オールシーズンVSサマー&スタッドレスセット両持ちどっちがお得か論争に終止符を…打てない

タイヤの交換時期や、冬のスタッドレスへの履き替え時期になると、すこし考える、


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オールシーズンタイヤってどうなの?問題。

ここ最近各メーカープロモーションしているので気になっている方もいるとは思いますので、コスト面など踏まえて解説していきたいと思います。

オールシーズンタイヤとは

純正で装着されている場合もあるし、例えば中古で購入した車に着いている事もある、そして中古で買って少し走ってタイヤの交換時期になったという時に選択肢にオールシーズンタイヤをショップで提案されることもあるし、売り場で目に留まって気になる事もあります。

オールシーズンタイヤはチェーン規制・冬用タイヤ規制時の雪道でも走行可能(チェーン以外通行止めなどダメな場合もある)なオンロード寄りの通年着用タイヤ。M+S(マッド&スノー)と表記・刻印されているオールシーズンタイヤであれば走行が可能で、凍結路・アイスバーンも走れないこともないけどかなり弱いと言われています。

積雪の多い地域には専用のスタッドレスを組み合わせるのがいいし、グリップなどスポーツ性を求める方にはスポーティなタイヤがいい、静粛性に特化したタイヤもある中で、オールシーズンでは中途半端に感じる人もいるかもしれません。

オールマイティだけど、強みがない、みたいな感じでしょうか。

タイヤのコスト面で考える

比較的都市部の人向きで、年に1~2回のウィンタースポーツwithタイヤチェーンとか、降雪でも車出す必要があるとか、履き替えが手間・お金かかってイヤ、マンションだからスタッドレスの保管場所が無いという方もいるかもしれません。

では、オールシーズンタイヤと簡易的なチェーンと、サマータイヤとスタッドレスを用意して季節ごとに履き替えるのを比較して、果たして年単位のサイクルコストはどうなのか?を検証しましょう。

まず、ノアやヴォクシーで多いサイズの

205/60R16 をサンプルとして検証するとして

今履いているタイヤをサクっと履き替えてスタッドレスセットを追加するか、オールシーズンタイヤに履き替えるか、として、最初のタイヤ交換工賃は1万円程度でしょうか?ショップによりますけどもざっくり1万円ということで。

ピレリがサマー・オールシーズン・スタッドレスが適合する(2021年時点では)のでサマータイヤ・低燃費タイヤ系のものを見ていくと…

アマゾンで4本28000円くらい。(時期によりリンクエラーや値段の変更はあります・以下他のタイヤでも同じ)

安いですね(笑)

そして、オールシーズンタイヤ、

1本で13000円程度、4本で計算すると 52,000円ほど。

中途半端…じゃなかったオールマイティだけど、オールシーズンタイヤって高いね…ってのが正直なところでしょうか。

ではスタッドレスはと言うと

ウィンターアシンメトリコ、36,000円くらい。

タイヤチェーンを205/60R16で用意するとして、

カーメイトとかなら15,000円位でしょうか。

ガチのチェーンなら逆に安いし、たまにホームセンターとかで見かける?謎の中華製樹脂チェーンは品質は不安ですが安いには安い。

オールシーズンタイヤとチェーンで67,000円ほど、

ノーマルとスタッドレスでタイヤ代で64,000円ほどでしょうか。

大差ないってことになりそうですが、スタッドレス用のアルミホイールについても少し考えていきましょう。

脱着を繰り返すならアルミセットに

さて、アルミホイールは純正のままでとか、タイヤだけ履き替え脱着を繰り返すのはタイヤに良くないんですよね。

脱着の度にタイヤが傷むケースが多く、脱着なので手間がかかって交換費用が高いんですよね。

イメージ的に脱着の度に1万円位とかとすると夏⇒冬⇒夏となると2回で2万円位/1年に掛かるでしょうか。

3年ほどでタイヤが裂けることが多いので、お勧めしません。私はこれをやって3年目のスタッドレスが死亡しました。サイズ235/65とかだったかしら、サイドウォールが逝ったわね。

なので、アルミホイールにスタッドレスを組み付けて、スタッドレスタイヤセットにして、季節ごとにホイールごと交換というのを推奨します。

ノア用のスタッドレス装着のためにホイールを用意するとなると、アマゾンでは4本で32000円ほどで手に入り、ショップ店頭だとイエローハット辺りが激安のスタッドレスとアルミのセットを売っていることが多いかな?

それで組み合わせてみて、スタッドレスのアルミタイヤセットが68,000円くらい?ショップ店頭でもっと安いトーヨーのガリットあたりを組み合わせた安いスタッドレスセットもあるかもしれませんが、一応今回は組み込み済みの物でってことで工賃除外して68000円で話を進めていきます。。

その場合だと3000円×2回(夏冬夏で)=6000円/年間くらいでアルミホイールにタイヤが付いた状態で脱着交換することになりそうですね。

DIYでフロアジャッキとかウマをかけてやれるのならコストはかからないですね。

計算してみると…

最初のサマータイヤ・オールシーズンタイヤの組付け交換の費用ももちろん掛かりますが、おおよそ1万円くらいというのも入れてみると

サマータイヤとスタッドレスアルミセットだと

28,000+交換で1万円 + 68,000 =106,000 初期投資 + 脱着6000/毎年 みたいな感じでしょうか。

5年だと 106,000 + 6000×5年 = 136,000 みたいな感じですかね

走行距離にもよりますが、まぁ、冬履き替えると夏タイヤも長持ちするし、スタッドレスも5年目くらいまでは持つとしたら、こうなる。

これを3年でスタッドレスは履き替えるとかだとまた結構コスト上乗せですね。

5年+スタッドレスのみ交換 136,000円に、スタッドレス36000+1万円の交換工賃= 182,000円 

5年のうちにスタッドレスがどうなるか次第で1.5倍のコストかかるイメージです。


オールシーズンタイヤとチェーンだと

52,000 +交換で1万円  + 15,000チェーン = 77000円 初期投資 のみですね。

が、しかし、年中同じタイヤなので、寿命が来るのが早い、と想定すると1回はタイヤ交換することになるでしょう。

そうすると

5年中タイヤ交換1回で 52,000 +交換で1万円  +  2セット目 52,000 +交換で1万円 +15,000チェイン = 139,000円 

5年内にタイヤ交換が発生するかどうか?で当たり前ながらコストは変わって来るのですが、後述するようにオールシーズンタイヤの場合はおそらく1回は交換になるでしょう。

そうすると、スタッドレスが長持ちするケースには負ける、がスタッドレス3年程度で交換するならオールシーズンタイヤが勝つ、みたいな感じですかね。

オールシーズンタイヤのメリットはタイヤの保管が不要、季節の変わり目の組み換え費用が不要という事。

サマー×スタッドレスのコンビはそれぞれのタイヤの良い所を味わって季節を安心安全に楽しめるってところでしょうか。

オールシーズンタイヤって微妙に高いので、意外にもコストメリットは薄いのかも?

補足情報・オールシーズンタイヤの耐久性など

オールシーズンタイヤのタイヤのブロックを見ると、細かくサイプ・溝が彫られていて、スタッドレスっぽいなって部分があったりします。

タイヤ自体も柔らかめで、いわゆるグリップ感的にグニュっとタイヤの変形を感じる方もいるので、夏タイヤ的なグリップの良さを感じないし、耐久性もイマイチという印象の方が多いように思います。

オールシーズンタイヤの銘柄によっては、高速走行時などに高音の「ヒャーッ」ってスタッドレスのようなロードノイズを出すことも有るそうな。車種やサイズによって感じ方や音の質は違うかもしれませんが、サマータイヤにはないノイズが発生するケースがあるので、静粛性で劣ると評価されることも多いように感じます。

実際のところ耐久性の面では、ミニバンやコンパクトSUVでは3年3万キロくらいは持つ、というのが多く、逆に、そのくらいの年数と距離でタイヤのブロックが飛んだり傷んだりヒビ割れが目立つようになるなどあるようです。スタッドレスを通年で履いた時に起こるトラブルに近いのかも。

溝が浅くなると、雪の上での性能が落ちるようですので、そうなるとオールシーズンタイヤの意味がなくなり、やはり上記シュミレーションのように3年程度での買い替えが発生しそうでもある。逆に夏タイヤはスタッドレスと交代で保管していれば5年程度は余裕で持ちそう、ってのがあります。

オールシーズンタイヤではグッドイヤーのベクター4シーズンハイブリッドが有名ではありますが、ミシュランからもクロスクライメイト、ピレリからはCINTURATO ALL SEASON(今回のオールシーズンタイヤのサンプル)、ヨコハマやファルケンなど国産でもちょっとずつ出てきて増えてきています。

Bridgestone・ブリヂストンは出してないので使い分けを推奨しているのでしょうが、圧倒的人気スタッドレスのVRXが侵食されれば今後反転攻勢に出て進出してくるかもしれません。

性能や耐久性もブラッシュアップされていくのに期待ですね。

結局のところのメリット・デメリット

オールシーズンタイヤのメリットは急な雪でも大丈夫ってところと、交換の手間がない、タイヤの保管の必要が無いという事。

タイヤの保管サービスでコストを払っている人もいるので、そういう面も考えれば節約効果は高いかもしれません。

決してズボラな人向きのタイヤという事も無いですね。

デメリットはタイヤの性能に不満を持つ人もいるかもってところです。セダン系とかだと走りに物足りなさを感じたり、ミニバンではもう少し踏ん張るタイヤが欲しいとか思うかもしれませんが、ヴェゼルやカローラクロスなどのシティ派SUVなどとは相性がいいかもしれません。

ただ、18インチモデル、225/50R18だと結構いい値段します(笑)

1本3万とか… 同サイズのノーマルの安い物であればピレリドラゴンで1万円前後、ミシュランプライマシーで2万円前後となると、だいぶ割高で、インチダウンしてスタッドレスを要した方が良いように感じなくもない。

お住いの地域や、車での行動半径により過ぎるので、誰にでもオススメというわけではありませんが、人によってはコレ+保険にチェーンで十分という人も結構いるとも思います。

ちなみに知人で平野部で積雪は年に2~3回の地方の方ですが、なぜか冬用だ!と言ってオールシーズンタイヤを履いている方がいます。なぜ?と思いますが、個人の好みというか通年では履かないそうで純正18インチアルミにオールシーズンタイヤを履かせ、ドレスアップカスタム用にサイズアップしたアルミに夏タイヤをコーディネートしているそうで、個人の好みの極み?です。ある意味合理的なのかもしれませんが、お金はかかっていますね(笑)

初めてオールシーズンタイヤを見たり聞いたりした時は、なんだか物凄い万能感!みたいに惹かれがちですが、少し冷静になることも大事かもしれません。

今回の比較といっても使い方や車種で耐久性や感じ方に幅があるのは百も承知ですし、オールシーズンアンチも、逆に信奉者もいると思いますし、この記事も相当ツッコみどころありますが、どうぞ優しく解釈してください。

安いタイヤはカカクコムや通販系なども参照すると良いかもしれませんが、激安品には慎重になりましょう。

ご自身のお乗りの車種でシミュレーションして、善きタイヤ選びを!

カローラクロスを被検体に具体的に2インチダウンのコストなども分析しました。参考になれば幸いです

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