CB400SBは100万超え、それでも支持される400㏄最強バイク

2021年時点で半世紀近い歴史に幕を下ろすか、とウワサもささやかれているホンダのCB400。


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2017年のマイナーチェンジを最後に、近年の排ガス規制強化と騒音規制への対応で継続販売が難しくなっていると言われていますね。

日本向けにローカナイズされた性能と信頼性の高いベーシックバイク。教習者やバイク便での採用も多く、これまで多くのライダーを育んできたスタンダードバイクの雄です。私も二輪の教習所でお世話になりました。

今回はCB400シリーズのインプレをブログでまとめていきます。

おなじみのスタイルですね。ここ最近はSB=SUPER BOL D’OR推しのようで、実際にけっこう売れているとか。

往年の“PROJECT BIG-1”コンセプトを継承するCB400 SUPER FOUR いわゆるスーフォアで884,400円、カラーリングによっては928,400円・・・

ツーリング適性を高めたカウル付きのCB400 SUPER BOL D’OR スーパーボルドールでは1,040,600円、カラーリングによっては1,084,600円となっていて、かなり高価なバイクであり、日本最高値の400㏄であるようですね。

ETCやグリップヒーターを備えていて装備充実とは言う物の、100万越えはすごいですね。ちなみにフロントのカウルはハンドルとは別体で、ハンドル切ってもカウルは動かないタイプの本格派のフェアリングと言っても良いでしょう。

そしてそんなバイクが年間2000台前後コンスタントに売れているというのがすごい。

エンジンは水冷の直列4気筒で400㏄、アクセルのレスポンスが良く、アクセルを空ぶかしした時の回転の上昇も鋭く、そして回転の収束も早くキレがあり、イイエンジンって感じがヒシヒシと伝わってきます。

HYPER VTEC Revoにより回転数に応じて吸排気がコントロールされるため、回転上げていった時の加速の高まりはドラマチックであり、Vtec的に言えばカムに乗ったとか、ターボ的に言えばブーストがかかったように速度を乗せるポテンシャルを持っています。

56馬力のパワーはある種大型二輪要らずとも言え、最高速は180㎞/hは余裕で出るようです。リミッターカットで200㎞/h程度は出るそうで、最高速だけなら排気系のカスタムを施しスプロケの変更などでもっと上を狙う事も出来るらしいですね。

国内での使用しか眼中にないためか、その性能を日本の高速道路で遺憾なく発揮するためか、100㎞/h巡行時の回転数はやや高めで、もう一速あればなぁ、と6速でもう一段蹴り上げる人も多いそうですね。幻の7速は無いようです。

ただまぁ、クセのない中回転までの出力特性や、耐久性の高さが支持されるポイント。バイク便のように毎日走り回っていてもガタが出にくいというのが評価されているとも聞きます。

クラス最強でありつつも、フレンドリーな扱いやすさで教習所の教習者としても人気です。ヘタクソな教習生が倒しても、クラッチを変につないでも壊れないというのはすごいことです。

一本橋やクランクでもアクセルのオンオフに素直に追従する扱いやすさは、公道でもバイクの挙動を把握しやすく、街乗りでもツーリングでもワインディングロードを楽しむ時にも走りやすいです。

そして、見た目もある種古いモデルへのオマージュを感じさせつつ、LEDヘッドライトを備えるなど現代的な信頼性と安全性もあります。

ライバルとされていたXJRやゼファーが400㏄クラスネイキッドから消えて、こういったスタイルのバイクが貴重になっているとも思います。

「CB400に乗る人は一生CB400乗り継ぐのよ」といっていた販売員の言葉を思い出します。

教習所出てすぐCB400を買うという方もいらっしゃるようで、支持が高いというのもうなずけます。シート高も755㎜くらいであまり高くなく、シートの形状もあって足つき性も良好、200㎏程度の車重も教習所の入所でとりあえず倒れたCBの引き起こしもしたことあるから何とかなるでしょう、という心理も働くようです。

見て良し、走って良し、スーパーボルドールであればツーリング適性も非常に高い、良いバイクです。

価格以外の難点があるとしたら、「大型バイク要らないかな?」と思わせてしまうかもしれないってこと(笑)

400㏄というのが免許制度と車検制度が日本独自の縛りみたいなもの、CBは高い車体価格とは言う物の満足度も高く、長く乗れる・・NC750シリーズと値段も馬力もあまり変わらず・・・悩ましいですね。逆に安くて味のある単車、って感じであれば新登場のGB350あたりは55万円と半額近い安さです。

大型二輪まで免許を取ってしまうと、また違った個性のバイクの選択肢が広がるので、敢えてのCB400を選ぶという事もなくなるようではありますが、400㏄までの排気量の選択肢の中で、価格は高いが多くのニーズを満たせる最強のバイクの一つである思います。

大型免許までは取らないけども・・という方、改めて試乗してみても良いかもしれません。個人的にはスーパーボルドールが好きです。

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