参考になればと思い、そしてセーフティセンスをバリバリ活用している友人に聞いてみたらきっとこういう風に返ってくるかな?と思いブログで文字に起こしています。正確な機能説明としては微妙な部分もあるとは思いますので、最終的には営業さんと確認、試乗して使える機能は積極的に使ってみる、車庫入れしてみる、自動ブレーキ体験会・サポカー体験会などに足を運んでみるの良いかと思います。

善きクルマ選びとオプション選びを!

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

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このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

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しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】

ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

ナビクル車査定

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一発入札&競りオークションの事例はコチラ