新型ランクル300試乗インプレ②ZX/JBLにリアエンタ・インテリアは価格に見合うか?
ランドクルーザー300系最速試乗インプレッション①からの続きです。
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インプレ②では試乗車のZXのJBLナビとリアエンタテイメントシステム、インテリアとシートアレンジなどをまとめていきたいと思います。
運転席まわりと視界
フロアは高めですが、フロントシートのたっぷりとしたサイズで着座感が良いです。
ボンネットの中央のくぼみは結構深く、前端の見切りが良いです。
助手席側のフロントバンパーの先っちょを見切れるかと言うと微妙ですが、複数のカメラで視界を補ってくれます。
Pに入れている状態の時に周囲を俯瞰で見るものであったり、カメラボタンであったりで表示をいくつか切り替え可能です。
オフロード走行用のシースルービューなども死角を補うのに活用出来たりもします。
ボンネットの高さ・ウィンドウのラインが1m30~50くらいあるらしく、小学校くらいまでの子供はウエストライン(窓枠の下限・下のライン)よりも低く、車の周囲に居ても視界に入らず気付かず接触事故の可能性があるので、ソナーセンサーと合わせてカメラでの確認も大事でしょう。
JBLナビとメーター
各種スイッチ類やメーター周りは見やすく操作しやすいレイアウトだと思います。
ステアリングのテレスコピックandチルト調整が出来、キーと連動してシート・ミラー・ステアリングのポジションメモリーが可能だそうです。
メーター内にも液晶があり、各種情報などを表示可能。ナビ画面っぽく地図は表示できず、ナビの案内の矢印の表示くらいの物の表示にとどまります。
フルデジタルメーターでないのは信頼性担保のためなのかもしれません。
小柄な女性でもポジションを取ることが出来るほど、しっかりと調整幅はあるかと思いますが、ナビのタッチ画面は小柄な女性には届き難いかなぁ~とも思います。
画面大きく見やすいけど、ちょっと遠いかも?
全体的なパーツのつくりも大きいかな?
なんなら、センターコンソール、幅有りすぎてもう一個シート置けそうだと思ったりもします。
ピックアップトラックにしてコラムシフトにすれば前席3人掛けとか出来そうですね。目の前バカでかいナビですけども(笑)
いわゆるレクサスのリモートタッチのうような物や、BMWのアイドライブ、メルセデスベンツのコマンドシステム的な手元のナビ操作スイッチは無いです。
エアコンやシートヒーター・シートベンチレーションのスイッチは、物理スイッチも勿論ありますが、なぜかナビの画面の中にもいます(笑)
↑ナビにもクライメートコントロールスイッチなどなど
空調は物理ボタンで操作した方が良いでしょう。
試乗車に装着されているのは、12.3インチのTコネクトナビとJBLのコンビのメーカーオプションで約46万円、下取りや買取の面を考えると装着する方も多く、売る時には50万円程度+αがそのまま評価されることも考慮すると損をしないオプションでもあります。
画面表示は左右2分割で地図と空調操作画面・車両のインフォメーションなどと、みたいなのがメインです。
通信機能は搭載され、コネクテッドカーとしてのポテンシャルも秘めています。
ただ、音楽系のサブスクが直で再生できるわけでは無いし、動画視聴などには向いてないかも。HDMIの入力はリアシートエンターテインメントシステム装着:約18万円でのみ使用可能に、その他にはTV・DVDが視聴可能ってくらいです。
試乗車のように12.3ナビにJBLにリアエンタの装着で約63万円、これもまた売る時に損をしない組合せとして取り上げられることも多いですが、実際の装着率はJBLは9割、リアエンタは5割程度らしいです。
車体(ZX730万)とオプション(JBLとリアエンタ63万)+プレシャルホワイトパール5万で約800万=今回の試乗、みたいなパッケージで完成って感じです(笑)
リアエンタと2列目シート
2列目シートもフロントと同様に快適、とは思いますが、微妙に広くはありません。
後述するフロアの高さに起因して、シートのサイズは十分以上にあるものの、足元はさほど広くない印象です。
リアシートはバックレストリクライニングは可能ですが、スライドはなし。
上位グレードであればリアシートの左右にもシートヒーターやシートベンチレーションも付くので快適なのは間違いありませんが、5mあるボディのわりに、クラウンやアルファードよりも若干狭いかなぁ~ってところです。
とは言っても十分以上に広いんですけどもね。ワゴンボディなのでセダン系よりも頭上空間は広く感じるでしょう。
価格と車格的に全てが究極に満たされた夢のクルマ~って思いがちなので、そこは2列目の快適性だけを求めるなら他の車に譲る部分はあるよ、とお伝えしておきます。
シートの良さと、ドライブモードセレクトの設定などによって、リアシートでも乗り心地的にも、静粛性などの快適性なども、相当ハイレベルな物だとも言えそうです。
フロアの高さと乗り降り
乗り込む時に、まず、ステップが無いと難儀します。GX以外はフットステップは標準です。
こういったラダーフレームのSUVに限らず、日本車輸入車問わず、ラージサイズのSUVにあたる車種では、最低地上高とフロアの高さから、乗り降りが大変な車種と言うのはあります。
2列目シート、フロアの高さも同様で、小さなお子様のいる家庭では乗り降り・乗せ降ろしでの使い勝手は微妙かもしれません。
そういった小さいお子さんのいる方にはやはりアルファードなどの低床かつ空間にゆとりのあるミニバンの方がオススメかもしれません。
下の子が小学校以上にオススメでしょうか。
ZXガソリンは7人乗り
旧型ランドクルーザー200は2-3-3の8人乗りでしたが、新型ランドクルーザー300系は2-3-2の7人乗りです。
2列目が3人掛け、3列目が左右独立2人掛けとなっています。
そして、現状ではガソリンモデルは廉価グレードのGXの510万円~がガソリンの中では5人乗りのみとなり、AXの550万円~以上のグレードの今回試乗したZXの730万円~含めてガソリン仕様は7人乗りのみが標準、ディーゼルモデル(ZXとGR-SPORTのみの設定)は5人乗りのみとなっています。
3列目がラゲッジ部分の床下に格納されAXは手動、それ以外のグレードでは電動で格納されます。
おそらくディーゼルモデルでは尿素SCRのアドブルータンクで13L~15Lほどの容量を食っているためか、7人乗りは設定できないようではあります。
7人乗りの使い勝手
3列目への乗り降りは結構大変です。
基本的には3列目はいつも格納しておいて、広い荷室のSUVとして使うのが正解でしょう。
個人的には3列目の大きなイスを床下に格納するクルマの場合、もしかしたら5人乗りモデルよりも7人乗りのシート格納状態の方がとリアのマフラーとタイヤ周りの遮音効果にもなっていて静かなんじゃないか?と思います。試乗するときに3列目シート起こした状態と格納した状態で乗り比べたりしてみましょう。
3列目は床が持ち上がっており、足元スペースも結構窮屈です。
2列目シートのスライド機構が無いので、スペースの融通はリクライニングの角度でのみ行う事になります。
3列目の使い勝手に関して求めるならば、やはり違うクルマをチョイスした方が良いかもしれません。
ちなみに、3列目をまともに使える走破性の半端ない大型SUVとしては、ランドローバーのディスカバリーなどがあります。価格帯も近いので参考までに。
価格に見合った仕上がりか?
正直なところ、価格を超えている仕上がりだと思います。
415馬力の7人乗りSUVを大きな12.3インチの大画面のナビを付けて、リアにツインモニターでってのを800万の予算で叶えられるのはトヨタランドクルーザーくらいの物です。
ランドローバー・レンジローバーなどでも似たようなサイズで似たような充実装備に仕立てるのも出来なくもないけども、ここまでの性能と信頼感を担保するのは無理でしょう。
英国車の故障やトラブルは走破性とは違うところで信頼感が無いので・・・
ドイツ車であればGクラスやGLS、BMWのX7、アウディQ7などでも7人乗り大型SUVで快適性を極めることも可能でしょうが、スタートが1200万円~くらいの物で、ランドローバーの1.5倍くらいします。
Gクラスであれば下取りや買取もかなり高いでしょうが、それでもランクルと同等かってところでしょうか。
実際のところ、ランクル300はコスパの塊です。
納期が掛かったりので買えればという注釈付きにはなりますし、買えたとしても盗難対策や維持費も気になりますし、日本の道路事情的に持て余す大きなサイズであったりしますが、コスパ最強SUVとして、間違いのないチョイスとなりそうです。
試乗インプレ③へと続きます。
新型ランドクルーザーGR-Sディーゼルの試乗インプレも更新してます。
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。
そういう方には新たな選択肢が増えてきています。
査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。
このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。
その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)
ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね
ナビクル車査定ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!
一発入札&競りオークションの事例はコチラ