LTA or LDA?新型ランクル300のセーフティセンスはどっちだい?

新型ランドクルーザー300に装着されるToyota Safety Sense=トヨタセーフティセンスは最新バージョンとは言いますが、一部の車線維持機能について、もしかしたらグレードが落ちるものが装着される可能性があるので、解説していきます。


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メカニズム的な理由もあり、一部の最新機能や制御をフルで採用できないと言う事情もあるようです。

追記:情報を頂戴しまして、ランドクルーザー300系のセーフティセンスの車線維持機能は、ZX/GR-SPORT/VXの電動操舵アクチュエータ付油圧パワーステアリング装着車にはLTA=レーントレーシングアシスト機能となり、AX/GXに関してはLDA=レーンディパーチャーアラートヨーアシスト機能付きとなっているようです。更に補足すると、LTAの機能にはLDAのヨーアシスト制御を含むようでして、総合的な車体制御を行うようです。

まず、自動ブレーキ・ACCのレベルは?

ランクル300のセーフティセンスの中の衝突被害軽減ブレーキ=プリクラッシュセーフティーの機能については、最新のクラウンのマイナーチェンジに準ずるものが装備される予定です。ミリ波レーダーとカメラにより、交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断する歩行者を検知対象としたほか、低速走行時に自車直前の歩行者や自転車運転者(サイクリスト検知)、車両を検知して加速を抑制する低速時加速抑制機能も付きます。

2眼カメラかセンサー角度が2パターンの範囲に照射

ちなみに、センサーやカメラについてもアップデートされ、短距離・長距離又は広角・狭角の2眼カメラ(ステレオカメラ)、または短距離・長距離のデュアルセンサーかもしれません。

アダプティブハイビームなどの効率的なLEDによる広範囲・長距離の照射により、夜間における動体検知精度が上がり、昼夜間の人検知の自動ブレーキも実際の道路レベルでの作動の安定性が増しているそうです。

ACC=アダプティブクルーズコントロールについてはトヨタ的にはレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)となっていて、停止保持まで可能、停止後に前の車が発進した時にはアクセルちょい踏みやスイッチでクルーズコントロールを再開するタイプで、ハンドル操作以外の一部自動追従運転的な感じで使用可能です。

ですが、最新のBMW3シリーズやスカイラインなどのハンズフリー操作まで許容する半自動運転的に使う事は出来ません。ハンドル操作は必要としています。

トヨタはそもそも手放しでの自動運転的な表現には非常に慎重で、ACCを高速道路以外での使用は控えるよう強めに案内するなど、メーカー全体で慎重姿勢です。

トヨタの強みとしては、T-コネクトに付随されるNAVI・AI-AVSやAI技術によって前方カーブの大きさを推定し、ステアリングの切り始めで速度抑制するものがあります。レクサスには多く採用されているカーブ速度抑制機能をレーダークルーズコントロールと連携するもので、トヨタブランド車としてはクラウンに続き2車目の採用となります。

クラウン12.3インチナビ Tコネクトイメージ

ナビ的には12.3インチのTコネクト系のナビでないと高度な制御は出来ないようです。

逆に、12.3インチのナビを付けることで、車両のエアコン操作やその他の制御やコネクト系の機能の活用などで出来ることも広がるとか。

クラウン12.3ナビ エアコンの設定もナビで出来たりもする

ランクル300の場合には、ZXやGR-スポーツなどの上位グレードに備わる4ゾーン・前後席・かつ左右独立調整可能なエアコン機能なども管理やコントロールしやすくなるかもしれません。

ナビ連動での制御や、コネクテッド機能の一部のヘルプコールなども備わります。

緊急時のドライバーによる回避操舵をきっかけに操舵をアシストする緊急時操舵回避支援機能についても採用されるようです。後述するハンドル操作のアシストのレベル的に難しいのではないかと思われますが電動操舵アクチューターを駆使して作動させるようです。

新型ランクル300の基本的なアダプティブクルーズコントロールの追従機能や、自動ブレーキシステムの自転車・夜間の歩行者の認識能力の高さなどは2021年のトヨタ車の中でも最高クラスの物が付くという感じです。

ついでに、と言うと語弊はありますが、道路標識アシスト(RSA)機能も付き、速度や進入禁止、一時停止などをアテンションしてくれます。

ハンドル操作のアシストは?

ランクル300には車線維持の機能については、VX、ZX、GR-Sportに 装着されます。

修正:ZX/GR-SPORT/VXの電動操舵アクチュエータ付油圧パワーステアリング装着車にはLTA=レーントレーシングアシスト機能となり、AX/GXに関してはLDA=レーンディパーチャーアラートヨーアシスト機能付きとなっているようです。

上記のグレードの電動操舵アクチュエータ付油圧パワーステアリング装着車に、レーンディパーチャーアラート[LDA](ヨーアシスト機能付)が装着されます。 LTA=レーントレーシングアシスト機能になります

少し回りくどい言い方でで分かり難いかもしれませんが・・・LTAでなくLDAでして、

修正:LTAとLDAの機能の違いについての参考にしてください。

トヨタの一般的な車線維持・ハンドル制御アシスト付きの車(クラウン・アルファード、ハリアーやヤリスクロスなどなど多くのトヨタ車)に備わるのはレーントレーシングアシスト[LTA]=車線の中央を走るようにステアリング操作をサポートしてくれる機能です。

それではなく、レーンディパーチャーアラート[LDA]車線はみ出し防止警告装置とでも言いましょうか、それにヨーアシスト機能付で車線維持機能が付く感じです。

LDAはあくまで車線逸脱回避のための一部のアシストとなります

ヨーアシスト/ヨーコントロールと言うのは、車体の傾きや向きが変わることに対してのアシストを行う機能を指し、往年のランサーエボリューションでもコーナリング戦闘マシンとして成り立たせるために採用していたようなもの、の応用です。

ヨーアシスト機能付き、となっているのは4輪各輪を個別で制御し、ブレーキを効かせることで車両の向きを変えようとするもので、曲げるのではなく、車線からはみ出さないようにタイヤの方に力をかけて戻すシステムです。ブレーキ誘導ステアリング機能とも言ったりするようです。

同様のトヨタのLDA+ヨーアシストによる車線維持機能については、ランドクルーザープラド、ハイラックス、そしてグランエースに採用されています。

ここまででお気付きであれば、素晴らしく広い車への見聞に感心しますが・・・まず、重量級の車種であり、そして油圧式のパワステ採用車、なんですよね。

重量級のラダーフレームを採用する本格SUVでは、電圧の問題をまだ解決できてないため、電動パワステを採用できず、ランクル300でも電動操舵アクチュエータ付油圧パワーステアリングと、一部電動でのアシストはあってもベースは油圧パワステなんですね。

プラドは可変流量パワーステアリングという油圧式、グランエースにはバリアブルフローコントロール付きの大容量ポンプ付きの油圧パワステ、ハイラックスも油圧パワステです。

レーントレーシングアシスト[LTA]は車線の維持や追従の制御を直接電動式のパワーステアリングに入力することでハンドルを電気の力でハンドルを動かします。なので、電動パワステ採用車ではハンドル制御の車線維持機能は広く普及したもの、ランクルでは採用できず、となっています。 修正・ZX/GR-SPORT/VXの電動操舵アクチュエータ付油圧パワーステアリング装着車にはLTA=レーントレーシングアシスト機能付きとなります。

LDAの注意点

レーンディパーチャーアラート[LDA]ヨーアシスト機能付きは、ハンドルでの制御と違い、作動する幅、コントロール可能な領域が狭く、積極的に車を曲げるのであれば、LTA=レーントレーシングアシストのよる電動パワステをグイグイ回して制御するよりも劣ります。

システムの過信は禁物であり、LTAよりも曲がらない、あくまで補助的なもの、くらいに思っておきましょう。

画像はプラド セーフティセンス検知イメージ

ヨーアシストによる車線維持機能にはその他にも若干の弊害があり、短時間とは言え前後左右個別にブレーキを掛けることで姿勢制御するので、ブレーキの減りが早くなったり、一部の車輪がタイヤ・ブレーキパッドが偏って早く減るという事も起こり得ます。長時間のブレーキで熱を持つと効きが悪くなったりしますが、そこまでならないように車両の方で安全装置がかかるので、過剰な心配は要りませんが、電動ハンドルアシストとは違ったデメリットが出る場合があるので気にかけておきましょう。

特に、ランクルのような重量級の車種だと、タイヤ・ブレーキパッド、ブレーキローターなどの維持費も高額になりがちなので、注意です。

まとめ

トヨタ最上級のSUVでありますが、機能的にはLTAに劣るLDAが採用される予定です。

修正:上位グレードのZX/GR-SPORT/VXの電動操舵アクチュエータ付油圧パワーステアリング装着車にはLTA=レーントレーシングアシスト機能が採用されます。

自動運転的な機能、トヨタだとアドバンストドライブなどの運転支援がランクルなどのヘビーデューティーでありながらラグジュアリーなSUVに採用されるには、油圧パワステではダメで、技術的なブレイクスルーが必要となりそうです。 修正:電動操舵アクチュエータ付油圧パワーステアリングが解決したもよう。

重量級の車種に対応した電動式のパワステであり、かつ過酷な使用環境下で高い耐久性と、各国現地で修理可能なシンプルな機構など、超えるべきハードルは多い。特にいろんな国でいろんな使い方に対応することや、各国の整備レベルなどによる複雑な機能を追加する事での弊害なども考えているようで、世界中で使用されることを想定するが故の悩みもあるようですね。

ただ、実際のところ、LDAにVX以上のグレードの備わる電動操舵アクチュエータによる油圧パワステ操作が加わり、LTAに準ずる性能を発揮する可能性もあります。

LDAにヨーアシストでの車線維持と言う情報は確度が高いものとは思いますが、今回のテクノロジー系の情報が的外れな可能性も無きにしも非ず。逆に緊急時操舵回避支援機能が採用されないという事もあり得るところです。ただ、この情報だけでランドクルーザーの購入を見送る方もいないだろうし、事前の情報としてスクープ的に公開しております。

新型ランクル300系はディーゼルもラインナップされ、長距離ドライブも快適なモデルなのは間違いありません。

機能面でも語り尽くせぬ細かな仕様などもきっとあるはず。

公式に情報が公開・カタログが出回るのを楽しみに待ちましょう。


追記:頂いた情報をもとに記事の内容の修正を行っております。正式なカタログ公開前ですので、公式発表に準じて再度修正・更新等行います。

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