タフトは変化球・ハスラーの直球に立ち向かえる?

スズキのハスラーに対抗するためか、違う道を行くのか。ダイハツから登場したタフト。

ハスラーはワゴンアールの広さ感にSUVテイストを加え、丸目のヘッドライトでファニーにそしてオシャレに仕立て、2世代目になっています。まさに王道の進化、直球勝負で先駆者であり勝者であります。

ダイハツも以前は変わり種としてネイキッドという、打ちっぱなしのコンクリートのような、剥き出し風の外装のSUVをラインナップをしていました。ボルトを露出したようなワイルドな外観のコンセプトは面白く、一定の人気を得ましたが、やはりどこかニッチでどちらかというと変化球寄りでした。ネイキッドを2代目とか続けていれば逆に時代の方が追い付いて流行って丁度良かったのでは?と思いますが、どうなんでしょう。

そして2020年に登場したタフトは、ネイキッドの再来か、と思う人も多かったように思います。

かなりの変化球を初球からブチかましており、まず、スカイフィールトップというガラスルーフの標準装備という暴挙に出ています。下手すれば暴投も良いところ。

過去にガラスルーフの車たちはことごとくヒットせず、でも敢えてそこか・・と思ったりします。元祖はポルシェのタルガトップでしょうか。一般車で大き目の固定ガラスルーフでそれなりにヒットしたのはプジョー307SWとか?惨敗したのは初期型ラフェスタとかエクシーガとか・・ダイハツもそれ単体ではヒットにはつながらないのはわかっていたはずでしょう。

でもまぁ、SUVにガラスルーフってのは意外となかったりするものです。オフローダーにガラスルーフはメリットがなく、採用する車種は皆無。重心上がるし、重量増もあって軽のSUVには不要では?と、やはり狭いストライクゾーンを狙っています。

スカイルーフに関しては、狙いとしてはインスタ映えというのが透けて見える部分もありますが、コロナの流行の中でも実は有用なのかとも思います。

現状外食がリスクと言われている中では、テイクアウトやドライブスルーなどが注目を集めております。そういうクルマと食事の付き合い方の中では、ガラスルーフのように見た目に解放感のある車が車内での過ごし方にフォーカスしたクルマとして評価されても良いかと思います。特に、桜の時期の花見、夏の天体観測、秋の紅葉シーズンなどでドライブに出かけた際にも、車内から空や景色を眺めるというのも外界と距離を置くという面でメリットもありそうだな、と。例えば高級弁当のテイクアウトなどを車内で楽しむ、というのもガラスルーフにより、もっと贅沢な体験となり得るなと感じます。惜しむらくはシートバックテーブルなどのピクニックテーブルあればベストだったかな。

ニッチな装備を前面に、というだけでなく、内装でもかなりマニアックなつくりと割り切りをしております。

注目ポイントとしては、アクセントカラーの効いたフロント周り。

素材の質感は高くありませんが、派手なパネルで目をくらまし、アウトドアギア的なテイストを演出しています。

シートにもオレンジのステッチを入れ、シートの模様もデジタルカモフラージュ柄とかなのかな?かなり個性的で、アグレッシブな感じで、個人的には好き。

さらなる割り切りには、リアシート周りをこれでもか、と質感を下げコストカットをしていたりします。

シートの色味もカモフラと組み合わせるベースカラーがニュートラルで印象に残りにくいグレー系で、締まりがない。

でもこれは敢えてのカラーだそうで、一番汚れが目立たない地味なグレーをえらんでいるとかなんとか。

リアドアの内装のパネルもかなり低レベルな仕上げで、ものすごい割り切り感を感じ、軽の商用車の最低グレードかな?と思う方もいるかもしれません。

ただ、水平基調で直線的なデザインはシンプルで悪くはありません。上質ではなくとも、ギアとして使い倒すことを考えると、いい意味で振り切れているようにも思います。

荷室は広くなく、シートバックもハード樹脂系のパーツで高級感はない。しかし、頑丈そうなので実用性は高そう。ガシガシアウトドアギアを突っ込める、みたいな感じです。初期のエクストレイル・タフギア、みたいなコンセプトです。

実用面では荷室の奥行きがないものの、ボードの下、バンパーの裏に収納スペースがあり、車中泊用のシュラフ・寝袋や小型のチェアなどを忍ばせておくことはできそうです。

乗車に関して実用的なのはフロントの2席、リアシートはとりあえず座れるだけ、どちらかというと荷室にアレンジする前提でのつくりと言った割り切りを潔いと見れる人向きの物です。

リヤシートバックを前に倒せば、隙間のないフラットなスペースが現れます。ただ、その状態では車中泊には少し奥行きが足りないかもしれない。運転席と助手席のヘッドレストを取って思いっきり倒してスライド位置を調整すれば、多少の凸凹があるけど車中泊モードに出来なくもありません。結構アレンジが手間かもしれませんので、実車で確認を。

個人的なデザインの見どころとして色気を感じるのは、リアのタイヤを後ろから眺めた時。

リアタイヤの露出具合が素敵だなと。バンパーレスくらいにしてほしいけど、保安基準とメーカーの基準的にダメなのかな。

けっこうノーマルでもバンパーを取っ払った感じでタイヤが見えているのが、イイ。きっとリフトアップするともっとカッコいい。

リアのオーバーハングも切り詰め、ワイルドな感じでカッコイイと思います。

ボディカラーは多彩にラインナップされ、ポップなカラー・・と思ったら全体にくすみカラーが多い感じです。すこし、斜に構えたオシャレさと言うか、やはり直球ではないのかな(笑)カラフルだけど色味が渋いチョイスで、人気色もあまり定まっていないようで、白とか黒とかが人気という訳ではないようです。

気になる価格は廉価なFFのNAで150万くらい~となっていて、ターボは170万円くらい。

FFと4WDの差額は13万円くらい。

おおよその価格帯としては、ハスラーも似たようなもの。金額的にもやや贅沢な軽自動車の分類でしょう。乗り出しやナビなどを加味すると200万する軽、のイメージです。

燃費性能はカタログでは20~25㎞/Lで、NA、ターボの差はほぼないようです。

街乗りでは15前後~となっていて、あまり燃費が良いクルマという印象ではないかも。

走りや装備の面では、ACC=アダプティブクルーズコントロール付きのターボがメインで良いのではないか、と思います。車線の中央付近を安定して走行するよう、ハンドル操作をアシストする機能も、ターボなら標準です。

ターボ車に採用されるCVTの方がリニアリティに富んだ変速や速度制御を見せます。走りの面でもハンドリングの面、コーナーでの立ち上がりの路面への力のかかり具合など、乗り味もターボが良いかなと思います。

値引きはそこそこ許容するようで、20万円前後はサクッと引くこともあるみたい。

登録済み未使用車なども3~4月くらいに増えているので、新古車、中古車と合わせて検討してみても良いでしょう。

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