10.5インチモバイルモニターを車内WiFi・ファイアTVスティックと組み合わせて使うレビュー
車内エンタメを安価にテザリングで可能になったいい時代、モバイルモニターも安くなったし
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10.5インチのモバイルモニター
今回レビューするのは10.5インチのモバイルモニターにアマゾンのFireTVスティック、そしてwifi(車内WiFiやテザリング、モバイルルーターなど)の組み合わせで車内エンタメがどこまでグレードアップできるのか、実機を使ってレビューしていきます。

以前は14インチのモバイルモニターを車内利用するのを解説していたのですが、もう少し小さいモニターサイズでの活用事例も紹介していきます。
10000円台〜15000円くらいで選べる10インチ前後のモニターも増えていますので、活用しがいがあるってもんです。

付属品もモニタースタンドなどもあって使い勝手もまあまあ。

USB-Cのうち一つは給電出力も備わる
車内Wi-Fiやスマホテザリング・モバイルルーターなどの通信環境も(費用・通信容量含めて)利用しやすくなってきているし、ファイアTVスティックは5000円前後~、USB-Cケーブルや接続コネクタなど数千円のショートパーツを組み合わせても2万円程度でセットアップ可能。

ナビでの動画視聴・AIBOXなどよりも安価にセットアップできるかもしれないですね。


Vision OWL 10.5インチMM
10.5インチのモバイルモニターは安価です。14インチでもけっこう実勢価格は安いので、大差ないものの10000円台で10.5インチ〜14インチのモニターはけっこう選べたりします。


車格や前後シート間の距離によっては14インチだとヘッドレストに装着すると圧迫感があるくらい大きいと感じることもあるでしょう。助手席前やフロントのドリンクホルダー・センターコンソールやインパネ周辺に14インチを置くのは大き過ぎるということもあります。

10.5インチモニターは手頃な大きさで14インチよりも一回り小さく、重量も軽いため(約250g)、設置の自由度が高いのが強みです。(14インチは500g程度のイメージ)
14インチは価格の割に大きな液晶サイズがメリットで迫力のある映像が楽しめます。10.5インチでも十分に大きいので、いろいろ比較してもいいかも。
ファイアーTVスティックとの接続はケーブル一本で行けそう
ヴィジョンオウル製の10.5インチモバイルモニターは、車のUSB-C給電で稼働します。

車種によっては電圧が低い可能性もあったりしますので、画面の輝度を暗めにしたり、12VシガーソケットからUSBで電圧・アンペアを高めに出力変換してアンペア不足にならないようにするような工夫も必要かもしれません。

USBやMINI-HDMIの差込口周りの配線をポータブルモニター裏に回す接続コネクタなどを組み合わせることである程度はスッキリした配線の取り回しも可能。モニターのUSBからファイアTVスティックへの給電も可能で、本体まではケーブル一本でモニター裏にて取り回しも完結できます。

iPadとはケーブル一本でミラーリングできる
この10.5インチのモニターは、一部の機器とであれば、ケーブル一本で電源を取りつつ、画面の共有も同時に可能です。
USB-C同士の接続とかで、i-Padやノートパソコン、ハイエンドのスマホなどであればディスプレイオルタネードモードなどで画面共有が可能です。

ただし、動画コンテンツなどは著作権上の関係で、2画面に表示できないなどもあります。(コピーガード的なもの)
Youtubeなどは画面共有できても、Amazonプライムビデオはダメだったり、AbemaはOKだったりと、アプリやコンテンツによって違うケースもあります。

車内にiPadなどを持ち込んで画面共有など、使い方の幅は結構あるかもしれませんね。
液晶モニターによって色味や輝度違うなど
今回実機でチェックした10.5インチのVision Owl(ヴィジョンオウル)製のポータブルモニターは、実勢価格では1.5万円しないものの、十分な輝度や鮮明さを備えています。
ただし、液晶サイズとドット数的に明るい環境下では画面表面が白っぽく反射して見え難いかも。液晶の輝度をかなり明るめに設定すれば見えやすくなるものの、車内のUSB給電では不安定になります。明るくすると液晶が点いたり消えたりといった事象も発生することもあります。輝度は50%以下、または30%以下に設定すると安定するようです。
日中の陽射しが強い時には画面表面の反射・照り返しで画面が見難くなるなどもあるため、ある程度輝度を上げた方が見やすくもある。その辺は設置場所や見る角度などで工夫が必要かもしれません。

色味も液晶メーカーにより発色の基本形が違ったりして、やや黄味掛かっていると感じるかも?あくまで14インチのモニターと同時に見比べたらってところで気になるかは人次第でしょう。
ビジョンオウルの10.5インチは液晶裏の上部の両端には鉄の部分が多いのか、磁石にかなり反応します。磁気帯びているわけではなく、別のマグネットホルダー系には反応する感じで、助手席前にセットするときにマグネットホルダー系で工夫してセットするというのも車種によっては可能かもしれません。MagSafe対応のエアコンホルダー・ダッシュボードホルダー系のものとの相性も良いかもしれませんね。

耐久性に関しては年単位での検証をしていないのでなんとも言えませんが、真夏の車内でも液晶が黒ずんだりもしないし、内蔵バッテリーもないため車内に常設していても膨張や爆発・火災などは起こりにくいアイテムですので、安心感はありますね。
14インチとどっちが良い?
10.5インチのビジョンオウル、14インチのマジックレイブンと2サイズの比較をしてみると、実勢価格は大差なく(1000〜3000円差)、あとはお好みでのチョイスとなりそうです。
10.5インチモニターのメリット
- 軽い
- 手頃な大きさ設置場所など自由度が高い
デメリット
- 画質・鮮やかさやサイズでは14インチに劣る
- 価格的に14インチとあまり差がない
14インチモニターのメリット
- 鮮やかで映える液晶サイズなのに高くない
- ヘッドレストに装着して2列目・3列目でもバッチリ見える
デメリット
- デカいので車格やシートの前後距離などによってはかなり近く感じる
- 存在感大きく車内では圧迫感あるかも?
どちらにせよ、ポータブルモニターとしての基本性能は高く、PCと接続してサブモニターにしたり、ゲーム機と繋いでゲーミングモニターにするなどの汎用性もあります。知人はロングドライブの時には助手席前やリアシート用にセットしつつ、普段はPC・ゲーム用のモニター代わりに使うなどしている人もいますね。
14インチでMagicRaven(マジックレイブン)製のものもオススメです。
お盆や夏休み、年末年始などのロングドライブのお供にも重宝しますし、10.5インチでも14インチでも純正フリップダウンよりかかなり安くセットアップできますので検討の価値があると思います。

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