シエンタとフリードで起こる新車と中古の逆転現象

ジワリとフリードが逆点

さて、2020年から2021年でシエンタとフリードの中古車を相場をチェックしていたところ、ある事実に気付いたのです。


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双方現行型の中古での相場がシエンタが下落、そしてフリードが高値安定と。

気になる新車販売台数の推移としては~

2019 シエンタ年間販売台数110,880
2019 フリード年間販売台数85,596
2019年はシエンタが圧倒
2020 シエンタ年間販売台数72,689
2020 フリード年間販売台数76,283
2020年フリードが僅差で逆転

それぞれ現行型にモデルチェンジしてからはシエンタが優勢で、フリードは後塵を拝することも多かったと聞きます。

トヨタ内のダウンサイジングの需要を積極的な値引きとの合わせ技でルーミーとシエンタで捉え、荷室の使い勝手やイザという時の7人乗りを強みに販売も健闘していたとも。

それぞれの特徴

デザイン的にえぐみがありつつ攻めた内外装のシエンタと、オーソドックスでシンプルクリーンな感じを狙ったフリード、のようなイメージです。

車の機能面では、サードシートの収納などでの使い勝手はシエンタ、追従式のクルコンなど走行安全性能ではフリード、のようなそれぞれのアドバンテージがあったりしたものです。

新車販売での逆転、中古相場でのフリード人気など、要因は様々あるとは思いますが、いくつかの視点で解説していきたいと思います。

インパクトの強さ

まず、シエンタのデザインはアクが強く、いくらトヨタの販売力をもってしても売り続けるには厳しいものがあるようです。当初はCMにタレントやスポーツ選手使ってたけど、続けられないキャスティングでした。

滝クリとハメス・ロドリゲスとか、やりすぎた感はありましたよね。

内装も当初は安い素材を凝ったデザインで誤魔化すという手法もウケたものの、時間と経過と供に本質的な安っぽさは許容できなくなるものです。

ステッチ風にインパネのシボ、当時は目新しかったものです。

ダッシュボードのステッチ風の装飾とか、時間の経過と供に見るに堪えない質感とも思えてくるとも聞きます。最初はいいと思ったけど、あれから数年、今はイマイチ・・・みたいな飽きが来るのが早いとも。

装備面でもセーフティセンス系の安全装備もなくもないけども、自動ブレーキ系は過渡期の物で性能は良くないし、クルーズコントロールはハイブリッドにしか設定ないし、前車追従系でもない、とのことで性能面でフリードに及ばない部分もある。

値引き額も大きいケースが多く、結果として中古車の価値を下げることに拍車をかけたとも。

シンプルで古典的・そして高機能

対してフリードは、質感はクラス相応かもしれませんが、それでもシンプルでクリーンな高級感を目指しており、飽きが来にくいというのがあります。

走行性能面でもホンダはホンダセンシングを軽自動車やコンパクトカーでも積極的に標準化しようとするなど、ガンバっているのが少しずつ報われて来ている感じです。

自動ブレーキや追従式のクルールコントロールなど車メーカー全体の安全装備の水準が上がり、シエンタは少し遅れた車になりつつある感じでしょうか。

古典的な高級感を目指していて、時間が経って評価された?

中古での人気・相場、新車ならどっちがオススメ?ホンダがトヨタを逆転した?詳細は以下の次ページ(2ペー目)でチェック!

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