アイドリング禁止/熱中症予防との矛盾点
地球温暖化防止の観点から、温室効果ガスを排出せず、環境負荷を減らすためにアイドリングストップが言われていたりします。
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しかし、地域や自治体などの市町村によっては、場所を問わずアイドリング禁止であったりします。
後は基本的には公道でのアイドリング状態はNGとされていて、商業施設やコンビニの駐車場などもアイドリングを禁止されていたりも。
では、夏の暑い時期に熱中症リスクがあってもどこまでアイドリングストップ守る必要が・・?と言うのには、個人的には人命は条例に優先するのが当たり前と言うのが前提。矛盾するかなぁ、と思う物の、実際のところは個別の事情や状況によるのかなとも思います。
熱中症とアイスト
熱中症リスクがあるのは屋内や屋外などだけでなく、密閉されていて炎天下にさらされる自動車の車内も同様なので。10分程度の駐車で50度を超える、という事もあるようで、目眩などの症状から一気に昏倒するリスクを孕んでいます。特に小さいお子さんは体温調整機能が弱いと言われているので、親御さんがしっかりとケアしてあげましょう。
涼しい室内に退避できればそれがベストですが、ここ最近のコロナ予防観点から密の回避のため、どうしても車内で待機せねばならない、と言うケースも増えているとも聞きます。子連れでのスーパーへの買い物、代表でパパが買い物に出て、ママとキッズが車内で待機とかの場合(家で待てよとの説もありますが住環境や事情もある場合も想定してね)など、駐車場管理者などに、エアコンの作動について確認することも必要かもしれません。
商業施設などの駐車場では近隣住民への騒音、排気ガスによる迷惑の防止の観点からもアイドリング状態で涼を取るのも憚られる時もあるので、夏の暑い日にはそれぞれが配慮して対策をしていく必要もあるので個別の事情や判断となるとは思います。
真夏日や猛暑日のような暑い日、というだけでなく、暑くなり始める5月くらいからのお出かけでは、出先でのスケジュールの柔軟性、事前の情報収集が重要にもなってきますので、渋滞情報・交通情報の確認はしっかりとしてから出発しましょう。
見落としがちな運転者の脱水
さて、運転中でエアコンを効かせていれば問題ないでしょう!と思いがちですが、意外とドライバーは熱中症・脱水症状リスクがあったりします。
エアコンで車内が乾燥しがちであったり、ハンドルや計器類に囲まれていて熱が籠りやすかったり姿勢が一定になりがちだったり、フロントとサイドのウィンドウからの熱など、ドライバーは脱水になりやすい。そして当たり前ですが、運転操作をしているため疲労も同乗者より溜まりやすく、もろもろリスクが高まりがちです。特に長距離ドライブの時にはご注意を。
無理のないドライブプランで休憩を意識して小まめにとり、脱水症状と熱中症リスクを下げるようにしましょう。運転に集中できなくなったときなど、熱中症のような症状になったら、無理せずに停車してリクライニングし、条例違反の可能性もありますがアイドリングのままエアコンを効かせて休みましょう。事故を起こすよりかはマシでしょう。もちろん、どこか涼を取れる施設で休むのと水分補給取るのがベストです。
同乗者がいない場合では、救急車を呼ぶなども真剣に考えましょう。
最近のクルマでは、SOSコールなどついているケースもあります。警察や救急につなぐサービスが多いので、いざと言う時は活用も検討しましょう。
車外からリモートでエアコンやサーキュレーションなどの操作ができる車種増えてきています。条例には注意を払いつつも適宜活用しましょう。熱中症リスクの緩和に夏場は活躍しそうです。
余りにも当たり前のことですが、車内への子供置き去りとかはNGです。短時間でも高リスクと言うか、命の危険が高い。そして、一部の車種では社外からキーロックをすると、車内から開けられなくなって閉じ込めが発生することもあります。夏の駐車には細心の注意を払いましょう。
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