スバルと言えばボンネットエアスクープ、その歴史を振り返る

新型アウトバックや、フォレスター、ターボなのにボンネットエアスクープ(ボンネットダクト)通称穴ボンが無くなっていて、しかしレヴォーグにはまだエアスクープが残っていたりします。


※当サイト内アフィリエイト広告等が表示されます


次期WRX ← レヴォーグベースの4ドアスポーツセダンではきっとボンネットエアスクープは着いている仕様がデフォルトで来るはずです。

スバルのハイパワー・ハイパフォーマンスターボモデルには穴ボンがあって当然!なはず。

その歴史と、評判について解説していきます。

昔は高性能の象徴だった穴ボン

ラリーベースのクルマや、スポーツカーにはボンネットに象徴的にエアスクープがあるもの、という時代がありました。

リトラクタブル・セリカ
セリカGT-4
カタルニア・ラリーで不正が発覚したトヨタのST205セリカGT-FOURの

ラリーベースで名を馳せたスポーツカーとしはランサーエヴォリューションやスバルインプレッサWRX-STIなどもあり、やはりボンネットにエンジンの熱抜きのダクトがちょいちょいあったものです。

ワイルドスピードでも有名なランエボ
GDB型インプレッサWRX-STI

調子よい時にはスバルなんかでは屋根にもダクトがついた時もあったりとか(笑)

GC8 STIバージョン WRブルー

ボンネットのセンターにスクープがあり、両脇に計4か所のエンジンの熱気抜きのダクトを備え、ルーフにも穴がある。

ルーフのエアスクープは、ラリーカーのリーフベンチレーションの再現であり、エアコンレスのラリーカーの外気導入と室内冷却のためのダクトだったりしまして、飾りでなくてホントに穴が開いていたスパルタンなモデルも存在しました。

これでもか!と前にせり出すようにボンネットダクトを大きく開いているのはやはりスバルでして…

そそり立ち過ぎなSTIバージョンタイプRA

GDB型のSTIは特にやり過ぎ感があったりして、以降はややおとなしくなっていきます。

イキったカスタムカーのように見られたりして、スバル乗りはダサい、みたいなイメージ作りに一役買ったとも言います。

個人的には大きい開口部のダクトは好きですけども、ちょっとやり過ぎ感があるし、他のスバルのターボ付きの車種にも穴ボンが水平展開していって、イメージ的にスバルはボンネットの上がゴテゴテしていると言われるようになったとか。

輸入車のダクトのトレンド

2000年代位からでしょうか、BMWでもM3のような高性能モデルにはボンネットにダクトがあったりしますが、控えめであり、ドイツ車とかではサイドのフェンダーにダクトを付けたりするのが流行っていたりします。サイドフェンダーダクトはBMW Z3MかM3辺りが最初だったでしょうか。

それと、ボンネットの中央を盛り上げて大排気量のエンジンを積んでますアピールをする(実際はヘッド周りのクリアランス確保)手法が流行り、パワードーム、パワーバルジなどと言った物も2020年代まで続くトレンドのようなモノであったりします。BMWは真ん中を盛り上げ、メルセデスでは2本の筋状に盛り上げるのが定番に。

追従するようにメルセデスベンツでもSLやGTなどでボンネットにダクトを設けて、サイドのフェンダーにもフィン上のダクトを付けるなどしています。

ただまぁ、割と控えめ。多くの輸入車ではボンネットダクトは下品ととらえられ気味で、上品なスポーツカーが主流になっていますかね。

輸入車でボンネットエアスクープを派手にアピールしているのはミニクーパーSくらいの物。

それでも限定車でロールスロイスとのコラボモデル、インスパイアードバイ・グッドウッド:世界限定1000代のみ、日本では570万円で販売していた時には、ロールス仕様のミニについてはターボなので本来は穴ボンだったものを、品が無いという事でヨーロッパのディーゼルターボ仕様用の穴無しボンネットにしたという逸話もあったりします。

R56 ミニクーパーS
MINI Inspired Good Wood

スポーティでホットハッチ的でやんちゃなイメージのミニクーパーSならダクト付きで活発なアピール、やはり上品に仕立てるならスマートでスムースなボンネットって感じでしょうかね。

スバルで穴ボンはレヴォーグのみに(暫定)

歴史の中でボンネットダクトと言えばスバルでした。

なぜ、ボンネット中央に穴を空けるかという根本的理由としては、スバルのエンジン特徴としてありまして、水平対向エンジンの真上にターボ冷却用のインタークーラーが装着されているからにほかなりません。

冷却のための穴が必要だったりするんです。スバルは水平対向エンジンのみをラインナップしており、エンジンの全高を抑えて重心を下げ、独特の走行フィールを実現しているため、インタークーラーはエンジン上部にあります。

では、新しいフォレスターや、アウトバックに関しては1.8Lターボなのになぜボンネットの穴がないのか?

それは、ボンネット裏側に空気が流れるようにフロントグリル側から取り込み口を設け、インタークーラーへとフレッシュエアを導いているからにほかなりません。

ボンネット内に空気流入経路がありインタークーラーに送風している

前置きのインタークーラーにしたりとか、他に解決方法はありそうなのですが、前置きは衝突安全やパイプの取り回しに難アリだったり、重量配分的な物もあったりするみたいですね。

現在のプレミアムブランドのエンジンルーム的にはほぼほぼカバーする方向なので、スバルはまったく適応できていないとも言えます。

カバーしてエンジンが見えないからクルマ好きからすると色気がない、と言う人もいます。

エンジンカバーのメリットは視覚的な高級感だけでなく、エンジンノイズの閉じ込めであったり、フロントグリルからの空気の流れを整えて、設計通りに熱を排出するなどの効果が言われています。

技術的なブレイクスルーやらあればスバルのエンジンルームの眺めもまた変わってくるかもしれませんが、当座はこんな感じです。

新型WRXもボンネットダクトはある

現状ではスバルの穴ボンは日本正規販売的には新型レヴォーグのみ、2022年にはモデルチェンジした新型WRXセダンが2.4リッターターボに275馬力を引っ提げてやってくる予定です。

WRX新型はフェンダーに目が行きがちですが、ボンネットエアスクープもスッキリ系にやや高さを抑えているとも見えます。新型レヴォーグと併せて、か共通パーツも多いのかもしれません。

左は旧型レヴォーグ:右は新型レヴォーグ ボンネットの主張が控えめにモデルチェンジした

新型WRXは2.4リッターターボの割に275馬力と、スバリストからすればけっこう馬力抑えてきたなぁってのが正直なところでしょうか。

外観が樹脂フェンダーを備えることもあって、ノーマルでダートもいけそうなラリーウェポンのようにも見えつつ、早さだけを追求しているわけではないのでしょう。

絶対的なパワーや弾け飛ぶような加速よりも、エンジン的にも上質な走りを目指しているのかもしれませんね。

スバル車や、ハイパフォーマンスな輸入車のボンネットから目が離せませんね。

善きカーライフを!

Follow me!

まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

そういう方には新たな選択肢が増えてきています。

査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。

このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。

しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】

ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

ナビクル車査定

ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!

一発入札&競りオークションの事例はコチラ