半導体の生産遅れのナゼ?について解説

ここ最近車の納期やオプションなどで、取り上げられることの多い半導体不足・半導体の生産遅れについて。


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先日のトヨタ新型ランドクルーザー発表と同時にナビの生産遅れもシレっと公式サイトにアップされていたのですが、最近だとナビだけでなく、ETCやドライブレコーダーなどについても品薄、欠品が出るなど影響が広がってきています。

ETCぐらいならハンダゴテがあれば作れそうなものを、とは思わなくないですが、やはり精密電子部品は必要ですね。

ナビはスマホで代替が効くけど、ETCって中々に代えが効かなくて困りそうです。

半導体不足のそもそもの原因ってなんなのか?車と関わる部分を中心にまとめていきます。

半導体不足の原因・要因・遠因

以前から半導体にせよ部品にせよ、クルマの生産の遅れと言うのは少なからず発生したりするものでした。

当たり前に需要に対して生産が追い付かなければ、どこかで遅延が発生し、納期の遅れにつながったりするものです。

ただ、2020年の初頭からについては、多くの不幸が重なり、そして需要や社会構造が変化したというのがあります。

まず、車に関して言えば、ここ最近コネクテッドカーに代表される、通信機能を備えた車種が増えてきた、と言うのがあります。

電子部品も多く採用されて来ています。

2021年時点では新型ヴェゼルやフィット、トヨタだと新型アクアやヤリスクロスなど普及価格帯のコンパクト・コンパクトSUVでも通信機能を備えている物が増えてきています。

そんな中で、2020年前半を中心に、日本に限らず世界的にはトータルで見ればクルマの販売・生産の停滞があり、半導体の供給の優先順位が他の工業製品に対して後回しにされがちになったと言われています。

コロナ禍の巣ごもり特需を獲得した大型TV向け半導体、スマートフォンなどに加え、リモートワーク・テレワークでノートパソコンなども飛ぶように売れ、一時期はテレワーク用のカメラやマイクなど付属品も飛ぶように売れた時期があった。

テレビなどもサイズがどうとかと言うよりも、いわゆるwifi通信機能付きのスマートテレビに人気が集中し、半導体を多数組み込むモデルが増えたのですよね。

そちらの方にフル稼働で供給が行き、車は生産絞って需要・供給は極端な表現かも知れませんが、ちょぼちょぼに。

そして移動手段として車が見直されて販売が持ち直すと、車向けの半導体の割り当てが…みたいなイメージです。

他の業界・業種でもすでに多くの半導体の使用があり自動車向けの遅延が慢性化していく流れでした。

そして、追い打ちをかけたと思われるのが、米中の貿易・経済摩擦、高密度集積回路(LSI)などを音響メーカーや自動車メーカーなど幅広い業種に向けて製造していた旭化成エレクトロニクス延岡工場と、主に自動車向けの半導体を扱っていたルネサスエレクトロニクス那珂工場の工場火災、米テキサス州の大寒波による災害・広範囲の停電によるサムソン電子など半導体企業の工場操業停止、新型コロナウイルス感染拡大によるベトナム、タイ、マレーシア、インドなどの下請け工場のロックダウンなどなど。

日本は緊急事態宣言と言えども比較的緩い規制だったりしますが、海外のロックダウンはマジもんです。

物流にも相当影響します。

移動規制や休業要請の強制力たるや日本の比ではなく、普通にサプライヤーの生産が止まります。

日本の工場でも、東南アジアのどこそこがロックダウンして部品来ないからウチも稼働止めます、みたいに連鎖的に操業をストップせざるを得なくなるケースもちょいちょいあって、納期に影響が出てますね。

長引く遅延に改善策はあるのか

比較的トヨタなんかは逐一納期の情報を上げている感じもしますが、2021年の5~6月までは1~2カ月程度ナビユニットの納品・装着が遅れる、とのアナウンスから、今では数カ月遅れます、とか結構幅が広がったりしていたりします。

さらにはETC2.0車載機やドラレコなども装着できないパターンも出てきており、まさかのカー用品店においても一部商品が品切れなんてことも。

2021年8月時点では通販ではまだ売っていたり、ディーラー単位で部品の在庫に差があるので、地域や販売店によってはそこまでオプションの遅延が出ないケースもあるとも聞きます。

中にはディーラーが正規の仕入れではなく、アマゾンを使ってETC車載機を買って取り急ぎ装着とかのケースもあるかもしれませんね。

単純にディーラーが最初に出そうなETC・ナビ・ドラレコなどのオプションを自社で予めストックしておくか、工場での完成車の報告を受けてからパーツの手配をするか、というスタンスの違いによる、みたいなケースもあったりします。

仕入れコストのかけ方や、こういう事態を見越しての用品の事前手配か、顧客の満足度がディーラー(又は店長の采配)によって変わるのを垣間見る部分でもあります。

今後は、各自動車メーカーやその周辺サプライヤーも含めて、半導体を日本国内生産へとシフトしていく流れもあります。

分業・分散化の中でリスクヘッジとして海外に分散していた半導体や部品の生産を、コロナ渦では意外と平常運転な日本での生産へと切り替えるのも理に適っているのかもしれません。

国的にも半導体や電池の国内生産拡大に向けて集中投資を促進する方針とのことで、自動車メーカーに限らず今後日本での工業分野が盛り上がっていく可能性もあります。

正直、コロナのパンデミックが広がって1年半くらい経つので、今更って感じも無くもないですが、決して国としてもメーカーとしても無策という事でもなく、今後長期的には納期の改善は期待できそうです。

納車に用品間に合わない時は

車体が納車されてもしばらくナビキットが乗らず、ディーラーでケーブル一本渡されスマホ接続してナビ代わりに使ってね、となった時に、アンドロイドオートやアップルカープレイなど使い慣れない操作で事故などを起こさないように気を付けましょう。

ナビはなんとかスマホで代用するとしても、ETCなどについては無いと不便と言う人もいるでしょう。

ディーラーに固執せずにカー用品店や、通販で買ったものを町の自動車工場などで取り付けてもらう、など代替策を検討しても良いかもしれません。

とは言う物の、新型ランドクルーザーのように、転売ヤーに投機目的・輸出転売目的でターゲットにされ需給を崩されるケースもままあり、販売の有り方や審査について問題がないわけではありません。

ランドクルーザーと言うブランドを守りつつ、人気車種でも適正な納期になると良いですね。

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

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販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

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逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

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過去の一発競りでの事例はコチラ


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