違和感の無さが強み?iX3試乗インプレ③

EVでFRスポーツを成立させ、走行性能も航続距離もそこそこのスペックであるiX3。


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試乗インプレ②からの続きです。

EVと言うとかなり先進的な内外装に仕立てているクルマも多いですが、BMW iX3は今までの車の延長の馴染み系のEVとなっています。ある程度の差別化している部分もあるので、解説していきます。

X3と共通のインテリア

インテリアデザインはベースとなるX3と共通。

エンジンスタート、と言う表現は使わなくて、システムオン、みたいな感じでほぼ無音で起動します。

始動時のナビ画面の起動音・効果音、BMWで起動時になるゴングみたいな音、後はかすかに電気的な音が遠くから聞こえなくもないような気がしますが、基本的には静寂な中から振動もなく走り出せる状態になります。

青いボタンがシステムスタートボタン

そのインテリアの中にアクセントでブルーが挿し色であって、シフトレバーとシフト横のスイッチと、ステアリングのBMWのブランドロゴの部分の縁取りにブルーの加飾。

インテリアのイルミネーションカラーも青ですが、これはアンビエントライトの設定で変えることが出来るタイプで、特段専用のものでもないです。

システムの起動が無音、走り出しもエンジン音の回転の上昇とかが無いだけで、基本的な使い勝手は一般的なBMW、と言うか一般的な多くのクルマとの差はなく、とっつきやすいタイプのEVですね。

メーターの液晶もナビの液晶も12.3インチ、情報量は多いとは思うものの、あくまで既存のシステムと同様の物の延長で、慣れれば違和感無く、ようするに普通に使いこなせるはずです。

外装の差別化

外装での特別装飾としてはグリル、ヘッドライト、ボンネットのBMWマーク、バンパーサイドのエアダム・スリット部分のブルーのアクセントカラーがフロント周りに。

アルミホイールのBMWロゴも青く縁取りが入り

リアのBMWエンブレムも青く縁取り、そしてリアのバンパー下、マフラーが本来ならある部分が青くデコレーションをされています。

飾りとかと思いつつ、リアのエアスプリッターと一体になっているエアロらしく、高速走行時に効果を発揮するデザインのようです。

ボディのアンダーパネルはバッテリーの保護や空理気的な面も踏まえて足回りのアーム以外はほぼカバードされていてフラットになっています。

なんでもEVの弱点である高速走行時の燃費の低下を空力面でフォローしているらしく、BMWのモータースポーツのテクノロジーの一部をフィードバックいしているとか。

当面Mスポーツしかラインナップしないのも、エアロボディ一択というワナかしら。高速乗った時に燃費悪化しないように、実際使ってみての風評対策とか。

EVの航続距離対策で物足りないところ

EVはエアコンを稼動すると一気に燃費が悪くなる傾向にあり、シートヒーターや、ステアリングヒーターが着いていることが多く、例に漏れずに装着されていたりします。

しかし、800万円のEVなのに、シートベンチレーションが無い…オプションでもない。

国産車なら400万円前後の車両でも一部車種では選べるし、エアコンの燃費・電費への影響がEVだと直撃レベルなので、これは早急にシートベンチレーションを設定したほうがいいでしょうね。

一般的なガソリン車でエアコンを稼動すると燃費の悪化が1~2割程度(排気量や元の燃費性能などにもよります)で、まぁ、ガソリンを入れる頻度がほんの少し上がるだけです。

電気自動車はエアコン稼動で航続可能距離がミルミル減って行くという恐怖のカウントダウンがかなりの速度で進み、充電にそこそこ時間が掛かる傾向にあるので、はっきり言って精神衛生上良くないことが起こります。

やはりガソリンほど気軽に走行距離を確保できるほどのインフラが整っているとは言い難いし、多少の遠出に対応できると言っても渋滞で猛暑日や寒波の中でのエアコン稼動とか、かなりドキドキするので、そのエアコン稼動の負担を減らすシートヒーターやステアリングヒーター、シートベンチレーションは必須であると思います。

日本の猛暑日は増加傾向であり、温暖化の中で熱中症リスクも高まっていることもあり、シートベンチレーションはエアコンの稼動を下げるのと体感の温度を下げるのにも有効かと思うので、早急に改善を期待したいところ。

電費と距離と維持費

電費のスペックは試乗インプレ①で記したように、諸元やスペック的なもの出ています。

カタログとかの公式数値では満タンで482km走れるって言うのは、リアルにエアコン使って高速走って多少の渋滞にハマって~となると、イメージ的に300キロくらいは充電ナシで走りきれるかなってところ。積載に余裕のあるSUVやワゴンに期待する遠出の性能とかを考えるとちょっと物足りないところかも。

X3のガソリンでもディーゼルでも1回満タンにしてあればまず500kmは走れるし、高速を淡々と走れば700~km無給油で走ることも可能だったりします。特にディーゼルの実燃費は良いし、ガソリン・ディーゼルは1回満タンにするのに掛かる時間は5~10分程度だったりするし、冬場のスキー・スノーボードなどのレジャーやゴルフなどスポーツなどで頻繁に使うなら、EVと言うチョイスでは無いほうがベターとも思います。まぁ、ゴルフ場とかは充電設備が用意されていることも多くなっているし、到着したら取り敢えず充電スポットに、って使い方もアリっちゃアリかもしれませんが。

充電にかかる費用・自宅での電気代や、出先での充電のための契約なども複雑ですが、目安としては、電気自動車は1ヶ月当り5000~くらいのコスト感。

ガソリン車の数値は車種にもよるし、ガソリンの単価も変動しやすく2021年時点ではかなり高額なまま高止まりしているようにも思われ、BMWではハイオク車も多いので、月額のガソリン代的には10000円前後が多いのかな?とも思います。

電気自動車の外部充電設備利用の充電契約についてはBMWでは月額5500円で追加が急速充電のみで費用負担が発生するプランがあったりします。

新車だと購入してから1年間は提携充電設備が無料で使えたりなど、電気自動車向けのサポートも付帯するなどもあります。

維持費に関してはガソリン車よりも安く出来る傾向にあります。

都道府県にもよるし、法人・個人での可否はあるようですが、活用できる助成金や補助金もあり、一般的には60~80万円程度はサポートされると言います。国や自治体が購入のハードルを下げようとしてくれているものの、電気自動車自体が同格の車種に比べて高価なため、コスパで言うと微妙なところです。

まとめ

EVの試乗インプレッションの締めくくりにはどうしてもインフラのハナシが来るのですが、充電スポットの拡充と、そして使い方やドライブプランのそれぞれのドライバーへのイメージの共有が進まないと、二の足を踏む人が多くなるのは間違いないです。

リアルには戸建てで充電設備ある人で無いと、維持するのは容易ではなく、そういう設備が無いのにEV買っちゃってEV中心の生活になってしまうというケースもありえる。強がってEVは維持できますよ、と言う人もいますが、充電ステーションに行くために出掛けるとかも多くなると言うし、本末転倒のパターンもあったります。

現状では充電設備を用意できるとかじゃ無いと、購入に踏み切るのは厳しいと思われます。

今後10年20年で電気自動車が当たり前になるには、マンションでも充電設備があるのが当たり前になったり、ガソリンスタンドと同様に電気スタンドが待ちにたくさんあるようになったり、スマホのQiのように、置くだけ充電のようなモノが普及して毎日電源ソケット挿して充電するような手間から開放されたりとかないと、まだまだガソリン車やハイブリッド車でいいやってなりそうだなって感じですよ。

すでに充電設備があって、i3やリーフを乗り回していると言う方は、一度チェックしても紆余イかもしれません。

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