新型ランクル300最速試乗インプレ①V6ガソリンターボを踏み込んでみた

2021年8月・発売間もなく最新モデルで他にガチ試乗インプレ上げてる人も中々いないので、一応最速試乗インプレと謳っておきます。

最強と言われるZXのガソリン

試乗してきたのは、話題の新型ランドクルーザー。

試乗車は3.5リッターV6ガソリンターボ、ZXのブラック内装、JBLにリアエンターテイメント付きの、いわゆるフル装備仕様でした。

モデリスタ付いてたら最高、と思っていたら、試乗車でモデリスタは非常に希少だそうです。

ガソリンZX&プレシャスホワイトパール&ブラック内装でしたので、内装がベージュだったらベストオブベストでしたが、参考になればと思います。

ちなみに、何がベストって、下取り買取がベストという事で、いわゆるベージュ内装が転売ベストグレードだそうです…

店員さんは転売や輸出に関しては否定的ではあるものの、人気の下支えや海外での需要に引っ張られて残価設定や下取り、買取額も上がるので、一概に全否定できない要素も無くなくもない、アラビア圏の富裕層に渡るのならそこまで問題ではないのかもしれないけれども心証としては何とも言えないとのことで、ベージュ内装オススメとのことでした。

アラビア圏やアフリカ圏だと砂漠地帯・乾燥地帯が多く、ベージュ内装の方が砂汚れ目立たなくて人気だそうで、ボディカラーも白の方が車体や車内が熱くならないとかなんとかもあって人気だそうです。

まぁ、問題は、第三国のテロリストに渡るのが困るってことなんでね、買った人がすぐプレ値付けて売るのがトヨタとしても、他のユーザーとしても面白くない、などなどなんとも言えませんが、早期輸出・転売はいけませんよ。

415馬力のV6とシャーシのセットアップ

V6ガソリンターボで400馬力オーバー、しかし、車重のためにあまり早くは感じないというオチです。

ZXのサイズは 全長:4985㎜ × 全幅:1980㎜ × 全高:1925㎜ 

見た目ではボンネットが高く、バンパーも大きく、存在感がすごい。

走り出してみると…ぶっちゃけて言えば、出足の最初の回転数の上昇、ランドクルーザー200系のV8の方がほんの一瞬軽快で早いかも、とか思っちゃいました。(個人の感じ方の問題かもしれませんが)

アイドリングからアクセルを踏み込んで、2000~2500回転乗るくらいの出足であれば、旧型V8の方がシームレスに加速するかな?おそらく6速ATでトルコンのスリップも多めで効率的ではないかもしれないけども、いわゆる半クラっぽく動力をつなげつつも加速感の最初の出足は良い、みたいな?

300系の新型3500㏄V6はターボで加給することもあり、2000~2200回転を過ぎてからが盛り上がりがありつつ、オートマのスリップも少なく力を込めて加速して結果的にきっとV8よりかはるかに早いんだろうと思います。

ほんとに、出足のほんの一瞬だけ、旧V8の方が早いんじゃなかろうか、と感じる人も旧オーナーの中にいるかもしれません。あくまでフィーリング的にですがね。

ただ、新型ランドクルーザー300系は明らかに旧型に比べて車体も軽いし、ターボの加給かかった時の加速感や浮遊感、エンジンの回転の滑らかさと微かに届くターボの空気を吸い込む音、そしてグワーッと加速した後のアクセルオフした時に遠くでかのようにかすかに聞こえるブローオフの「プシャュー」って音、たまらんね。

説明しずらい音ですし、多分録音しても拾えないし、耳を澄まさないと聞こえないかもしれませんが、かすかに聞こえるメカニカルノイズに、酔いしれても良いヤツです。

最高出力305kW(415PS)、最大トルク650N・mこのエンジンと10速オートマのコンビ・最高速は210㎞/h程度、200位今日出るなら十分だしキロBMWのX5・X7に負けない。メルセデスベンツのGLEにもGにも負けない。使いきれない最高速はそこそこで十分。ランクルのエンジンの加速、フィーリング、おそらく世界で屈指の性能の良さ、そして価格の安さです。このエンジンが510万円から堪能できるなんて、日本って最高の国ですよ、きっと、車好きには(笑)

室内に伝わってくる音も遠くでエンジン頑張ってるな、と静粛性が高くて決して早い感じがしないのですが、けっこうな勾配の坂でも踏み込めばしっかりと加速するし、少し多めにアクセルを踏み込めば思った通りかそれ以上に力感を持って加速します。

100㎞/hまでも一瞬で到達する…とはちょっと言い過ぎかもしれませんが、加速も滑らかで、きっと高速巡行も余裕でしょう。静かで快適に走れます。

モード切替とかでレスポンスも調整できるし、パワフルにもスマートにも走れる変幻自在のエンジンと感じました。

追記:ディーゼルモデルのGR-Sの試乗記も更新しました

乗り心地とハンドリング

乗り心地に関しては、ラダーフレームを備える車としては相当良い、と言ってもいいのではないかと思います。

旧型もロールが大きかったり、状況によってフロアの微振動というか車体の揺すられ感があったりしましたが、改善されていて、同様にラダーフレームの車のGクラスよりか格段に良いし、ベストオブラダーフレームカーなんじゃないか、と思います。

ほめ過ぎると逆に怪しくなりますが、ただ、あくまでラダーフレームの中では乗り心地が良いってだけで、モノコックフレームのSUVには劣る部分もあります。

乗り心地の良さやハンドリングでは、オフロード系のSUVではディフェンダーやレンジローバーには譲るし、オンロード系のミディアムサイズSUVのポルシェカイエンやBMW-X5にはハンドリングのキレとコーナリングの駆ける喜び的には劣ると思います。

ただ、それでも十分以上に乗り心地は悪くなくて、レクサスRXくらいには常識的な乗り心地であり、むしろ静粛性が高いのでパッセンジャーの快適性も高いとも思います。

ただ、ガタガタ音が大きかったりするわけでは無いですが、路面や走り方によっては、やはりフロアの振動などあったりします。

ハンドリングやコーナリング的には大型SUVとしては特に古いSUVやトラックみたいに大袈裟なロールをするわけでもなく、おおらかでありながらも思いの外普通に曲がります。

ワインディングをガンガン走るのは得意ではないけども、ドライブモードの切り替えでスポーツS+にすればかなりロールを抑えたコーナリングが可能、しかし、アクセルレスポンスが良くなり過ぎてエンジンの回転もかなり引っ張るようになるので、カスタムモードで足回りだけスポーツS+、アクセルの反応はノーマル、のように調整すればベストかな、と思います。

ドライブモードセレクトの中では、コンフォートモードも結構オススメで、サスの設定が分かりやすくソフトになり、往年のクラウンのように…は言い過ぎかもしれませんが、ラダーフレームの微細な振動を一番伝えにくい乗り味になるのかもしれない、と感じました。

SPORT S +とコンフォートの使い分けで乗り心地やハンドリングにアクセントを持たせると、スポーティにも快適性特化にもステータスを振れて、楽しめるように思いました。

さらには、ナビ連動のNavi-AI-AVSにより、コーナリング状況を先読みし、サスを調整、ロールを抑えるなどの制御も入るので、上位グレードに上位ナビが走りの面でもベストかもしれません。

もろもろ、オンロード走行の安定性やドライビングプレジャーとしては良いですね。

見切りに関しても、ボンネットの中央が思いの外えぐれてて前端を感じ取りやすくするなどありつつ、電子制御のサポートで周辺を監視し、ぶつかり難くなっています。

総じてサイズの割に運転しやすいかもしれません。

ブレーキは物足りないかもしれない

さて、エンジンは最高、乗り心地はそこそこで静粛性高くてラグジュアリー、では欠点は?と思うと、ブレーキが気になりますかね。

大型SUVのブレーキなんてこんな物でしょう?と思うような気がしなくないですが、ZX、GR SPORT、VXに標準装備になるのが、 電子制御ブレーキシステム。ブレーキペダルの操作量をセンサーで検出し、最適な制動力を油圧ブレーキで創出することでよりリニアな制動特性を得られる、電子制御ブレーキシステムを採用しているという割に、もう少し立ち上がりの効きがあっても良いし、ブレーキタッチに剛性感があってもいいかなぁ~と思います。

実際ちょっとした電子制御のチューニングやブレーキパッドの変更などでタッチは変えられるし、すぐに改善されるとも思うのですが、乗用車からの乗り換えだと、ブレーキタッチ軽くて車重は重くてブレーキ効き甘い、という第一印象は抱きそうだと思います。

アダプティブクルーズコントロールの機能などで追従走行をする際には停止直前には割とブレーキの効きの立ち上がりをカッ!と効かせるときもあるので、踏み込み方・踏むスピードで変わる部分もありますが、そぉ~っと踏んだら思いの外効かない、ってのはあると思うので、試乗の際にはお気を付けを。初めてランクル乗る方などは、ディーラーの駐車場で挙動など確認してから公道に出ましょう。

オートマも気になるかもしれない

鳴り物入りでデビューした10速AT、シームレスにつなぐための刻んだ10速と言うよりも、けっこうダイレクト感のあるタイプかもしれません。

加速・減速の仕方、アクセルの踏み込みと路面の傾斜・負荷の状況などなど、時折シフトショックが大きめに伝わる時もあるかもしれません。

タコメーター見てないといつ変速したかわからないってほど滑らかにつながる時もあれば、勾配のある坂での加速ではシフトショック出たり、停車直前くらいの速度から再加速のために踏み直すなどの時にガッと繋がったり、わりとダイレクト系。

旧来のスリップを許容していたATからの乗り換えだと最初はシフトショック大きめに感じる方もいるかもしれません。

国産車的にはCVTなんかも多いので、いつもアルファード乗ってる人が試乗したりすると、ランクルのエンジンのパワーに酔いしれる反面、シフトショックや乗り心地で粗さを感じたりするかな、とか。

基本的にはダイレクトながらもスムーズにシフトチェンジされますが、変則的に負荷がかかるとたまにそんな事もあるかも?くらいの感じかもしれません。

コスパ良いと思うのよ

とんでもないスペックの、とんでもなく見栄えのする車を510万円から買える、国産マジックであり、トヨタの頑張り、そして日本市場を大事にしてくれている現れでしょう。

5m×2mの大型ラグジュアリーSUVに415馬力のエンジン積んで510万円ですからね?

世界一ランクルを安く買える国ってことで、日本車としてコスパ高いチョイスで素敵です。

ただ、ランクル300系の魅力を堪能するのであれば、やはりグレードのチョイスとしては、ZXかGR-Sになりそうです。

VXをなんとかZX風に、と思っても、中々にその差をオプションや後付け・カスタム/チューニングで埋めるのは無理っぽい。

800~900万円の車ですが、リセールバリューが高く、損をしない賢い付き合い方ってのも、きっと可能です。

もし、予算が許して(車両保険や盗難保険料も含めて…)、駐車環境(サイズ・盗難対策的な意味も含めて…)なども許すのであれば、所有しても、乗り回して遠出しても失敗のない損をしないクルマの一つだと思います。

メルセデスベンツのGクラスや、カイエン、X5、レンジローバーなどと乗り比べたりすれば、いかにランドクルーザーがコスパに優れているか気づくはず。日本で日本車に乗る・ランクルに乗れるメリットをきっと感じるでしょう。

試乗インプレッション②へと続きます。 

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