ジクサーはGooseの再来と思う人、いません?

スズキが時々ブチかます、味のあるバイクのスマッシュヒット。


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ジクサーシリーズは安価な150㏄と250㏄のラインナップを構成しています。

売りが安い、ってのがまずインパクトありますが、現代的にそこそこスポーティなバイクとしての性能はもちろん担保されています。

ジクサー250は26馬力で、フロント110幅、リア150幅の17インチで結構スポーティな設定。

デザインの見どころとしてはナンバーステーとか、イタリアンストリートファイターっぽくて良いですよね。タンクとステップ周りのサイドカバーのマッチョさも中々の造形美です。

ジクサー150は16馬力で、フロント100幅、リアが140幅の17インチで軽快感を狙っています。

単気筒でもスポーティに走る車体とか・・・アレ?その昔スズキにGoose(グース)ってなかったっけ?と思いだしたりする人もいるかもしれませんね。

グースは250㏄と350㏄の二本立てで、シングルエンジンでありながら、足回りなどをスポーティなネイキッドに仕立てたマニアックなモデルでした。1991年登場でもう30年経つんですね。

独特のパイプフレームのラインの美しさ、跳ね気味に大き目の段差が付いたタンデムシート、そしてシートが薄くてお尻にダイレクトに振動が来るタイプのライダースシート・・・

GOOSE250 正立フォーク 華奢な車体 細いタイヤ でも実は30馬力!

グース250は30馬力でフロント100幅、リア130幅というナローなタイヤ幅の設定に、ハンドルはクリップオンタイプのセパハンで絞り気味で低く構えた感じで、フロントは正立フォークと言う、謎のシングルストリートファイター的でした。実は350よりも後に追加されたモデルで、人気はいま一つ。

GOOSE350 倒立フォーク 小型のオイルクーラー 車体は華奢でもタイヤは少しファットにスタイリッシュにに

グース350は倒立フォーク、4ポッドキャリパーを備え、33馬力を受け止め、フロント110幅、リアが140幅の17インチでコーナリングを楽しむセッティングとされていました。

シングルなのにかなりの高回転型で、スピードが出るというよりも軽い車体で振動もそれなりに大きくスピードを感じるには適度に刺激的なバイクでコアなファンがいたものです。

スズキは謎にマニアックなモデルを作り、グースもそれに当てはまり、中古バイク相場でも高い個体は50万円を超え、なぜか2021年時点の新型ジクサーよりか30年落ちのバイクの方が高いという逆転現象も起こっていないこともない。プレミアってやつです。

もちろん買うのならジクサー250の45万円、ジクサー150の35万円の二択でグースの中古は選択肢に上ってこないとは思います。

エンジンの始動性の信頼性、ストッピングパワーやコーナリングの安定感・安心感は現代のバイクであるジクサーはリーズナブルな中でも高次元にまとまっておりますので、エントリーモデルとしてオススメ。

大型バイクが体力的にきつくなったベテランにも、と言う考え方もあるかもしれませんが、そういう方にはメカニズムやドラマチックな見せ場のある性能は備えてないと思うので、物足りなさを感じることもあるので、すべての人にオススメという訳ではないとは思います。

ただ、こういう安くてちょっと変わった選択肢となりうるメインストリームでないスズキのバイクと言うのが、10年くらいするとなんだか恋しくなったりもするから不思議。

デザインで頑張っているところもあるので、一度現車を確認してみて、出来れば試乗して、250㏄のパラツインやその他のバイクとも比較検討してみると良いと思います。

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