今TVが売れている？しかしポータブルだが

昔からの都市伝説のような「オリンピックの年はテレビが売れる」説。

電機メーカーの仕掛ける販売戦略の一つではあるのですが、1964年の東京オリンピックの時には戦後の復興を決定的にしつつも経済的に発展し、そしてカラーテレビの普及も手伝ってすごく売れたのでしょう。

家電メーカーはその時の栄光と成功体験を忘れられないから、というのと、「なんとなくそうかも」&「オリンピックだしテレビを買い換えるか！」という適度なきっかけとしてテレビ売れてくれたらいいな～という願いにも似たものも混じってるかもしれません。

さて、今年の（本当は去年の）東京オリンピックも本来であればお祭り騒ぎの大イベントの予定でしたが、国民感情としてはかなりの逆風で、消費税増税、コロナ禍の減給や賞与カット、自粛ムードに逆行するような、IOCと政府の対応の数々等、あまりオリンピックをポジティブにとらえられないなぁ、ってのがありそうです。

これだけ悪いイメージのついて回るオリンピックなんてのは歴史上最初で最後くらいの物なのかもしれませんが、なんと、一部でTVが売れているとの話を聞いたりしました。

しかし、売れているのはポータブルTV。

なぜ

なぜそこ？

大画面じゃないんかい？

4kで50インチで感動を見るのではないのかしら？

どうやら安くてポータブル、というのがトレンドのようであります。

あくまでパーソナルに使うというのが主目的でしょう。

そして、金銭的に余裕のない一人暮らしの方は、TVあっても良いけど高いのは無理、とか、部屋狭いからかさばらないやつとかもある。

そして、ハイヤーとかでもリアシート用に、ヘッドレストやフロントシートの後ろに茶々ッと装着できる簡易的な物を求めていたりするようです。

移動中にオリンピックの競技見たりに活用したり、オリンピック後に日本が滅んでなければニュースを流したり乗客の好みのチャンネルに変えてもらったりで活用も出来るのでしょう。

コンセントも、12Vのシガーソケットも、本体のバッテリーでの充電でも使えて1万円ちょっと、みたいなのが出回っていて、車のお出かけに活用したり、アウトドアで出先で使ったり、キッチンや寝室に持って行ったりと幅広く活用されておられるようです。

国産メーカーのしっかりとしたものは防水をウリにしているものが多く、お風呂での使用を想定してのパッケージングでしょうか。

充電の持ちも廉価な物よりかは長持ちするようで、価格帯は高くなります。

信頼のある国産性に関しては比較的年配の方などに向いているとか。壊れにくいし、頑丈だし、保証もしっかりしているし、なにより日本製(笑)

ディーラーなどでも走行中のナビ画面でTV見れるように出来ないのか？との問い合わせも東京オリンピック関係あるかどうかは分かりませんが、増えているようで、助手席やリアシートの乗員にテレビを見てもらって楽しんでもらいたいと思っている人が増えているのかな？

以前の記事でも紹介していましたが、ここ最近のモデルはナビと車両制御のシステムの統合が進んでおり、簡単にキャンセルできないモデルも増えていたりします。

新しめの輸入車　TVキャンセラーについて

車両の形式や年式が同じでも、ナビのバージョンなどが細かく違うケースもあり、専門のショップに任せるか、キットになっているものではレヴューや質問コーナーなどを利用して間違いのないように、確認するのが大事ですね。

例えばベンツではOBD2に差し込むだけの物もあれば、SDカードで直接ナビにソフトをインストールする物もあったりもするらしいし

BMWではOBD２に挿したユニットからさらにスマホとwifiやブルートゥースで接続し、各種コーディングも出来る、と言う物が通販でも出回り、アプリなどと合わせて利用するなどもあります。

国産ではTVキットはナビの方にコネクターを挟むタイプが多いかもしれません。

ヤリスクロスやレクサス各車などのディスプレーオーディオ搭載車用というのも出てきています。

各メーカーや車種ごとに適合の有無もあるので、心配な方はオートバックスなどのカーショップで確認されるのが良いかと思います。

TVキットがあまりお安くないことを考えると、やはり、ポータブルTV買っちゃったほうが早くない？となって、そこの人気が伸びているのかもしれません。

安全面を考えるとドライバーが走行中にナビを注視することは厳禁ですよ。

あくまで、家族や友人などの同乗者がサッカーやオリンピックなどのスポーツ中継など、リアルタイムで楽しむのと、 ロングドライブの行き帰りや、激しい渋滞などで退屈してしまう時を快適にやり過ごせるのに活用するなどで、行きましょう！

これから夏休みで、海外からガンガン人は来るのに、緊急事態宣言的には帰省するなという感じかもしれませんが、渋滞などを少しでも快適に過ごせることを、そして多くの方の健康と安全を祈っています。