新型ランクル試乗インプレ③JBLナビ付いてても運転支援は全部乗せではなかった

新型ランドクルーザー(2021)の試乗インプレ続編です。


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優秀な運転支援系の機能のインプレなどを紹介していきたいと思います。

運転支援系は結構使える

以前のブログでも紹介したランドクルーザー300系の運転支援に関して、グレード毎に機能に違いがあるというのがありました。

事前の情報で更新したもので、トヨタ車での名称は

レーントレーシングアシスト[LTA]=車線の中央を走るようにステアリング操作をサポートしてくれる機能→ZX/GR-Sport /VXグレードに標準

レーンディパーチャーアラート[LDA]車線はみ出し防止警告装置にハンドルアシスト・ヨーアシスト機能付で車線維持機能→GXとAXグレードに標準

となっていて、ZXに試乗したのでLTA装着で、その中の機能としてLDAも備わります。

LDAはハンドルへの介入はせずに、各車輪ごとにブレーキング制御することでなんとなく車体の向きを変える制御で50キロ以上の走行時に作動するようになっています。

レーントレーシングアシストはアダプティブクルーズコントロールとの連携で半自動運転的に活用が可能です。

自動運転レベルで言うと、レベル2相当になります。レベル3は現時点では日本ではホンダのレジェンドのみです。

ハンドルに手を添えていないとダメなタイプなので、ハンズオフでの自動運転風は出来ません。

最新世代ゆえにクルーズコントロールもかなりの繊細な制御が可能になっていて、ZXとGRにはAVS(電子制御サス)が付いているので、コーナリングもサスの減衰を制御して安定感が高いです。

コーナリングの速度はACCで、ロールはAVSで制御とか、めっちゃハイテクで武装しているんですよね。

ZXとGR-Sにのみ用意されるJBL12.3ナビTコネクト系のものであれば、NAVI AI AVS(ナビ連動電制サス)にグレードアップされ、さらにコーナリングの制御が良くなります。

ラダーフレームの重量級SUVを安定感あるコーナリングマシンに仕立てるので、この組み合わせはかなり良いです。

大型SUVでありがちなコーナーでグワッと傾くことも少なくなるし、乗り心地の面でも良くなるように思います。

アダプティブクルーズコントロールやレーントレーシングはハンドルスイッチの右側のボタンたちで起動します。

ハンドルは9時15分のポジションは少し太めですが、全体的にやや細めでハンドル自体の操舵感も結構軽かったりします。

とは言ってもドライビングモードの切り替えでスポーツ+の時にはかなりドッシリとした重さにも調整できるので、走る気分やステージにて任意に変更するのも楽しいでしょう。

電動操舵アクチュエータ付油圧パワーステアリングによる操舵支援は、けっこうグイグイハンドルに力が加わって車線の真ん中を維持しようとしてくれます。

前走車への追従をオンにしている時はどちらかと言うと着いていく方を優先する制御かしら?と思われますが、安楽な運転に役立ちますし、なにより、車幅が大きい車ゆえに対向車線へのはみ出しを抑止してくれるのがありがたいと思います。

車線のの中央をトレースしてくれるので、左側の路肩部分などにも必要以上により過ぎないし、歩行者や自転車をかわそうとする時にも対向車線にはみ出し過ぎないようにヘルプもしてくれるようです。

大きい車ゆえに安心感が高まります。

ただ、システムの過信は禁物で、全て回避してくれるわけでも無いですし、スイッチなどの操作のミスもありえるので、ある程度使うのにも慣れが必要とも思います。

レーントレース機能のコーナリング時におけるハンドルの切れ角、速度との連携面でも限界があるようなので、Rの強いコーナーなどはドライバーがハンドルを切らないと行けないというのもあります。

全体的なシステムとしては、かなり制御も緻密で、使っていての不安感や不快感も少なく、完成度の高さが感じられます。

アダプティブクルーズコントロールも速度リミッターと車間維持のつもりで活用するのが良いでしょう。

静粛性高く、踏めば相当の加速を見せるし、場合によってはかなりの速度が出ているのに静かすぎてスピード感が伴わず、思わぬ速度超過という事もあるので、法定速度+α程度にアダプティブクルーズコントロールをセットするのも良いかも。

3.5リッターガソリンターボエンジンで415馬力、最高速は210㎞/h出るとも言われていますが、そこは余力を残して100キロ、ないし120キロの高速クルージングで安全速度での高速巡行が良いと思います。

安全装備と運転支援系はかなり高レベルの物が採用されていると思うので、積極的に活用するのも良いでしょう。

残念なのは駐車支援システムがないこと、しかし理由がある

さて、ランドクルーザーレベルになるとトヨタの持てるすべての技術やシステムをオールイン、かと思いきや、駐車支援系の装備が物足りなかったりします。

新型アクアやレクサスLS、MIRAIなどに備わるトヨタチームメイトアドバンストパークなんかは装備されないこととなっています。

取り敢えず装着されるのは、パーキングサポートブレーキとクリアランスソナーとバックモニターとアラウンドビューモニターなどなどとなっています。

JBL12.3インチ大画面ナビで多数のカメラで視界はフォローされても、ハンドル操作アシストで駐車はしてくれない。

視界を確保し、死角をなくし、ソナーセンサーで物体を検知し自動ブレーキはするって感じです。

もちろん十分なんですが、アドバンストパークを知っている人には、むしろ、ランクルほどの大きな車なんだから自動駐車システムは大事だろう、と言う声もあるようではあります。

MIRAIのトヨタチームメイトアドバンストパーク機能解説

スイッチ押すだけで駐車完了であったり、自宅ガレージなどの駐車スペースにスイッチポンで停めれないのは惜しい。

アクアにあるもの、てっきりランドクルーザーにも付くと思っていたけど、メカニズム的に無理とのこと。

この駐車支援システムを利用できないのには理由があって、単純に電動パワステではないから、だそうです。

2.5トンの車体に265㎜幅の20インチ(モデリスタなら275幅の21インチ)のワイドでファットなタイヤを電動パワステで制御できないので、ランドクルーザーには耐久性に定評のある油圧式パワステを使っています。

その油圧式パワーステアリングを 電動操舵アクチュエータ でサポートする形でレーントレーシングアシスト機能を持たせることが出来ていて、その 電動操舵アクチュエータでは駐車支援でのハンドルをグルグル回すのは今のところは不可能、となっています。

レーントレース機能のコーナリング時におけるハンドルの切れ角、速度との連携面の限界と言うのも、重いハンドルを電動アシストで回し切れない、という事もあるようで、耐久性などを考慮するとそこまで電動操舵アクチューターに任せきれないようです。

なので、トヨタ最高レベルの運転支援のフルコースにはならずってところ。

惜しいですね。

もし、壊れたら…

運転支援についてはありがたい物の、電子制御が多すぎると耐久性であったり、壊れた時の走行不能の可能性、高額な修理代なども気になる所です。

特に、ランドクルーザー300系のLTAについては油圧パワステを電動操舵アクチュエータ でアシストする感じですし、システム的な耐久性に関しても、電動操舵アクチュエータのように前例が無い分不安になる部分もあります。

過去に修理代の事例を挙げておりますが、ランクルも複雑な電子制御が増えた分、壊れたら面倒そうだなと思いますよね。

電動操舵アクチュエータについては機能不全になったらエラーが出るだけに留め、パワステが効かなくなることは無さそうでもありますが、心配にもなる所です。砂漠のど真ん中でパワステ効かなくなったら地獄ですもんね。

5年以内に乗り換え、保証期間内で乗り回すのが良い車なのかもしれません。

結局買いなのか?

なんじゃかんじゃで機能面もデメリット含め説明してきていますが、買いか買いじゃないかで言えば買いです。

買える駐車環境や予算などあれば、買っておいて損はしない、トヨタのフラッグシップです。

走っても不満が出ない完成度に仕上げてきているように思います。

5年後の残価、残る価値ってのが56%以上なので、5年で下取り・買取に出しての買い替えも余裕でしょう。

3年残価率では70%以上とも言われており、非公式ではZXガソリンの白で12.3ナビJBLなら76%とも84%とも言います。

保証の期間内で買い換えていくのがベスト、車検を前に納期を逆算して多少の値引きで新車をオーダーして乗り換えていくのがベストでしょう。

取り敢えず、試乗インプレは③でおしまいです。

ディーゼルのGR-Sも試乗したので良ければそちらもご覧下さい。

その他のランクル小話小ネタ集は折を見てアップしていきます。

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

そういう方には新たな選択肢が増えてきています。

査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。

このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。

しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】

ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

ナビクル車査定

ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!

一発入札&競りオークションの事例はコチラ